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中学受験にオススメの旅行 いつまでに行く?旅行中も勉強する?

中学受験

私自身も中学受験経験者ですが、本当に小さいころから北は北海道、南は福岡まで(沖縄ではないw)色んなところへ連れて行ってもらいました。
私の両親は中学受験のために連れて行ってくれていたというよりは、ただ幅広い経験をさせるために様々な場所へ旅行へ行っていたように思います。一部、親自身が楽しみたかっただけ説というのも大いにありますが!
こうした旅行の経験はもちろん受験にも役に立ちました。
小さい頃に行って忘れてしまったところもたくさんありますが、両親と振り返りながら「ここは行ったね」とか「アレ買ってきたね」とか、地理や歴史の分野では知識が他の子よりも多かったんじゃないかなと思うことはちょこちょこありました。

さて当たり前ですが、中学受験のために旅行というよりは、家族旅行が中学受験に役立ったらいいなというご家庭の方が圧倒的だと思います。
今年の夏休み遊びに行く場所の近くに、なんか勉強に役立ちそうなスポットがあったらいいなとか、京都へ遊びに行くならどこは抑えておいた方がいいんだろう?とか。
また、旅行=遊びと捉えることで何年生までにこういった経験は終わらせておいた方がいいのか、はたまた旅行中ですら勉強した方がいいのか!?
色々悩みは尽きませんが、中学受験に役立つ家族旅行のコツを紹介します。

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中学受験のための旅行でおすすめはどこ?

受験に役立つ旅行先は様々ありますが、主には歴史と地理、つまり社会科関係で威力を発揮します。
で、一体どこを見て回ればいいのよ・・・と。
多すぎて分からなくなっちゃうんですよね。

なので「中学受験のための旅行」にはしない方がいいかと思います。
受験なんてまだ分けわからんな下の子もいるでしょうし、受験終わったのにこんな場所行くんかい!みたいな上の子がいる場合だってあります。
なので「家族旅行で行った場所がうっかり中学受験で役に立った!」ぐらいで十分なんです。
もちろん親の側としてはそれを狙っていくのでウッカリではなく、バッチリであってほしいのは山々ですがw
子供からしてみると問題を解いていて「あ、ここ行った!」とか「なんか歴史が好きになったかも~」みたいな入口になるだけでも効果あり!と喜ばなければもったいないです。
なので親としては狙って行くけれど、子供に「勉強のために行くよ」とは言わない方が良いかと思います。

では具体的にはどこ辺りがおすすめなのか?というと、それは社会科の教科書や教本を開いてみるのが手っ取り早いです。
例えばですが、行くことが多い京都。
言わずもがな平安時代から続く街並み、外しちゃいけないのは宇治の平等院鳳凰堂や金閣銀閣。
このあたりは歴史とも密接に関わってくるところなのでぜひ実際にどんな建物なのか見せてあげたいですよね。
また、地理分野では例えば沖縄ならサトウキビ、コメ作りなら新潟・山形・秋田あたりは農業で絶対に絡んでくるところです。
さらには伝統工芸品なんかは全国に色々あるので、行った先で伝統工芸品の体験があったら絶対にやらせてあげて、記憶に残ってほしいものです。
記憶に残りやすいと言えば青森のねぶたや仙台の七夕、京都の祇園祭など、各地の伝統的なお祭りはこどもにはとても魅力的な上に、受験の問題としても絡んでくることがあります。
そう考えていくと、受験のためにどこ行こうかなではなく、どこに行くならコレは外せないなという方向に思考が変わっていきますよね。

なのでまずは今年の旅行先を決めたら、そこに関する社会科の知識を親が勉強するところから開始です。
あるいはまだ全然行先決まってないという場合には、お子さんが行ってみたい・見てみたい物がある場所を選んでもいいかもしれません。
小学生とかだと金印(漢委奴国王と書かれている有名なアレ)を見てみたい!とか言うかもしれません。アレ、小学生にはインパクトありますから・・・w
だったら北九州へGO!ついでに名産品の辛子明太子お土産に買ってこよう、あと太宰府天満宮にも行って梅の木見せるか・・・ってな感じです。

とはいえ私も様々な場所へ旅行へ行ってみてですが、子供ながらに印象深かった旅行先などもあるので、47都道府県別に紹介したいと思います。

北海道:釧路湿原・函館
青森:三内丸山遺跡・ねぶた・白神山地
秋田:男鹿半島・八郎潟
岩手:奥州平泉金色堂
山形:さくらんぼ
宮城:仙台・伊達正宗
福島:会津若松エリア・竿灯祭り
栃木:日光周辺
群馬:富岡製糸場
茨城:霞ヶ浦・納豆
~首都圏付近はごちゃごちゃするのですっ飛ばします~
新潟:糸魚川・フォッサマグナ
長野:善光寺
山梨:果物狩り
静岡:登呂遺跡
愛知:犬山城
岐阜:白川郷
富山:黒部ダム
石川:輪島塗・兼六園他加賀の街並み
福井:福井県立恐竜博物館
滋賀:琵琶湖
三重:伊勢神宮

