某MMOPRGを10年ほどどっぷりとプレイしておりました
その間、やっぱり人間関係とか色々とギスギスしたり嫌になったりすることたくさんありました・・・
それでも結局辞めず、でもリアルの友人たちからは「辛いのになぜ辞めないの?」と不思議がられ、それでも辞めず
そんなドツボにはまった経験を、ネトゲを辞めてからそっと振り返ってみます
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オンラインゲームの悩み事あるある
ネトゲの人間関係
ネトゲの人間関係と言っても何で悩むのかは色々あって一言では語り尽くせないと思っています
ただ大雑把に分類してみると
●なぜか周囲からハブられる
どっちかの立場になった時「人間関係めんどくさい、楽しく遊びたいだけなのにどうすればいいの?」ってなりがちな気がします
そうなる前はなぜか楽しいのに、気が付くとめんどくさい状況に陥っている・・・と
ネトゲの人間関係がストレスになってくる理由
一概に言えないので個人的な感想なんですけれど、相手との落差が大きいとなるんじゃないのかなと思っています
ネトゲ、オンラインゲームを含む「ゲーム」って、突き詰めると現実では成しえないような達成感を得るために欲を全開にする場所だと思うんですよね
あの装備が欲しいとか、あのギルドに勝ちたいとか
そのために努力して、頑張って、達成するとめっちゃ嬉しい!っていう
ただ、その過程は特にMMORPGは一人ではなくPTで達成するような仕様になっています
その時集まったメンバーがまるで同じ気持ちで同じリアルなら何も問題は起こらないんですが、10人集まったら必ず10種類の気持ちと10種類のリアルがあります
するとどうなるかというと「ごめん、ちょっと親に呼ばれてて離席しなきゃ」とか「何でこのタイミングで離席?ちょっとは考えろよ」とか「どうしてそこでミスするの?何度やれば気がすむんだ」とか口に出さなくても色々とあるはず
そこかしこでひずみが生まれていって、それが結局のところで「あいつとは馬が合わない」になっていく気がします
特にギルド対抗戦があるようなゲームだと、同じギルド内なのに熱量が全く違うグループがあってお互いに「あいつらは真面目にやらない」「こっちは出来る限りやってる、そっちが強いからそんなこと言えるんだ」みたいなことになって、最終的には熱量の大きい方がゴッソリ抜けていくと
その時の断りの文句は大抵「温度差がある」と言って抜けていくんです
ある一定の人と上手くいかない
自分と温度差が合う人と合わない人が一つの集団の中にいて、つらいなーどうしようかなーってなるの、結構あるなぁと思います
ただ一つ思うのが、どれほど思考が似通っている人でも温度差は存在します
その人の行動を全てトレースでもしない限り、温度差が無くなることはありません
じゃあ温度差がある・ないと感じる人や集団の差は何かというと、自分が許容できる温度差の相手かどうかって言うだけの話だと思うんですよ
例えば、当時仲良くしていた主婦のプレイヤーさんは、度々子供のことで離席していたんですね
私は全然それでもかまわなかったし、彼女がコンテンツの途中で離席していてもそれをカバーするぐらいのことは出来ました
でも彼女の離席をカバーできない人やそもそも離席自体をよく思わない人たちからはかなり不評でした
私にとっては彼女は温度差許容範囲内、しかし他の人からは許容範囲外だったわけです
それと同じくどれだけやり込むかということすらも、温度差が現れてきます
いわゆるガチ勢とエンジョイ勢みたいな差です
ガチ勢からしてみるとエンジョイ勢はもっと真面目に強くなる努力をしろよと思い、エンジョイ勢からしてみるとガチ勢ほど時間もお金も掛けられないよっていう
その温度差がひいては人間関係にひびを入れていく最大の理由じゃないのかなぁと思ったり思わなかったり
なぜか周囲からハブられる
一種の温度差みたいなもんなんですが、温度が違うのがあなただけというバージョン
でもなんで自分だけ浮いた?って、大抵このタイプの人はあんまり思い返したりしないんですが、マナー的な部分で何か問題がある場合が多いです
先にも言いましたが、ゲームってのは欲で動きます
でも欲しいからと言って有無を言わさずゲットすることはできません、そこにはクリアしなきゃいけない何らかの課題が存在します
その課題クリアのために正攻法で挑むのがルールだとしたら、ルールの穴を見つけてクリアを目指すのがマナー違反です
このルールとマナーをはき違えている方の多くが、周囲から一人孤立していきます
ルール上で出来ること/出来ないことというのはあります
それは参加するすべての人に共通しています
