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旅育はいつから始めると効果がある?幼児や3歳とか意味ある?

子供の教育

旅育(たびいく)とは、旅を通して子供に様々な経験をさせてあげて、その成長を促すという趣旨の言葉です。
最近、流行っていますよね旅育。
でも子供って言ったって、生まれたてはもちろん長旅には連れだせっこないし、逆に高校生ぐらいになっちゃうと親との家族旅行なんて恥ずかしくて嫌という子も多いはず。
一体何歳ぐらいからやればいいのか、何歳ぐらいまでが目途なのか?
また、その効果とはどんなもんなのか!←これが一番重要!
記憶に残らないぐらい小さいころから旅に連れられてもそれは旅育として効果があるのかもちょっと疑問。
そんな旅育と年齢に関する疑問を紐解いていきます。

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旅育はいつから始めればいい?

旅育は○歳からという明確な決まりはないものの3歳ぐらいからがおすすめです。
言葉を話し始めるのは1歳前後ぐらいからですが、言語について理解してくるのは大体3歳ぐらいからと言われています。
基礎的な脳のシステムが出来て、それが完成するのが9歳ぐらい。
つまりその3~9歳の間に受けた刺激というのは、その後の勉強などにも原体験として生きてくるわけです。

3歳と言えば幼稚園入園の年齢ですね。
イヤイヤ期が落ち着いて来て、旅行にもようやくいける・・・か?!と言った年齢になっているんじゃないかというところ。
逆に9歳と言えば小学校の3,4年生あたり。
5年生ぐらいの勉強から抽象的になって分かりづらくなっていくので、その前までに脳に刺激をたっぷりと与えておいた方がいい!ってことなんですね。

また、小学校4,5年生からは中には中学受験を目指す親子もかなりいるんじゃないでしょうか。
そのために様々な経験をさせておきたい!という意味でも3~9歳はやっぱり重要な期間だということが分かります。
中学受験と旅育についてはまた別の記事で詳しく紹介していますのでチェックしてみてください。

旅育をする年齢について、どうしても効果の面から考えてしまいがちですが、意外と料金的な問題も見てみぬふりは出来ません。
実は海外旅行を考えるとなると、2歳未満であれば国際線は運賃無しでOK(座席無しが条件)なんです。
そのため、1席分安くすむうちに海外旅行を体験させてしまえ!!というのも一つの手。
一方国内線は?というと、3歳がラインとなっており、3歳未満なら座席無しで運賃無料となっています。
ちなみに小児、つまり大人の運賃の半額で済むのは3~11歳の間、小学校6年生以上になると大人一人分の運賃がかかることになります。

このような旅にかかる料金から考えても、幼稚園~小学校ぐらいまでが旅育の大きなチャンスと考えて間違いなさそう。
いつから始めよう?と悩んでいるのであれば、節目として3歳から始めてみてはいかがでしょうか。

旅育の効果ってどんなところに現れるの?

旅育に子供を連れていくとどんな効果があるのか?
効果があってこその旅育ですが、元々は効果目的で旅をしている家族ばかりではなかったと思うんです。
一昔前までは旅育なんて言葉は無かったので、恐らく「家族旅行に行く子供にはこんな風に育った!」⇒「そうか旅が影響を与えているんだ、旅育という風になずけよう」となったのだと思いますが(私の個人的妄想)。

で、その効果は一体どんなもんなのか!
少し古いですが2001年に日本旅行業協会が行った「親子の絆と旅行」アンケートというものがあります。
成人までに旅行に行った回数と子供の性格に関するアンケートがトップに出ていますが、要約すると成人前までに年に一回ぐらい家族旅行に行った人は我慢強い・思いやりがあって・協調性がある(傾向がある)という結果が出ています。
逆に年1回の旅行に行っていなかった子は我が強かったりキレやすかったり・・・という結果に。

これはいい事を聞いた!と思うとともに、「でもなんで?」って思いますよね。
諸説あるのでこれだというものではないのですが、旅をすることで三つの力がはぐくまれるからだとされています。

①自己肯定力
②コミュニケーション能力
③臨機応変に対応する力

①の自己肯定力は、旅行に行って帰ってくるという大変な工程を全てやり遂げることで得られる物です。
大人からしてみれば「あんたは付いて来て遊んでるだけ!」って思うかもしれないんですが、そうじゃないんですよ。
自分で荷物を持つ、朝だって起きて慣れないホテルの洗面所で歯磨きをしてって、子供からしてみたら大冒険なんです。
それを乗り越えて家路につく、自分やってやった!ちょっと成長したかも!って感じても不思議じゃありませんよね。

②のコミュニケーション能力は、旅先で出会う様々な人や物事と触れ合うことで成長するものです。
一昔前までは家にはおじいちゃんおばあちゃんがいたし、近所のおばちゃんだって顔見知り、でも家族じゃないという人がたくさんいました。
だから価値観の違う大人と触れ合う機会がそれなりにあったんですが、今は家はパパ・ママだけ、学校では先生、後は特に知っている大人はいないという子が非常に多いです。
そこで旅に連れ出すと、見知らぬ人と話す機会もあるかもしれませんし、電車で隣になったおばあちゃんから飴ちゃんをもらうかもしれないわけです(関西あるある)。
そういう経験がコミュニケーション能力にダイレクトに影響してくるのは当たり前と言えば当たり前ですね。

