毎年のように潮干狩り場へ潮干狩りに行って、家族・友人総出で8~10キロほど掘っています。
むしろ潮干狩りで捕ったアサリ以外、一年を通して食べません。
それぐらい潮干狩りのアサリって美味しいんですよ・・・!
でも潮干狩りに行くと簡単に言っても、潮には満ち引きがありますから好きな日好きな時間に行ってハイと出来るわけではないんです。
安全な潮干狩り場であったとしても、自然相手なので向こうに合わせる必要があるんです。
潮干狩りに適した日時の決め方を紹介します。
潮干狩りの開始時間は何時ごろが最適?開始から終了まで
実は潮の満ち引きというのは、一日に二回あります。
しかもそのタイミングはドンドンずれて行くんです。
なので一番潮が引くタイミングが昼間、出来ればお昼過ぎぐらいになる日に行くのが最適です。
どういう日がそうなるのかについては潮見表の見方の方で説明しますね。
まずは一日のスケジュールの立て方からです。
軸となるのは先ほども述べた通り一番潮が引くタイミング、つまり干潮時間です。
これが一番大事。
干潮時間を起点にしてどういうタイムスケジュールで一日動き出せばいいのかを考えていきます。
まず、干潮時間を過ぎたら私は潮干狩りを終えてしまいます。
え?!そこが一番潮が引いててアサリがゲットしやすいんじゃ?!
ええ、その通り、一番アサリが取れやすいんですけど、つまりその瞬間を過ぎてしまったらあとは水がどんどん押し寄せて来て取れなくなっていくんですよ。
掘り始めは潮が引いていく水際から沖の方へ追いかけていけばいいだけなんですが、干潮を過ぎてしまったら水に追いやられてくるんです。
そんな状態で夢中で掘っていると実はけっこう危ない。
気が付いたら沖にできた浅瀬に1人取り残されていて、長靴では渡れないぐらいの深さになっていたなんてことになったら大変ですよね。
なので干潮すぎたら潮干狩りは終了、撤退準備です。
では開始時間はそれより前、何時間ほど前が良いかというと、我が家の指定時間は二時間。
潮干狩りというと3~5月ぐらいだと思いますが、遠浅の干潟では案外暑い・寒いが激しいんです。
三月だと海風が強くて寒いし、五月だと日差しが強くて暑い。
四月は丁度いいんですけど、いったんどちらか暑い寒いに傾くともう体力がゴリゴリ削られて行きます。
なので2時間きっかり集中してアサリを掘りまくります。
じゃあじゃあ、潮干狩り開始のどれぐらい前に到着しておくのが良いのかというと、到着は開始の30分~1時間前。
そんなになぜ時間がかかるのか!?
潮干狩り前に着替えるのはもちろん、トイレ渋滞、そしてもう一つ大事なのは軽食を摂っておくことです。
海に入るのに靴と靴下抜いてビーチサンダル履けばいいでしょ?って方すごく多いんですけれど、私これは絶対にやめた方がいいよって言います。
管理されている潮干狩り場ですが、別に海側に柵があって中にいる動物が全部管理されているわけじゃないんですよ。
だからアカエイとか入って来ていますし、夏場の台風でもあれば石やコンクリなどが砂浜に半分埋まっていたりもします。
それを全部取り除いてあるから潮干狩り場っていうんじゃなくて、そういう自然の干潟にあさりを撒いているから潮干狩り場なんです。
だからビーチサンダルで行ったら怪我します、長靴必須。
次いでトイレ渋滞。
特にゴールデンウィークあたりに行こうとすると女子トイレの混み方半端ないです。
最後に軽食。
二時間体力勝負なのでバナナの一本でも食べておいた方がいいですし、後で説明しますがお昼を跨いでの勝負が多いのでちゃんとした昼食が食べられるのは14時過ぎることも結構あります。
という着替え・トイレ・軽食を慌てなくても大丈夫な余裕を持って開始前に潮干狩り場に到着するのがいいので大人でも30分、小さいお子さんがいる場合には1時間ぐらい余裕を見ておいた方がいいかと思います。
という風に考えていくと・・・
↓(移動時間?時間)
潮干狩り場に到着
↓
(30分~1時間 準備時間 着替え・軽食)
↓
潮干狩り開始
↓
(2時間程度)
↓
干潮時間=潮干狩り終了時刻 ←起点となる時刻
↓
アサリを持ち帰る準備・片付け
↓(移動時間?時間)
帰宅
こんな風に予定を立てることが出来ます。
さて、次からようやくその起点となる干潮時間とどの日の干潮時間を狙って行けばいいのかを説明していきます。
潮干狩りには潮位がどれぐらいの日がいいの?
潮干狩り場ごとに潮見カレンダーが公開されていることも多いので、(最後に説明する)潮見表の見方が分からなくても何日ごろがいいのかはなんとな~くは分かります。
だいたい「大潮」の日がいいんだな、と予想を付けていらっしゃるかと思いますが正解です。
大潮というのは干潮と満潮の海水面の差が一番大きい日で、月に二度満月と新月の日にあたります。
なので大潮の日がいけそうな日ならばそれは大正解。
潮干狩り決行に最適な日ですので、頑張って行ってきてください!
