七五三は主役の衣装に目が行きがちですが、意外と頭を悩ませるのが実は兄弟の方です。
一緒にお参りにも行くので普段着というわけにはいかないのですが、でもフォーマルの程度ってものが難しい!
そこに靴も合わせなきゃいけないわけですから、ややこしいですよね。
兄弟二人そろって着物にしてみようかと思っても、男の子の着物って格が分からないからどんな種類のどんな材質の着物を選べばいいのかも不明。
そんなお兄ちゃん・弟くんの衣装探しにめどを付けるための情報を紹介していきます。
七五三の兄弟の服装は何をどう準備すればいい?
候補として一番初めに思い浮かべるのはスーツだと思います。
ズボン・シャツ・ジャケットでワンセットという感じ。
何も問題なければそういった格好でOKです。
ただ、一応七五三は神前にてお参りするので神様に失礼にならないような恰好で行った方がいいです。
なので出来ればノーネクタイにならないように、小さいお子さんなら蝶ネクタイでも大丈夫です。
また、季節・地域の問題でまだジャケットには暑いなぁということであれば半袖のシャツにベストでも大丈夫。
フォーマル感が出ている格好なのが一番大事です。
また、もし七五三主役の男の子もスーツだとしたら、色合いを変えることで差をつけてあげてください。
あくまでも主役が一番重厚でかっこよくしてあげるのが前提。
なので2人ともスーツなら、七五三の方の兄弟が黒のスーツ、付き添いの兄弟がグレーのスーツにしてみてください。
男性の洋装のフォーマルは基本ブラックですから、主役の方にブラックスーツをあててあげてくださいね。
あるいは学校の制服があるお子さんなら、その制服でも大丈夫です。
学生のうち(高校生まで)は正装は制服で実はOKなんです。
なので、もし相応しい制服があってスーツを買うのが厳しい場合には、しっかりアイロンをかけて綺麗にした制服を着せてあげてください。
制服もないし、スーツも買わないと無いなぁという場合。
冠婚葬祭などが今後予定としてあるのなら、一着買ってあげるいい機会かもしれません。
七五三の兄弟の靴で気を付けることは?
忘れちゃいけないのが靴です。
どんなにスーツをばりっと着こなしていても、足元が泥だらけのスニーカーじゃ台無しですからw
基本はキッズのローファーがいいです。
と言ってもがっちりした革物よりも、エナメルの物の方がおすすめ。
そしてポイントはマジックテープの物です。
紐靴ってかっこいいんですけど、一緒に昇殿参拝(ご祈祷)とかについていくときに靴を脱がなきゃいけないんです。
かといって紐でユルユルにしておくと神社は砂利道が多くてコケやすいので危ない(スーツがドロドロ事件とかになりかねない!)。
なのでちゃんと足を固定できる、でも履いたり脱いだりしやすいということで、マジックテープで止めるタイプのローファーがいいんです。
色は基本は黒。
これもフォーマルを意識する意味で色は黒を選んでください。
ギリギリで茶色。
黒か茶色なら普通スーツには大体合うので、考えるのも楽です。
って、こんなフォーマルの靴買ってもすぐに履けなくなっちゃうんでしょ・・・と思われる人も多いと思うんですが、一つは記念と思って買ってみてはどうでしょう。
どうしても買う余裕はないという場合には、一応キッズ用フォーマルシューズのレンタルもありますので、検討してみてください。
七五三のとき兄弟も着物で付き添いしていいの?
ここまでは七五三の兄弟が洋服の場合を考えてきましたが、じゃあいっそのこと着物は?!と。
お母さんが訪問着とか着物で一緒に着いていくことってありますし、写真撮影でお父さんも着物を着るご家庭もありますもんね。
で、付き添いの兄弟が着物を着るのはどうなのかというと、アリです。
というかそれ、写真にした時めっちゃいい記念になりますよ~。
男の子の付き添いが和装をする場合には、赤ちゃんならお宮参りの時の着物、五歳未満だけど赤ちゃんではないような年齢の子の場合には袴着の儀式(要は七五三)を終えていないので着物と羽織のセットになります。
五歳以上なら七五三がすでに終わっているでしょうから、羽織・袴のチョイスになります。
え、それだと主役と被るじゃん?!と思いますよね。
私も思いました。
しかしここで思い至るのは、七五三主役の五歳児が着る羽織にはド派手な模様が入っていることです。
鷹とか兜とか小槌とか、とにかく男の子の羽織ってカッコイイ絵柄がドーン!って入ってますよね。
つまり、付き添いの兄弟の羽織にはあれが入っていない無地のものを選ぶようにするのがコツなんです。
定番なのはグレーの袴と黒い羽織。
茶色なんかでも色の合わせ方によっては大丈夫です。
もし色の組み合わせが分からないなと思ったら、レンタル・購入どちらでもお店の方に相談してみてください。
その際、七五三でメインの子が着る着物の写真を見せて「この衣装を引き立てるような物がいい」とお願いしてみてくださいね。
着物って着物の雰囲気と着る人のポジションで相当雰囲気が変わってきますから、そういうのを把握して丁度良い物をいくつかピックアップしてくれます。
その中からお子さんが気に入ったものを選ばせてあげてください。
七五三のお参りの服装で兄弟で気を付けることまとめ
●七五三の兄弟の靴はキッズローファーをチョイス。色は黒か茶色が無難。神社で脱いだり履いたりがあるので慣れない紐靴よりマジックテープの方がスムーズ
●七五三の兄弟が着物で付き添いに行くのはあり!五歳未満なら着物と羽織、五歳以上なら袴と羽織にする。その際、主役を食わないように羽織は無地の物を選ぶようにする
主役ばかりに気を取られて、兄弟が隣でふてくされてたりすると、意外と七五三当日に厄介なことになりかねません・・・w
兄弟にもちゃんとした服装を前もって準備しておくことで、七五三の日がメインの子ばっかりにならずお兄ちゃん・弟も楽しみになってくれると、親もまた楽ですよね。
家族全体のバランスを考えて全員分の衣装を考えておくのは大変かもしれませんが、お母さん頑張ってください!
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