ところがさらにその上に、「ルール的には出来るけどマナー的にやらないこと」という暗黙の了解が存在している場合が非常に多くあります
その暗黙の了解を知らないのか、あるいは「ルール的に出来るならばルール違反にはならない」としてやってしまうのか
この差がプレイスタイルに対する温度差として周囲からハブられる原因になって行きます
私のフレにも何人かこのタイプの人がいました
例えば「横取りをしない」という暗黙の了解
これを「ルール上はできるからやっても問題ない」としてイベント中にやって、周囲から大ひんしゅくを買うなど、蛮行は様々(PKに至るまで色々とやらかすフレンドでした)
そして彼の周りからは次第に人がいなくなっていき、フレンドを切られたと発狂してさらにフレンドを無くすという悪循環にはまって行きましたとさ
おしまい
ネトゲの人間関係をこじらせないための心得
大まかに二種類のネトゲの「温度差発生」による人間関係のギクシャクですが、いくつか心得ておくことである程度軽減することは出来ると思っています
その前に一つ言っておきたいのは、ネトゲの人間関係をリアルの誰かに相談しても「やめれば?」という一言で終わるという悲しいお知らせです
残念なことに?残念なのかはさておき、リアルの人間関係からしてみるとネットの人間関係は「そんなもん」と表現されてしまいます
それはお互いに顔が見えない関係なので切れやすく、切れやすいからこそ楽な人間関係を求めやすいからです
そしてリアルしか知らない人は、ネットの人間関係が切れやすいものだという想像は出来るので「嫌なら辞めればいいじゃん?何故その選択をしないの?」という回答にしか辿りつきません
と言って、じゃあネトゲの人間関係をネトゲ内で相談しようにも、大抵の場合はお互いに同じような悩みを持っていて解決しない
なので最終的には本人の「えいや!」って自分で自分のケツを拭く気持ち(どんな例えよ)が大事になってくるのですが、とりあえずそうならないための防衛ラインを考えていきたいと思います
ネトゲの人間関係を円滑にするコツ
まー色々とあると思うんですが、一つは画面の向こう側にいるのはNPCじゃなくって自分と同じ血の通った人間だってことを忘れちゃいけないんだと思います
そのうえで気を付けたい事って、書き出すとほとんど現実社会と似たり寄ったりになる気もするんですが・・・
●挨拶や呼び方は失礼の無いように(たぶん、親しき仲にも礼儀あり的な)●ネガティブなことをだらだらと垂れ流さない
●ルールを守るのは当然、マナーを守ってお互いに気持ちよくプレイする
これだけだと思います
挨拶もね、ちょっとおちゃらけてても全然いいんですけど、挨拶無しでいきなり会話に入ってくるのとかは「おいおい」って思われます
あと嫌がるあだなを付けて呼ぶの、下手したら縁切られます
また、意外とやってしまいがちなのが「下手くそすぎてつらい、○○さんは強いからいいよね」「自分じゃむり、そんなの出来ない」「やる気ない、だるい」的なことを延々と垂れ流している人
お互いにそれで満足し合える仲ならいいんですが、そうじゃない場合現実を考えると最悪な気分になると思うんですが
リアルで一緒の部屋とかに居てずっと「自分は勉強できなくてあなたは出来るからいいよね」「仕事だるいやる気ない」ってネガティブなことを言われ続けたら(ちょっとじゃなくってずっと)、同じ部屋に居たくなくなるのと一緒です
そして最後の、ルールだけではなくマナーも守るという気持ち
おおよそこれだけ守っておけば、後は本当に「この人とは楽しく遊べるな」「この人とはちょっと合わないかもしれないけど、顔合わせるだけなら別に平気」とかその程度になります
その中で楽しく遊べる環境を整えるように人間関係を構築していけばいいはずです
例えば離席しがちならば、それを理解してくれる人と組む、強くなることを望んでいるなら同じような目標を持っている人たちと組むなどなど
が、これってお互いに守らなきゃ意味がない
ぶっちゃけるとこっちが守っていたって相手が守らないケースは多々ありまして、そうなるとどうしても人間関係に対して行動を起こさなきゃいけないことも出てきてしまうわけです
ネトゲの人間関係をリセットする
こじれにこじれた人間関係をリセット出来てしまうのがネトゲのいいところでもあり悪いところでもある・・・
軽度と中度は前後する場合もありますが、段階を追って人間関係のリセットにはいくつか方法があります
軽度:無視したりメンバーから抜ける
中度:ブラックリスト入り
重度:キャラの作り直し・鯖の移動
最重度:そのネトゲを辞める
まずは無視したりメンバーから抜けたり、ともかくその関係のこじれた相手から離れる工夫をします
これが有効なのは「離れた」ということを理解してくれる相手だけです
