結婚式や出産祝いなど、綺麗な水引のご祝儀袋でお祝いをいただく場面が人生には何回かあります。
頂いた時にはとても嬉しいんですが、厄介(と言っては失礼かもしれないけど)なのがご祝儀袋。
水引も和紙も綺麗で捨てづらい。
せっかく包んでいただいたんだから、もったいなくて捨てられない。
でもいつか捨てなきゃいけない日が来てしまうのも事実。
そこで、ご祝儀袋の処分の仕方や捨てる際のマナー、気持ちの整理がついて捨てやすくなるタイミングを紹介します。
・・・の、前に!
捨てづらいけど捨てなきゃ・・・と思っているのであれば、まずは『ご祝儀袋の保管方法 リメイクの作り方や結婚式後の再利用について』で、あなたが出来そうなリメイクの方法を見てみてください。
もし「あ、これならできるかな?」っていうのがあれば、何かの形で保管しておけばいいですよね。
さて、そういった再利用や保管が出来ず、泣く泣く捨てざる負えない状況まで行ったら、どうやって捨てるのかポイントを押えていきます。
ご祝儀袋の処分の仕方
処分には二つ方法があります。
②お焚き上げ
基本はこの二つです。
変則的な処分方法として、メルカリなどのフリマアプリでDIYやハンドメイドの材料として出すという手もありますが、今回は「捨てる」ことを主に紹介していきます。
まず①の可燃ごみとして捨てる方法。
これはもう単純明快にゴミ箱行きです。
悲しいですが、和紙はもちろん、水引も和紙をこより状にして糊を塗って乾かして固めたものなので燃えます。
もう一つの②お焚き上げは神社やお寺などで行われています。
お正月三が日やおおよそ15日の松の内(地域によって松の内の期間は異なります)に、お正月の飾り・お札・絵馬・お守りなどの縁起物を感謝の気持ちを込めて燃やして天に還すための儀式です。
どんど焼きとも呼ばれます。
こちらは捨てるというよりは還すという意味合いが強い処分方法です。
ただ捨てるにはドライ過ぎる~><という場合はこちらの処分方法の方がいいかもしれません。
まぁどちらも結局は燃やしてしまうんですが、どうでしょう?
あなたの気持ちとしては、どちらの方が心安らかに行えそうですか?
ご祝儀袋を処分する際のマナーって?
では、双方の処分方法のマナーについてです。
●送っていただいた相手のお名前・住所・電話番号などの個人情報の部分は、シュレッダーなどで分からなくする
●紙などに包んでビニール袋の外側からご祝儀袋だと分からないようにして捨てる
個人情報を消しておくのは現代人としては当たり前のマナーですね。
もう一つの見えないようにして捨てるというのは、ご近所の目をはばかる意味合いがあります。
普通に考えたらその人もいただいたご祝儀袋を捨てているんでしょうけど、でももし見えてしまったら「あ、あの人、心を込めたアレ捨てるん・・・」って思うとか思わないとか・・・。
思われても別に関係ないわ!って言う人は全然かまわないんですが、もし変に思われたらいやだなと思ったら、紙に包んだり大きい封筒に入れてからゴミ袋に入れた方が無難です。
●送っていただいた相手のお名前・住所・電話番号などの個人情報の部分は、シュレッダーなどで分からなくする
●燃えない部分が付いている場合には取り外して別箇で捨てる
●ばらばらにならないようにひもで縛ったり、紙に包んだりしておく
一点目は燃えるごみで捨てる際と同じです。
二点目については、お正月に持ち込まれるお焚き上げの品々の量への配慮です。
高火力で焼くわけではなく、普通にたき火と同じように焼くところもありますから、燃えない素材が使われていたらその部分は取ってから持って行きます。
また、神社やお寺さんはその時期は本当に大量のお焚き上げをするところが多いですから、軽いけどかさばるものがバラバラになったら大変です。
また、ご祝儀袋などだけで持って行くのは躊躇するなと思ったら、お正月飾りや願掛けが終わったお守りなどを一緒に持って行ってお願いするのがいいかもしれません。
と、ここで処分する前に3点ほどやっておきたいオススメポイントがあります。
●住所とお名前で住所録を作る
●記念に写真を撮っておく
名前と金額を控えておくと、今後その方が結婚したり出産したりしたときにお祝いを送る際の金額の目安になります。
特に親戚づきあいなどは、お祝い金送ったっけ?みたいなど忘れに発展すると非常に厄介なことになりますので、必ず控えておくことをオススメします。
また、住所録を作るのは年賀状への布石です。
お祝いをいただいたということは、行き来があるということですから、年賀状のやり取りをすることも多いと思います。
なのでこの際ですから、パソコンに全て打ち込んでしまって住所録を作ってしまうのがいいですよ!
