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中学受験のきっかけや動機付けはどうする?説明を子供にするコツ

中学受験

中学受験をさせたいような気持でいる親の心、子知らず。
お友達が中学受験をするから僕も私もやりたい、そう言ってくれるならそれでもいいんだけどそんな友達もいない。
かと言って無理やり塾に通わせ始めて「勉強嫌」って言われたら元も子もない・・・。
どうやってきっかけを与えればいいのか、動機付けをしてその気持ちをどうやって高めていけばいいのかも良くわからない。
さらには中学受験がどういうものか、どんなメリットデメリットがあるのかを何から説明したらいいのかも、自分が経験していないとイマイチ良くわからないですよね。
中学受験を向き合うきっかけの作り方や向き合う際の注意ポイントなど、親だから知っておいた方がいい事と子供に伝えておいた方が良い事を両方紹介します。

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中学受験のきっかけは子供から?親から?

中学受験のきっかけとなる何か外的要因があればそれが一番いいんですが、無ければ作るしかありませんよね。
外的要因として考えられるのは、例えば近所のお姉さんがかわいい制服を着ていたとか、学校の勉強が易しくてつまらなくなってきたとか、そんな些細なことでいいんです。

でもそれさえない、とにかく日々遊ぶことに夢中で勉強のべの字もない場合。
中学校からお勉強が難しくなるから塾に行く練習しておこうか~っていって、とりあえず塾の体験クラスをやってみるといいかもしれません。

いきなり?!親の都合で放り込むの・・・?!って思われるかもしれないんですが、結局のところ中学受験で必要なのは勉強する習慣なんですよね。
なので憧れでも面白さでも何でもいいので「勉強って面白いかも?」と思わせるチャンスを作るのが大事なんです。
なので塾の体験授業に行って学校とは違う進捗や手応えを掴むのも一つの方法です。
それに一度塾に入ってしまえば、周囲のお友達も受験に向かって行きますから自然とお子さんも同じ方向を向いて走っていくように成りますし、特に塾の先生からはそのように仕向けられて行くと思います。

また、最初に私立中学高校の文化祭などを見せてしまい「こういうところに入学するためには勉強が必要だ」と言う、動機の方から作ってしまうのも手です。
もし近くに気軽に見に行けるような学校があれば遊びに行きがてら覗きに行くのもいいかもしれませんね。

中学受験の動機付けはどうやってやる?

教育心理学の分野では外発的動機付けと内発的動機付けという2種類の動機づけがあるとされています。
簡単に言うと、お小遣いなどで釣られてやるのが外発的、自分でやらないと!と思ってやるのが内発的ということです。
外発的じゃだめなんだろうなぁと思われたと予想しておりますが(笑)、やってくれるなら正直どっちでも構いません・・・!w
ただ、小学校高学年にもなってくるとお小遣いやゲームではなかなか釣られませんし釣られてやったとしてもそんなに長期スパンでは無理、さらには釣り餌となるゲームなどを与えた瞬間にご褒美自体が勉強を阻害する原因になったり・・・と効果が微妙な場合が多いです。
その点内発的な動機であれば自分から動いてやる・・・はずなので(そうもいかないのが小学生なんですがそれはさておき)、出来れば内発的なところを目指していきたいですね。

一番簡単な内発的動機付けは、文化祭や説明会を見て「この学校で勉強したい」「ここの生徒すごい!」「制服がかわいい」などの憧れです。
中には校長先生のお話を聞いて人柄にあこがれすぎて・・・なんて例もあるようですが、とにかく実物を見せないことには何ともなりません。
最初こそ塾に放り込んで「あれ?勉強するのって案外面白いもんなんだな」「点数が取れる、問題が解けるって楽しいんだな」と言うのだけでもやっていけますが、途中からは最終的なゴールを見据えて走って行くように仕向ける必要があります。
塾での勉強が生活の一部として定着してきてからでもいいので、いろいろな学校を見てお子さんの気持ちをちょいちょいと煽ってみてください。

逆に多くの子が小学校4年生から中学受験の3年間をやりきる中で、やる気のエンジンは常に全開では息切れを起こしてしまうのも簡単に想像できますよね。
なので受験勉強を始めようか?と言う段階では動機づけとか難しいことは考えなくて大丈夫です。
とにかく塾の勉強をやってみて、案外面白い物だ、解けないと悔しい思いをするんだ、っていうソコから始めてみてください。
そうやって試行錯誤している4~5年生の間に親御さんがリストアップした学校の説明会や文化祭を回ってみて、強く行きたい動機を持てる学校が志望校になって行きます。

ただし6年生まで来ると伸び悩みに苦しんだり中だるみしてしまって、勉強に身が入らなくなる場合があります。
その場合にはもう憧れとか楽しいとか(多分本人楽しくなくなってますし)、そういう動機付けでは奮起しないので、一発何か噛ます必要があります。
それは早期受験校にチャレンジして落ちる経験や、親が思いっきり怒る経験など「これじゃだめなんだ」と思うインパクトがある体験です。

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時期やその子の状態に応じてどうしたら受験にポジティブに向かう気持ちが整うかな?と考えてみてくださいね。

中学受験の説明を子供にどうやってしたらうまく伝わるんだろう?