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③の臨機応変に対応する力ですが、旅にはトラブルがつきもの。
忘れ物をしてしまったり、バスに乗り遅れてしまったり・・・。
そういった時にどうやって乗り越えるのかというところで、子供だって慌てたり必死で考えるわけです。
また、困った事態をどうにか乗り切った時、①の自己肯定力にも良い影響を与えます。

旅行というのは、こういった能力をまとめて伸ばせるような濃密な経験をすることができるものすごいファクターなんです。
特別に「アクシデントをわざと起こしたふりをして子供の能力を伸ばそうか・・・」なんてことはしなくても、十分に彼らは刺激を吸収して成長していきます。

一方で旅育は親の方にも実は良い影響があります。
それは仕事から解放されて非日常を楽しむことでストレス発散になるという点と、気が付いていなかった子供の一面を垣間見られるという点です。
仕事にイライラ、兄弟が喧嘩して怒って、明日のお弁当のおかず何にしよう?なんてことを考えずに、お母さんだって思いっきり遊びに行く方がいいんです。
ストレス発散することで家族の仲も良くなって、日ごろも少し気が楽になったら万々歳じゃないですか。

また、自分の子どもとはいえ実は知らない面もたくさんあります。
小学校ではどんな子なのか、見たことないですもんね(参観日に見ているお子さんは多分背中でお母さんを感じているので、いつもとは違うはずです)。
それと同じように、旅行中の子どもはやっぱり家にいるのとは違う顔をしています。
そういう知らなかった一面を見つけて、良いところならそれをもっと伸ばしてあげるのもいいかもしれません。
つまり子供だけでなく、親だって旅育は楽しんでもいいんです!

旅育を幼児や3歳からやることに意味はある?

子供を家族旅行に連れていくのには十分にいい影響が見込めることは分かってきましたが、でもそれって記憶があればの話でしょ?って思いますよね。
私の両親は旅育という言葉が生まれる遥か昔から、私たち姉妹を毎年色々な場所へと旅行で連れて行ってくれました。
が、やっぱり覚えていないところはたくさんあります。
先ほど3歳ぐらいからが旅育にオススメだと言いましたが、じゃあ幼稚園ぐらいなら覚えているか?と言われると実はあんまり覚えていません。
幼稚園どころか小学校低学年もやっぱり全てを記憶しているわけではないんです。

え、覚えてないんじゃ意味なくない?!
その気持ちよくわかります・・・というか私は両親たちから「あんなに色々連れて行ってあげたのに~!」って恩着せがましく(笑)言われていたので、言われる子供の気持ちの方も分かります・・・w
しかし本当にそれは意味がない事なのか?

実は家族旅行自体が記憶に残っていなかったとしても、子供が成長してから社会性という面で彼らの行動やものの考え方捉え方に影響を与えるという風に言われています
これはその時の経験が原体験として影響しているからとされていますが、私はもう一つ影響を与えている物があると個人的には感じています。
それは旅行のお土産や写真などの形が残るものがあって、さらにそれを後から見て子供が覚えていなかったとしても親が「あんなことしたね」「こんなことびっくりだったね」って話をしてあげることで、覚えていないのに旅行を追体験しているからではないかな?と思うのです。
確かに覚えていないんです、でも両親ははっきりと覚えていてそれを私に教えてくれる。
決して旅行の記憶が蘇るわけじゃないんですが、なんとなく自分が経験したことをなぞってくれているような気がして、「そっか、私は小学校の時ここに行ったんだ」とどこか懐かしい気持ちになったりもしました。

なので覚えていなくても決して意味がない事じゃないんだと思います。
そしてできれば旅行のことを覚えていなかったとしても、責めないであげてください。
もし覚えていなかったとしたら、大きくなってからもう一度行けるように計画を立ててみたりするのもおすすめです。

旅育とは?まとめ

●旅育に適した年齢は3~9歳の期間。3歳から旅育デビューがおすすめ
●さまざまな経験をすることで社会性を身に着けることが出来る
●旅育はこどもが楽しむだけではなく、親も日ごろのストレスから解放されて楽しんで、家族のコミュニケーションを取るのにはとてもいい機会になる
●幼児期の旅行は記憶に残らない事が多いが、経験で得た刺激はその後の人格形成に影響を与えることもある
●また、覚えていなかったとしても写真や形が残るお土産などがあれば、親が家族旅行の思い出を話してあげるのは可能なのでやってあげてほしい

・・・と長々と話をしてきましたが、実はこんな小難しい話をしなくても、「かわいい子には旅をさせよ」の一言で終わるんです・・・元も子もないですが!
それにしても昔の人は良くわかっていたんだなぁと感心するばかりですねトホホ。

ちなみに旅育の経験は人格形成にはもちろん、勉強面でも役に立ってきます。
例えば歴史を知るためにお城を見て回ったり、名産品を知るために伝統工芸の体験をしてみたりと、旅育で得た経験値が中学受験に生かされることも多々あります。
旅育もとい家族旅行と中学受験の関係についてさらに詳しく知りたい場合には次の記事をチェックしてみてくださいね!

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