ひな祭り 季節-春

雛人形は結婚後どうすれば?娘に譲る?いつ処分すればいい?

投稿日:2017年10月13日 更新日:

結婚して初めて自宅と呼ぶものが実家以外になるとき、自分の雛人形はどう扱っていいのか分からなくなる時があります。嫁入り道具として持参とは話に聞くけれど今どきの風潮とは思えないし、しかしずっと実家に置いておくのも忍びないような・・・。

しかも雛人形は「受け継ぐ」ものともいうし、もし将来娘が生まれたら自分のお雛様を娘に譲った方がいいのかな? そのためには結婚したら持って行った方がいいのかな? 違うなら自分の人生のうち、どこで処分すればいいのかな?と、風習と現代の住宅事情に挟まれて混乱する方もいると思います。

雛人形を結婚後どうすればいいのか、雛人形の意味を元に紹介していきます。

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雛人形は結婚後どうすればいいの?

本来であれば雛人形は嫁入り道具の一つとして持参する物でした。

雛人形の原型としては平安時代の貴族の娘たちが「ひいな遊び」といっておままごとで遊ぶためのお人形であったようです。このお人形遊びの文化と女の子の桃の節句が江戸時代に結びつき、武家や公家の娘が嫁入りをする際に、さびしくないようにと持たせたもののようです。

そのため(特にご年配の方は)、雛人形は結婚後は持って行って自宅に飾るべきと考えている方が多いようです。


ですが姉妹関係や、現代の住宅事情を考えるとそう上手く片付く問題ではないと思います。

本来の意味に即すのであれば、女の子一人につき雛飾り一つです。しかし物にもよりますが、雛人形ってとても高価な物ですよね。そのため姉妹の場合にはお姉さんの初節句でお雛様とお内裏様、妹さんの初節句で三人官女という感じに、姉妹で一つのお雛様を共有している場合もあるかと思います。このような場合には結婚するからと言って雛人形を一部持って行くわけにも行きません。

また、雛人形を持って行きたいと思っていてもマンションやアパートには飾るスペースもなく、実家に置いてもらうしかない場合もあると思います。


したがって、結婚後に雛人形をどうするべきかということについては、絶対的な正解は現在は無いと考えても差し支えないと思います。そのため判断の基準になってくるのは、新居のスペースの問題とご実家の意向かと思います。

<新居に雛人形を持って行きたい・持って行ける&新居にも飾るスペースがある>
ぜひひとも結婚後も持って行って飾ってあげてください。ちゃんと毎年飾ってあげる方がお人形も喜ぶと思いますよ。

<新居に持って行きたいが持って行けない&実家は預け置きOK>
この場合には、飾るスペースの家に住めるようになるまではご実家に預けておくのがいいと思います。もちろんご実家の許可を得て、そしていずれは持って行って飾りたい旨を伝えてください。また、出来ればご実家で3月には飾ってもらった方がいいかもしれません。

<新居に持って行く気無し・持って行けない&実家に預け置きNG>
この場合には現代の住宅事情を考えても、ご供養に出すという選択肢が適切だと考えられます。この際、雛人形は女性の厄を引き受けて結婚できるように見守るという役割がありますので、あなたが結婚したのならば役割は十分に果たしたと言えます。感謝をこめてご供養に出してあげてください。

他にも複雑な事情でお雛様をどうするか困っている方もいらっしゃるかと思いますが、その際にはお母様やおばあ様に相談してみてください。地域や家ごとに風習が違う場合があります。こちらは参考になればと思います。

雛人形は娘に譲るために嫁入り道具として持参するもの?

「雛人形は嫁入り道具の一つとして持参する」ものだという風習が江戸時代からあることは前述しました。しかしこれが一部で、娘が生まれた際に自分のお雛様を譲るために嫁入り道具として持参するという話に変わってしまって、一人一飾り?受け継ぐ?どっち??と混乱されている方もいるのではないかと思います。

ですがこれは、様々な事情から生まれた誤解であるようなのです。

本来、お雛様は女性の厄除けのために女性一人につきお雛様もワンセットという形となります。ですので将来娘が生まれた際には、その子のためのお雛様を用意するのが一般的には正解のようです。しかしいつの間にか「お雛様は受け継ぐもの」という言葉で、母のお雛様を娘が受け継ぐことが習わしのように勘違いされている方がいるようです。

実は「受け継ぐ」という言葉の部分は正しく、古くは桃の節句に際しては祖母・母・娘と三代の雛人形が飾られていました。これが「受け継ぐ」という言葉の意味でした。

しかし雛人形は高価なものなので一人一つ用意できない家庭も多くあり、母の雛人形を娘に譲ってしまうパターンが出てきたようです。そこで「受け継ぐ」という言葉と混同されて、「雛人形は母から娘へと譲渡される物」という考え方が一部で定着してしまったようなのです。

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そのため、あなたがもし結婚を機にお雛様を将来生まれるかもしれない娘のために嫁入り道具に入れようとしている場合には、一般的には譲らないものだということを頭の片隅に置いておいてもらえればと思います。

雛人形はいつ処分すればいいのか

さて、雛人形は女性の厄を肩代わりし、ちゃんと結婚できるようにという意味があるということでしたが、結婚やその他の事情で処分せざる負えなくなった場合にはいったいいつ処分すればいいんでしょうか? この場合の「いつ」とは、あなたの人生の中で「いつ」なのかという問題です。

単純に由来を考えると、結婚できたのであれば雛人形本来の役目は果たせたということになります。逆に70歳を過ぎても独身だとすれば役割は果たせていないとも考えられます。また女性の一生を見守るということで、持ち主が存命中は供養しない方が良いという考え方もあるようです。

つまり現在の様々な事情を考えていくと、処分するべき時期に正解というものは存在しないようです。

そこで、やむなく処分せざる負えなくなった場合には、まずはあなたのお母様やおばあ様にどのようにするべきかと聞いてみてください。受け継ぐのと同じく、処分やご供養に関しても地域や家ごとの風習があるかもしれません

そのうえで問題が無ければ神社やお寺などでご供養を受け付けていますので、そちらに問い合わせをしてみてください。さすがにお顔がある人型ですので、粗大ごみにポイというわけには心情的にも無理があるかと思います。

また、近くに人形供養を行ってくれる神社やお寺が無いという場合には、日本人形協会が人形供養の代行サービスを行っています。こちらを参考にしてみてください。
一般社団法人 日本人形協会 人形感謝(供養)代行サービス

まとめ

雛人形は結婚後どうすればいい?
●本来は嫁入り道具でもって行く物だが現在の事情を考えると正解は無いので実家と相談
●雛人形は娘に譲るために嫁入り道具に持っていく物ではない
●人生のいつ処分しても構わないができれば本来の役目を果たしてからがオススメ

お雛様をどうするか迷っておられるのであれば、あなたを見守るという意味でも雛人形は本来の役目を全うするまで手元に置いてほしいと思います。ですが現在の様々な要因を考慮するとそれが難しい場合もありますので、参考の一助になればと思います。

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