本人がやりたいと言い出しても、親がやらせたいと思っていたとしても、どちらにせよ受験をするのはお子さん本人なので受験とは何なのか?どうして受験するのか?どんなことが待っているのか?はしっかり説明してあげた方がよろしいかと思います。
ただ、この時にはした方がいい説明としない方がいい説明(勘違いを起こす)があるので気を付けてください。

まず絶対にお子さんにしてあげてほしい説明です。

●中高6年間同じ学校なので、友達の付き合いがとても深くなるし、先生とも密接なかかわり合いになる
●高校受験が無いので長期スパンで学校生活や部活動に専念することが出来る
●制服が選べる
●公立に比べると勉強の進みが早く、勉強の量も多い

中学受験をするとその多くが中高一貫校、中には大学までエスカレーター式のところもあり、一生モノの友人を得ることができます。
それは先生もしかり。
公立中高では3年ごとに区切りがありますし、先生は数年で異動してしまうので母校に行ってももういなかったなんてことがザラです。
また、高校受験のタイミングが無いので一つの物事に比較的長期間じっくりと取り組めるのもメリットです。
それは部活であったり習い事かもしれませんし、それ以外の何かかもしれませんが、とにかく中高途切れずに6年間も取り組めるってすごいことですよね。
また、制服が選べるって中高生の年代にとってはかなりのポイントなんですよ。
ブレザーがいいとか学ランがいいとか何がしか憧れがあるならば、親目線で「そんなのどうでもいい」って一蹴せずに聞いてあげてくださいね。
最後の一点は案外勘違いされている方が多いんですが、高校受験が無い=勉強が楽ではないんですよ、むしろ逆
進捗が早くなって先取り学習が常ですから、勉強は公立中学校に比べたら大変になります。
ただし、大学受験に対する面倒見は良いですし、高校3年間の範囲を早くに終わらせられる分だけ自分がどの分野に興味があって大学ではどの専門に進みたいかを考える時間的余裕も少しだけ長くなります。
勉強は大変だけれどそれについていけば将来のためになるというのは伝えてもいいかと思いますが、小学校4年生ぐらいだとまたピンとこない子が多いと思います。

他にも学校にもよりますが

●勉強以外が非常に充実している(文化祭などが特異なところありますよね)
●先輩後輩同士のつながりがある
●制服がかわいい
●施設や設備が整っている

いずれかを売りにしている学校は多くあります。
全てではありませんが、そういう学校を選ぶことは可能、と言うのは伝えておくといいかと思います。

逆に伝えない方が良い、勘違いを生みやすいのは

●公立中学よりも頭がいい
●私立中学に行けば勉強しなくて大丈夫

というようなことです。
私立受験に優越感を持たせてしまうような事柄であり、そして間違いでもあります。
公立中学は勉強するしないの裁量が大きく生徒側に任せられているため、全国模試などで比較すると私立の子の方が偏差値が上になる場合が多いというだけです。
中には公立中学校に進んで県立の進学校に行き、さらには東大なんて子もいますから一概には言えません。
そして二点目は先ほども述べた通り、私立中学は勉強しなくても大丈夫というのは大きな間違いであること、むしろ勉強量は増えるがそれが将来のためになるから、という点だけは間違えてはいけません。

こうした公立中学校を下に見たりする理由で受験に向きアウト、先ほどの受験をする動機付けもそうですがどうしてもネガティブになりがちになります。
そうすると「落ちたらどうしよう」「こんなこともできなくて恥ずかしい」と言う方向に思考が転がりやすくなっていきます。

もしお子さんに悪い点を指摘しないのか、動機としてそちらに目を向けないのかと聞かれたらこう答えてください。
「あなたのことを好きですって言う人が『Aさんよりもあなたの方がマシだから』って言ったら嫌でしょ?」
学校選びも好き好きの問題なので、他校と比べてネガティブなところが少ないからと言う理由よりも、ポジティブな理由で選んでみてください。
その方がずっと前向きに勉強にも取り組んでいけると思います。

中学受験の理由まとめ

●きっかけは親の意向で塾に入れたからでもOK、要は勉強はなんか楽しい物なのかも?と思わせることが大事
●物で釣って中学受験をさせるのは基本的には無理なので、文化祭などを利用した憧れの動機づけを行う
●ただし中学受験開始と同時にこの動機付けを行う必要は全くなく、やる気の全力疾走をすると息切れするので塾が生活パターンに落ち着いてからでも大丈夫
●中学受験のことを子供に説明する場合には、6年間を有意義に過ごせること、私立の特徴的なことの他に、勉強が大変であることも伝えた置いたほうが良い
●決して公立中学校よりも頭がいい・勉強しなくても大丈夫という間違った情報で優越感を持たせてはいけない

中学受験の出口は一つでも、入り口は10人いれば10通りであると思います。
これ以外にもお子さんが小学校で感じたことや、日々の様子などから巧みに塾へ誘導することは可能です。
お子さんの様子をしっかりと観察することが必要不可欠なので、そろそろ時期かな?と思ったら(できればその前段階からの方がいいですね・・・!)、勉強に対するお子さんの姿勢を夫婦でしっかりと見ておくのがいいかと思います。

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