子供の七五三には気合いを入れて神社にお参り・・・!と思っていたけど色々事情があって参拝だけになりそうなご家族もいらっしゃるかと思います。
そうでなくても祈祷料もそこそこ高いし、堅苦しいこと苦手・子供がじっとしていられないなど、様々な理由でお参りだけで済ませざる負えない状況もありますよね。
でもせっかくの七五三にお参りだけだとご利益とか、そもそも神様に失礼なのでは?と考えてしまったり。
祈祷しないなら服装だって着物じゃなくてもいいかもしれないし、でも子供は千歳飴を欲しがるし・・・いったいどうしたらいいの?!
七五三に神社に行くだけってありなのか?まとめてみました。
七五三に神社に行くだけってダメ?お参りだけじゃだめなの?
七五三の本来の目的は、女の子では三歳・七歳、男の子では五歳まで無事に育ちましたありがとうございます、これからも見守っていてください、とその土地の氏神様にご報告とお礼に行く儀式です。
これは、昔は子供が小さいうちは亡くなりやすかったことが理由として考えられています。
そのため同じ氏神様に、安産祈願で「無事に生まれてきますように」、お宮参りで「無事に生まれましたありがとうございます」、七五三で「三歳・五歳・七歳まで無事に育ちました」というお礼とご報告をするのが実は一連の流れなんです。
と、ここまで聞いて「安産祈願とお宮参りと七五三、全部別の神社だわ・・・むしろお寺行ったし」というご家庭もあるかと思います。
そう、現代はそれでいいんです。
現代の日本ではさほど氏神信仰が活発ではないこともあり、また現代人のライフスタイルの問題もあってか、厳密に氏神様のところへ行ってご祈祷をしてもらうのが絶対にやらなきゃいけないこと!とは決まっていません。
だからなのか、七五三だから着飾って誰を呼んで何を食べて・・・と、そもそもの神様へのお礼がすっぽ抜けている場合だって多く見受けられます。
派手さや形を追求するよりは、お参りだけだったとしても本来の意味を思い出して心を込めた方がよっぽど七五三の意味を理解していると思いませんか?
ですから、どこの神社へ行っても大丈夫ですし(詳しくは『七五三はどこにお参りに?お寺か神社か?お参り場所の決め方』をどうぞ)、参拝するだけでご祈祷なしでも全然いいのだと思います。
ただ(宗教上の理由とかが無い限りは)、出来れば神社の境内に入って写真を撮ったりするだけではなくて、しっかりと神様に手を合わせてきたいですね。
七五三にお参りだけなら服装はどんなものを着ればいい?
お参りだけでもいいとはいえ、やっぱり晴れの日ですから服装はそれなりにそれなりに・・・ってそれなりってどれなり??wってなりますよね。
参拝だけの場合であっても、お子さんが着物を着たい!というなら四つ身・お被布・羽織袴でも全然問題ないと思います。
これはお子さんの気持ちの問題がとても大きいので、特に女の子なんかだとお参りウンヌンよりも「綺麗な着物を着せてもらえる日」という感じなので、本人の気持ちをできれば優先してあげてください。
逆に、着物なんかどうでもいい~という場合には、さてどれぐらいの服装にすればいいのか?
一言で言うとフォーマルな格好をすればいいんです。
まず、いつも着ているような私服はやめた方がいいでしょう。
それこそ周囲は着物を着た子でいっぱいです。
その中で七五三なのに普段着だと悪目立ちしてしまい、お子さんがしょんもり、お父さんお母さんもションモリします。
また女の子に多い着物ドレスもあまりよろしくないと言われています。
なぜかと言うと、着物とはいえ丈が短くて膝が見えてしまっていますよね。
丈が長い物が一般的にはフォーマルなので、着物ドレスはフォーマルからは程遠い物として見られてしまいがち。
それに着物の種類として近いのは浴衣。
浴衣は簡単に言うとパジャマみたいなものですから、皆がドレスを着ている中で一人パジャマではしゃいでいるうちの子・・・ってちょっと恥ずかしいですよね。
さらに着物ドレスの生地は周囲の七五三用の着物の生地に比べてあまり良くない物を使っていることが多いので、どうしても着物の質で比べられがちな神社では安っぽく見えてしまいます。
オススメなのは女の子はワンピース、男の子ならスーツです。
要はよそ行きの服装ですね。
もちろん女の子はストッキングも忘れてはいけません。
そしてポイントなのが靴です。
服装がきちんとしているのに靴だけスニーカーとかだと、ものっすごい悪目立ちします。
赤ちゃんなら「足元がまだおぼつかないのね」でいいんですが、幼稚園生以上ならそれなりに歩けるはず。
途中で足が痛ーい!とか言い出すと思うので、途中の車の中までは履きなれたスニーカーでもいいと思いますが、参拝の時は頑張って男の子はローファー、女の子はストラップシューズなどを履いてみてください。
「お兄さん・お姉さんの靴だから頑張ろうね」って声をかけてあげてくださいね。
七五三に祈祷しないと千歳飴はもらえない?!どこで手に入れる?
七五三と言えば千歳飴。
さて、この千歳飴、実は神社に参拝しただけではもらえません。
多くの神社では昇殿参拝の後に授与品としていただくものなのです。
そのため祈祷をしない普通の参拝では、周りの子が持っている千歳飴を自分だけ持っていない・・・なんで?僕も欲しい欲しい欲しい欲しいほsh(ry
みたいなことになりかねないわけです。
そこで、祈祷しない場合には手に入れる手段は三通りあります。
●神社で売っているのを買う
●スーパーなどであらかじめ買っておく
まず、着物を着る場合ですが、着物を着つけてもらってから写真撮影をして神社へお参りという順序だと、写真撮影時にプレゼントでもらえる場合があります。
こればかりはその写真館のサービスによるので、あらかじめ確認してみてください。
次に神社に売っているものですが、これは昇殿参拝をした時に授与品としていただけるものと同じく、祈祷をしてご利益がある千歳飴です。
売っている神社とそうではない神社とありますので、これも事前に調べておく必要があります。
そして最後が一番確実な方法、もうお母さんがスーパーで買っちゃう。
11月ぐらいになると数百円程度で出てきますので、どこでも手に入らないようならもうあらかじめ買っておいちゃいましょう。
完全に季節もの商品なので、もし日時がうまく合わなくて11月後半に七五三の参拝に行く場合には、先に買っておいて隠しておいた方がいいですよ!
大人からすると「千歳飴なんかあっても無くても・・・」って感じなんですが、子供心にこれが必要なんですよね~。
私もめちゃくちゃ楽しみにしてました。
まぁ一口食べてそんなにおいしい物じゃないと分かって、結局全部食べきることは無かったんですけど、それはそれということで・・・。
七五三にお参りするだけのお作法まとめ
●服装は、着物を着なかったとしてもフォーマルで。注意するべきは靴
●千歳飴はご祈祷の後にもらえることが多いので、祈祷無し参拝のみの場合には写真屋さんでもらったり、神社で買ったり、あるいはスーパーなどであらかじめ買っておくなどしておいた方が良い
七五三は神様にお礼を言いに行くと言うよりは、最近はどれだけ着飾るか・写真を撮るかに意識が行ってしまっているご家族が多いように思います。
もしよければ神様にありがとうございましたという気持ちを持って、お参りに行ってみてください。
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