お正月と言えばおせちや年賀状で何かと忙しい時期です。しかし中には、お仕事で忙しくて正月三が日初詣に行けないという方もいるのではないでしょうか。我が家も実は三が日はバッチリお仕事が入っていまして、毎年初詣どころの騒ぎではありません。
初詣というのはいつ行けばいいものなのか? ようやく落ち着く4日以降に初詣に行ってもいいのか?
実際に昨年1/5に名古屋の熱田神宮に初詣をした時の様子を交えて紹介します。
初詣のお参りに時期など決まりがあるの?
初詣のお参りには定められた時期(この期間内に行くお参りを初詣と呼ぶとなどという決まり)は実は存在しません。つまりその年の初めてお参りをするのが初詣ということになります。「いやぁ初詣1年ぶりだわ!」というセリフが、1年以上ぶりになるのは別に問題ないということですねw
しかし、2月に行ったのではさすがに初詣というのはおかしいですよね。一般的には初詣は三が日か松の内に行くということになっているようです。
若い方の間では「松の内」という言葉の認知度が低いらしいのですが、門松や正月飾りが飾ってある期間のことを松の内と呼びます。
これが実は関東と関西で若干期間が異なっており、関東では7日までを松の内、関西では15日ぐらいまでを松の内だとされています。この理由については江戸時代に遡るのでもし気になった方は調べてみてくださいね。
これらのことから、お仕事の関係で元旦はおろか正月三が日に初詣に行けない方でも、7日まで、あるいは15日ぐらいまでにお参りに行くのがいいかと思います。また、仕事疲れでその期間ですら厳しいがどうにかお参りに行きたいという場合には、15日を過ぎてもその年始めていくお参りは初詣になるので安心して行ってきてください。
さらに、関西圏である場合には1/9~11は大阪の今宮戎神社や兵庫の西宮神社などで行われるえべっさん(えびす祭り)に行くのもオススメです。商売繁盛の恵比寿様のお祭りですので、お仕事柄行かれる方も多く、正月以上に盛り上がるとも言われています。
『西宮のえべっさんは何時まで?屋台の時間や車の場合の注意点』
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初詣っていつまでやっているものなの?
初詣に決まった期間が無いことは分かりましたが、しかし初詣ってお参りするだけではなく、雰囲気を味わいたいという方も多いのではないかと思います。それは屋台だったりおみくじだったり、あるいは神社そのもののお正月感というものかもしれません。
巨大な賽銭箱(というよりもはや賽銭エリア)で有名な明治神宮は、三が日で300万人以上の参拝客があるそうですが、例えばこの明治神宮に行くのなら、やはり巨大賽銭箱を見なければ「初詣に来た~!」って感じにはなりませんよね。
どうやらこの巨大賽銭箱は1/4以降も設置されているようです。つまり、おおよそですが神社としても3日以降も初詣客を向かいいれる体制にあり、初詣として参拝に行っても問題ないようです。
一方で初詣と言えば屋台! 屋台で何か食べないと行った気がしないという人もいますよね。
どうやらこの屋台・露店については、神社の募集広告などを見てみると12/31から1/3~5ぐらいまでが多いようです。同様に神社の巫女さんアルバイトなども1/3~5ぐらいまでの超短期バイトとして募集されています。
したがって、初詣という行事自体には期限はありませんが、神社の雰囲気・屋台の有無・巫女さんの人数などを含めて初詣を満喫したいという場合には5日ぐらいまでに参拝された方がよさそうです。
初詣に4日以降に行くとどんな感じに混んでいる?
さて、では4日以降に初詣に行くとどんな感じになるのでしょうか?
実際に2017年に熱田神宮に初詣に行きましたが、仕事の関係でお参りに行けたのは1/5昼間でした。鳥居前に到着したのは11時ごろ。メンバーは私・夫・実妹・姪っ子の4人で、姪っ子は当時2歳。もちろん自分で歩けますがかなり危なっかしい状態で、ベビーカーは無しです。
熱田神宮は三が日に200万人以上を見込む大規模な神社の一つです。
神社人 神社初詣参拝客ランキングその1
こちらの統計によると、国内で5位。こんなに有名な神社に初詣するのは初めてのことで、しかも2歳子連れとなると常時だっこしないと歩けないかな~?と考えていました。
しかし行ってみてびっくり。確かに人数は多い感じましたが、参道の端を姪っ子と手を繋いでのんびり歩けるぐらいの参拝者の数で、問題なく拝殿前までたどり着くことが出来ました。待ち時間などは無く、時間がかかったのは幼児が歩くスピードに合わせていたからです。
ただし拝殿前の賽銭箱スペースはやはり人が立ち止まるところなのでかなり混んでいました。それでも隣の人と肩がぶつからない程度には隙間があったので、小さいお子さんは抱っこの必要がありますが抱っこさえすれば十分安全にお賽銭を投げいれることが出来ました。
おみくじもちゃんとひけましたし、屋台も何軒か出ていて参拝後にのんびりと散策してお昼を食べました。
このように日本でも有数の参拝者がある熱田神宮でも、5日にもなると幼児が歩けるぐらいにはすきます。つまり他の神社であったとしても4日以降はグッと人が減り、しかし屋台などはまだ出ているでしょうから、逆にのんびりと参拝できるようになるかもしれないということです。
ただし小さな神社などでは早めに屋台を切り上げてしまったりする可能性も十分に考えられますので、行きたい神社の情報はあらかじめ調べておくことをオススメします。
初詣を三が日以降に行きたい場合 まとめ
●初詣に定められた期間は無いが、出来れば松の内(関東7日、関西15日)までに参拝するのが良い
●屋台や神社のお正月の雰囲気は5日ぐらいまでの可能性が高い
●4日以降に行くとすいているので、ゆったり満喫できるかも
サービス業は特に年末年始がここぞとばかりに営業日になっている場合が多く、いつ正月休みが来るのかと不思議に思うぐらい働きづめになりがちです。初詣自体はいつでも大丈夫のようですから、ゆっくり体を休めてからお参りに行くようにしてください。
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