奈良:唐招提寺・南大門・金剛力士像
京都:平等院鳳凰堂・金閣・銀閣・他京都の文化多数
大阪:四天王寺
和歌山:熊野古道
兵庫:瀬戸大橋
鳥取:鳥取砂丘
岡山:倉敷
広島:原爆ドーム・呉・厳島神社
島根:隠岐・出雲大社・宍道湖のシジミ
山口:関門海峡・秋芳洞
香川:満濃池・金毘羅宮
徳島:うず潮・阿波踊り
愛媛:今治(タオル)・しまなみ海道
福岡:金印・太宰府天満宮
大分:別府温泉
佐賀:有田焼・名護屋城跡
長崎:原爆資料館・大浦天主堂・グラバー園
熊本:熊本城・阿蘇山
宮崎:岬馬
鹿児島:桜島・屋久杉・種子島
沖縄:首里城・戦争関連他

中学受験までに行ったところもありますし、中高大、大人になってから行ったところもあります。
確かにレジャー施設楽しかった!って言うのもあるんですが、そうではない史跡や名産品などで巡るのとなかなか渋くなることもあります(「お寺ばっかり~」とか)。
小学生、特に低学年ぐらいだと詳しい説明はさておき絶景や珍しい物に興味を示しますので、例えば沖縄の海、屋久杉の大きさ、鳥取砂丘の砂など、説明なしでも「わあぁ!すごいいい!!」ってなる場所を小さい頃はチョイスしてあげる方がいいかもしれません。

中学受験だから旅行はいつまでにしておいた方がいい?

問題はこれらの旅行をいつまでに終わらせておくべきかということです。
終わらせておくなんて義務感満載で申し訳ないですが、でも親からしてみるとそうですよね。
体験はさせたいけど小学校六年生の夏休みなんて夏期講習たっぷりでそれどころじゃない。
そうでなくとも受験生に遊ぶ暇など与えてよい物か?と。
塾の先生だって「6年生の夏休みは遊んでる暇ないぞ!」って言ってるし・・・確かにそうかもなんて思っちゃったりして。

多くの家庭では6年生の夏休みは夏期講習がたくさんあるので旅行に行かなかったところが多いようです。
冬休みは受験シーズン直前なので言わずもがなNG、つまり行ってもゴールデンウィークぐらいまで。
しかしトップ校に合格している人の中には6年生の夏休みには毎年恒例のグアムに旅行に行ってましたという猛者もいます。
これはどういうことか?
正直旅行に行くのをいつまでにするかは判断するのは、本人と家庭の方針両方次第です。

まず本人が「行きたい!」と望むのであれば、行ける状態かどうかを判断させることです。
本人が行きたがってもいない旅行にわざわざ引っ張って行ってもあんまり意味ないですからね。
勉強しに旅行に行くのではなく、(変な言い方ですが)旅行しに旅行に行くけど、行きたいかどうか?これがポイントです。
そのうえで、自分がすべきこと、自分の意思、そして勉強と遊びのメリハリ+目標へ向かっての道のりなど、自分の現状把握と決断能力が必要です。
小学生にそんなもの必要あるか?と思われるかもしれませんが、中学受験には実はこの自己マネジメントって案外必要なスキルなんですよね。
自分を律して頑張れる子は、どこかでちゃんと休息をとっているものです。
それを旅行に当てはめてみて、可否を判断するところにも一つ力が必要になってきます。

もう一つはご家庭の方針。
手前味噌で恐縮ですが、私の家庭では6年生の夏休みには2泊3日の家族旅行に行っていました。
もちろん夏期講習の合間の間隙を縫ってのことなので、そんなに遠出ではなかったのを記憶しています。しかし行ったのは事実です。
なぜか?私の両親の言をそのままに表現すると『夏休みの1日、2日勉強しなかったからと言って落ちるんならどんだけ勉強しても落ちるから大丈夫だ』。
今思えばヒドイ言い方ですが、妙に納得した覚えがありますw

あくまでこれは私の両親の考え方なのでこれが正しいというわけではありません
しかし、ずーっと勉強しっぱなしで息つく暇もないのは大人でも大変なのにお子さんはまだ小学生です。
メリハリ付けるという意味で1日2日の旅行に行くのは別に悪い事ではないと考えている親御さんは案外多くです

