十五夜のお月見といえば、団子にススキ。
でも最近はススキも手に入りづらくなりました。
手に入れられたとしても、すすきは背が高いので処分も面倒。
何かいい代案はないものか?
お月見に供えるススキの手に入れ方、そしてない場合の代わりの物について探してきました。
お月見にすすきがない場合はどこで入手する?
昔は(何十年前って聞かないでくださいw)ススキなんてその辺に生えてて、十五夜にはいくらでも手に入ったような・・・気がします、子供のころは。
でも今はあんまり見かけないような?
あったとしても人様の家の敷地だったり、河原にあったとしても市の管轄だから勝手に切ると怒られるかもしれないし?
(※実は河原のススキはほとんどがオギで、ススキとは別の植物なんですけど、見た目はススキですね)
となると、親的には面倒なのであきらめたくなりますが、小学生的には十五夜お月見ススキに団子は完全にセット。
諦めたくないんですよね、めっちゃその気持ちわかります。
そんなすすきが入手できるのは、スーパーやお花屋さんです。
すすきなんかにお金かけるの?!と思うかもしれませんが、実際買ってみると断然きれいな状態なんです。
夏の暑さや残暑がものすごかったり、梅雨時期の豪雨などの影響で、植物の成長にも影響が出てきています。
そのため昔は十五夜のころにちょうど見ごろだったススキも、今は枯れてしまっていたり逆に成長が追いついていなかったり、地域によってもちょうどいい時期がズレてしまうことがあります。
しかし売るために栽培されているススキはそのときがちょうど見ごろになりますから、ちょうどいい状態で手に入るというわけなのです。
また、昨今の造花はとても精巧に作られています。
わざわざ買うなら来年も使えたら、ということであれば造花のススキを買うのも一つ方法かもしれません。
いずれにしても近所でススキを取ってきても大丈夫な場所が減った今は、ススキといえども買うものだという認識を持たなければならないようです。
ススキの代用はどんなものがある?
それでもお金をかけたくない、あるいはもっとお手軽に、何かススキの代用品になるようなものはないのかと考えて探してみました。
そもそもなぜお月見にススキなのかというと、いくつかの理由があります。
お月見は秋の収穫に感謝して来年の実りを願う行事です。
この願う相手は満月であり、月の神様である月読尊であると考えられています。
この月読尊の依代と考えられているのがススキだという説。
あるいは豊作の象徴である稲穂に見立ててススキをお供えする説。
または葉っぱが鋭いススキが魔除けになるとされている説。
などなど、色々あります。
そのため確かに本来はススキでなければならないのでしょう。
しかしススキは大きすぎる・・・。
そこで目を付けたのがどこにでも生えている(?)ねこじゃらしです。
ねこじゃらしの和名はエノコログサ。
穀物のヒエやアワの原種に近い植物です。
いやーさすがにねこじゃらしじゃ見栄えしないでしょ・・・?と思ったんですが。
こんな感じでお月見のミニセットが簡単にできましたw
これならお団子の数も小さいほうが写真にも納まりやすいので、一人暮らしやマンションでのお月見セットにはいいかな?とw
もしどうしてもススキが手に入らない場合にはねこじゃらしで簡易お月見セットを作って、お団子を食べて満月を愛でてみてください。
ちなみに猫を飼っている場合には容赦なくねこじゃらしを強奪されますので注意が必要ですw
十五夜のお月見のススキの代わりまとめ
●河川敷に生えているものはほとんどがススキではなくオギ
●今は時期に合わせて育てられているススキをスーパーや花屋で購入するのが綺麗だしおススメ
●どうしてもススキが手に入らない場合にはねこじゃらしで代用すると、簡単にお月見ミニセットが作れる
お月見だけでなく七夕など、季節の植物が必要な日本の行事はたくさんあります。
しかし最近はその植物を探してくるのも一苦労な場合が多く、買うか簡単に入手できる代用品を探すことが多くなってきたように感じました。
しかし行事本来の意味を知っていれば代用品であっても感謝する気持ちには代わりないので、季節の行事を楽しめるようにいろいろなことを知っておくことって意外と大事なのかもしれませんね。
スポンサーリンク
コメント