離れた・嫌がっている・だったらこちらも距離を置こう と考えてくれる程度に同じ思考の相手じゃない場合には離れたら離れた分だけ相手が距離を詰めてきます
「なんで同盟ぬけたの?」「どうしてPT誘ってるのに来ないの?」と続いて意味がありません
こうなったとき中度のブラックリスト入りです
システムを使って距離を置かせていただくと
こうすれば「距離を置いた」という事実をいやがおうにも理解してくれます
が、ブラックリストに入れてもサブとか使っていくらでも接近は出来るんですよね
そうなったらキャラを作り直したり鯖の移動をしたり、その人が容易には距離を詰められない状態に自分を逃がします
ただ、これもやっぱりどこかでバレたり、噂話になったりして悪口を言われたりする場合もあります
それでも我慢ならないとなったら辞める・・・・
こうすれば物理的に縁を切ることはできます
しかしすべてこちらの「縁を薄くしよう・切ろう」という意思があってのことで、決して相手の納得や了解があってすんなりと行くものではありません
むしろネトゲという閉鎖的な空間では良好な形での縁の切り方は無いんじゃないのかなぁと思ったり思わなかったり
そしてものすごーくぶっちゃけさせていただきますと、人間関係をいくらリセットしようとも、結局同じところへ堂々巡りをする場合が非常に多いです
(まるで白日を聞いた時にはネトゲの人間関係かと思った)
様々な人と色々私自身もトラブルになったり、あるいはトラブルの相談に乗ったりしていたのですが、みなさん色々な形でその人間関係に終止符を打とうとします
特に女性で多いのは引退をしたと見せかけて別キャラで行動しているというパターン
縁を切っているつもりなんでしょうが、切れていなくてばれたり堂々巡りすることが多かったです(意外とキャラ変更とか鯖移動とか、噂話で伝わっちゃうものなんですよね・・・)
なので本末転倒かもしれないんですが、私の場合にはすべてのトラブった人間関係に対して対処は軽度の対処しかしない・あるいは対処しないことを選びました
ずっとストレスにさらされていて辛くないのか?と思いますが、確かに辛い部分もありますが、逃げても逃げ切れないんですよ
嫌な人間関係から逃げても結局同じような人と同じような嫌な人間関係になって逃げだすというループにハマるので逃げずに立ち向かうというか、相手と同じだけの強さで接するように心がけていました
それは相手と同じ土俵に立たない、一歩引いて「そんな風にしか接することができなくてもったいない人だなぁ」という感じで見ている感じに近いです
具体的には
●相手が年上や自分より強かったり、メンバー内で立場が上の人間でも嫌な物は嫌だという
●自分がされて嫌なことはしない
●相手の悪口は言わずに「○○さんの△△に困っている」と言う
●相手から直接文句を言われても自分が悪くなければ謝らないし、「あなたがそうだとしても自分はそうは思いません」と静かに言う
あともう一つは「いざとなれば辞めればいい」という最後の切り札を持っておく余裕です
いざとなればネトゲさえやめてしまえば人間関係は切れます
そうやって立ち向かうと不思議と応援してくれる、ぴったりと馬の合う味方が出てくるんですよねホント不思議と
で、そういった人たちと楽しくやっていると、トラブった人間関係がどうでもよくなりました
そんなところに気を揉みながら遊ぶのもったいないな!って思考に切り替わっていくんです
ネトゲには確かに変な人はいるっていう話
ここまでして、ですが変な人はいます
相手との距離感の取り方が明らかにおかしい人、自分ルールで何事も判断しちゃう人
そういう人とは必要以上のお付き合いはしないように、それだけ
そっとブラックリストに入れてもいいかもしれません(そしたら粘着が始まるとか逆効果の場合もあるのでよくよく考えてから)
もしその人が自分のパーソナルスペースを侵害するようなことがあれば、苦情を申し立てます(困っているのでやめてください等)
もしそれで自分の方が悪者にされるようであれば、それは周囲とも温度差・軋轢が生まれているのかもしれないなーと思います(私も実際それでギルドを追い出されるようにしてやめたことがあります・あまりにも周囲との強化方針が合っていなかった)
最後に
グダグダと色々と思い出したことを書いてみましたが、端的に言うと自分にとって居心地の居場所を自分で作ろうってことです
それは居心地の悪い場所から居心地のいい場所へ移動しよう、という他力本願なことではありません
自力で周囲を整えていくイメージに近いです
でもこれってリアルもいっしょじゃね?と思うんですがどうなんでしょ
まぁ知らんけど
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