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一方で「1日でも2日でも多く勉強しておくべき!」という考えのご家庭も少なくありません
どちらも正解なので、どちらが正しいというわけでもない。
そのため最後に決めるのは家庭の方針、というわけなんです。
塾の方は講習を受けてもらえればその分お子さんに伸びてもらえるし、お金も入ってくるから、「遊んでいる暇はない勉強を」と言います。それは塾の側としては当たり前のこと。

そのため、お子さんの気質、張り詰め具合、あるいは家庭の財布の状況、夏期講習の日程など、様々なファクターを親は考えなければなりません。
そのうえで「6年生の夏休みだけど少しはね伸ばしに行こう」となるのか、あるいは「少しでも偏差値をあげるように頑張ろう」となるのか。
状況をよくよく考えた上での判断であれば、どちらも正解なのでまずはご夫婦の間で、そしてお子さんも交えてよく話し合いをしてみてくださいね。

中学受験だから旅行中にも勉強した方がいいの?

もう一つ考えたくなるのが、旅行中も勉強した方がいいのかという問題。
移動中の時間もったいないから副読本や暗記用の参考書を買っておいた方がいいのかしら?と、親御さんは考えてしまいますよね。
それ、めっちゃわかります。
・・・が!実はそれ逆効果なんでちょっとストップ!

まず、何のための旅行なのかはっきりさせましょう。
勉強のための旅行だとしたらそれは勉強合宿で事足ります。
別に史跡とか見て回らないで、夏は高原の涼しいホテルにでも泊まって缶詰で勉強してりゃいいんですよ。
そうじゃなくって日ごろ頑張ってるご褒美に羽の伸ばしたり、歴史や地理に興味を持ってもらうためにお城やお祭りを見たりしに行くんですよね?

だったら移動中ははね伸ばしたり、普段は出来ないような勉強をしましょうよ!ってことなんです。
まず一番のおすすめが、地図帳を持って行って移動中自分がどこにいるのか?何が見えているのかを確認しながら旅行をするというものです。
例えば、東京⇒京都と東海道新幹線に乗ると神奈川・静岡・愛知・三重・滋賀と5県も通って京都まで行くんです。
この間、浜名湖が見えたり四日市の近くを通ったり、名古屋だって通りますし、実は戦国時代の有名な桶狭間の近くも通ってたりもするんですよ(実は冬場、大雪が降ってよく止まる場所でもあります)。
そんな感じに、地図を見ながら自分の位置、何が見えているのか、看板はどんなものが見えるのか、肌で感じながら移動する方が暗記モノをさせるよりずっと有意義だし効果があるように思えませんか?

強いてそういうのをやりたくない、興味がない子の場合には、本を読ませるのがおすすめです。
移動時間は車酔いで無理、待ち時間があるけど移動しないからもったいないという場合にもこれはオススメの方法です。
実は全ての教科のベースには国語の読解力が必要になっています。
それを自然と補ってくれるのが本です。
私も小学校低学年では貪るように本を読んでいましたが、受験勉強が始まってからはそんなに時間も無く・・・。
もし時間が取れるならば本を読む時間に当ててあげるのはどうでしょうか。
重松清、椰月美智子、森絵都など、中学受験ではメジャーな作家がいますので一刷旅のお供に持って行くといいかもしれません。

小学五年生 (文春文庫) [ 重松 清 ]

感想(37件)

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感想(1件)

クラスメイツ(全2巻セット) [ 森絵都 ]

感想(2件)

中学受験と旅育についてまとめ

●中学受験の教本を参考に、家族旅行に+αの形で受験勉強をブーストできるような史跡・名勝地・名産品・祭りなどに行ってみる、経験してみるのがおすすめ
●小学校6年生の夏休みに旅行に行くかどうかは本人の意思と家庭の方針で決めて大丈夫。塾の先生の言でふらふらとしないように、家族でよく話し合う
●旅行に行く間は旅行に行ってしかできないことをする。暗記モノなどの勉強はしないで結構!

こういった旅先で様々な経験をさせてあげることを旅育(たびいく)言います。
この旅育には教育的な価値がちゃんとあることが証明されています。
旅育とはなんぞ?ということでしたら

こちらの記事で紹介していますのでチェックしてみてください。
家族旅行とはただ単に遊びに行くのではなく、子供のために楽しみながら勉強の入り口きっかけを作ってあげることが十分に可能です。
お子さんも親も、楽しんで勉強に向き合えるような旅が出来るのが一番いいですね。
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