しかしそう上手く休みと潮汐が噛み合うとも限らないのが世知辛いところ・・・。
ちなみにこの記事を書いている2019年はなんとゴールデンウィークに大潮が当たっているので、そりゃあもうとんでもない混雑が予想されますが、去年はそうではなかったと記憶しています。
というか普通の土日にすら大潮が当たらないカレンダー。
どこでいけばいいのおおお・・・・・・。
となったら、次は中潮の日を選んでください。
出来れば大潮がいいんですが、その日に行けないとなれば仕方がないです。
次に潮の満ち引きが大きい日を選んでいくしかありません。
それが中潮の日です。
しかも大潮に近ければその分、潮も引きやすいですから(範囲がある)中潮の中でも大潮に近い日を選んでみてくださいね。
ただ、先ほどもゴールデンウィークどうのと言いましたが、土日や休日と大潮が被ると自然とそこに人は集中します。
それ以外が適さない日なので当たり前・・・こればかりはどうしようもないのですが、本当に混みます。
なので開始前に準備時間が結構とってあるのは、早めに行って駐車場に入っておくという意味も若干含まれています。
少々時間が余っても海を目の前にワクワクしている時間ですので、大目に見てください・・・。
なお小潮の日はそれはもう引きません。
海~→(時間経過)→やっぱりうみ~
みたいな感じになります。
水があっても掘れる人(大人)ならいいんですが、子連れで行くなら小潮は絶対に無理。
お尻水ビッチャーするのが目に見えていますので、潮はちゃんと確認して混んでいても狙った日に行くようにしてください。
潮干狩りの時の潮位表見方
最後に問題の潮見表の見方です。
各潮干狩り場で潮見表を公開してくれているところも多いんですが、干潮時間がかかれていなかったりすることもあるので、そういう潮見表だと干潮時刻が分からないとスケジュールが立てられないんですよね。
また、管理された潮干狩り場ではなくて天然の河口などでやる場合には自分で干潮時刻を探さないといけませんし、潮見表の見方は覚えておいて損はありません。
私がつかうのは気象庁の潮位表です。
まずはじめに行きたい潮干狩り場に一番近い地名と調べたい期間を選びます。
今回は私がよくいく富津に一番近い木更津で、五月のどこで行けるかな?というお題で調べて見たいと思います。
左側の潮位表基準面表示と標高表示は潮位表基準面表示だけにチェックボックスを入れ、右側は満潮・干潮と毎時潮位(グラフ)と毎時潮位(表)は一番上の満潮・干潮だけにチェックボックスを入れます。
満潮・干潮以外の毎時潮位(グラフ)と毎時潮位(表)は表示させても構いませんが、みても「・・・?」って感じになるだけなのでなくても大丈夫。
「各項目を入力してクリック」を押すと選んだ地名の選んだ期間の満潮・干潮時刻とそれぞれの潮位が表で出てきます。
日付の右の行にある月のマークは新月・満月・上弦下弦の月の日を示しています。
この何もない藍色の新月の日と丸い満月の日がつまり大潮になる日ということになります。
次に見るべきは干潮時刻。
右側に時刻とその時の潮位が書かれています。
潮位は数字が小さくなるほど潮が引くという意味。
2019年の5月を見ると、5/5(日)の11:12と5/19(日)11:04がいい感じですね。
ただこの2019年の潮汐表では、干潮時刻が早いので前倒し感が強くなる気がします。
2019年の干潮時刻から考えていくと、11時終了だと9時開始・・・これでは少しスケジュールがきつい感じがします(特に子連れだと朝早いのは結構きびしいですよね)。
なので、私が2019年の5/5富津に潮干狩りに行くとしたら
10時 潮干狩り開始
12時 終了(できれば11:30には陸に向けて沖から歩き始めた方がよい)、
13時 自宅に向けて出発
という感じかなーと思います。
お昼は帰り道どこかで、という感じになります。
ゴールデンウィークであることを考えると、潮はこれで時間は大丈夫ですが混雑は回避できないのでもっと余裕を見た方がいいのではないかと思います。
なるべく余裕を持って行動したいところですが、やはり自然相手ではどうにもならないことがありますから、そのあたりは柔軟に対応できるように(とくに小さい子はおなかが空くこととトイレが緊急事態になりやすいので)、時間には余裕を持って行動してみてください。
潮干狩りに適した日・時間の探し方まとめ
●準備時間は30分~1時間ほど見た方が良い
●潮干狩りに最適なのは大潮の日だが、中潮でもギリギリ楽しめるかなと
●潮見表は各潮干狩り場が出しているものでもいいが、干潮時刻が分からないと困ることもあるので気象庁の潮見表が見られると楽
潮干狩りは気軽に楽しめるレジャーなので、ぜひ小さい子を連れて生き物に触れて、そして自分で獲った貝がこんなにおいしいんだ!というのを知ってほしいと思っています。
ただ、やはり安全が第一ですし、激混みするのでお父さんお母さんは対策必須です。
服装や持ち物について
アサリの持ち帰り方
アサリをたくさん取る方法
など、長年かけて工夫してきた潮干狩りのテクニックを紹介しているので参考になれば嬉しいです。
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