また、記念の写真ですが、ご祝儀袋の捨て方を調べているということはやっぱり捨てづらいからですよね。
捨てづらいけど捨てなきゃいけない、そういう場合にはどうにか記念にということで写真に収めておくのがおすすめです。
少し手間かもしれませんが、一枚ずつ写真に収めてパソコン上で住所と一緒に保管しておけば、住所録を見るときに一緒に記念のご祝儀袋を見ることもできます。
で、この全部をひっくるめて出来るのが実はスマホや携帯電話の連絡先登録。
多くの携帯の住所録って画像添付できますよね。
そこにご祝儀袋の写真を一枚ずつ登録し、メモ欄にいただいた金額や内祝いのお返し内容などを記載しておけば、実用的なのに思い出に触れられる住所録になります。
もったいないからと言ってずっと押入れの奥に押し込んでよりは、年賀状を送るのに毎年一回見る(かも?)ので思い出す記念になるんじゃないかなとオススメします。
ご祝儀袋を捨てるタイミングはいつ?
正式に『ご祝儀袋は頂いたら○日後までに捨てなさい』とかそういう決まりはありません。
なのであとはあなたの気持ちの整理がついたらってことなんです。
ただ、ネット上での声を聴いてみるとほとんどの方は引っ越しや出産などのタイミングで整理して捨てている人が多い印象を受けました。
また、特に結婚式でいただいたご祝儀袋は、出産して子育てが始まってしまうと整理する時間が取れないこともあって、出産前が最後の整理のタイミングのようでもありました。
と、こんな風に世間一般のことを言われても、要はあなたのもったいないし捨てたくないなという気持ちがおさまらないことには、捨てづらいままですよね。
こういう捨てたり整理したりする際のコツは、『その物がどういう役割であるのか』を理解することを私はまず行っています。
極端なたとえ話ですが、コンビニでもらえる割りばしはお弁当を食べ終わったらその役割を終えますよね。
そうしたらあなたは割りばしを捨てるはずです。
が、自宅でお弁当を食べるなら普通のお箸を使って、つけてもらった割りばしはいつか使うであろうその時まで取って置かれることが多いのではないかと思います。
要は割りばしにはご飯を食べるための食器という役割があり、その役割を終えれば捨てるし、逆に役割をまだ終えていなければ捨てずに使うときまで取って置かれます。
で、それをご祝儀袋に当てはめてみると、ご祝儀袋はお祝いのための袋です。
なので、お祝いを済ませたら十分に役割を果たしたと考えていいはず。
あなたの手元に届いて、あなたを祝福した時点で十分に役目を果たしているんです。
そう考えると、果たして今後あなたの手元に置き続けてどんな役割があるのだろうか?と。
もちろん思い出して幸せな気分に浸ることもできます。
けど、それは決して現物でなければ出来ないわけではないんじゃないかなーとも思うんです。
なので私は「お祝いしてくれてありがとー!」っていう気持ちでご祝儀袋は捨てて、その役目をを終わらせました。
あなたの「捨てなきゃいけないけど捨てたくない」気持ちに区切りを付ける助けになればと思います。
結婚や出産祝いのご祝儀袋の捨て方まとめ
●送っていただいた人の名前や住所などの個人情報が読み取れないようにするのがマナー
●住所録を作ったり、いただいた金額を控えて置いたり、写真を取って置いたりするのはマナーではないが、やっておいた方が将来役に立つのでオススメ
●捨てるタイミングは大体の場合は引っ越しや出産など
●私はその物が持つ役割が終わったら捨てるということに決めています
捨てることが前提で今回は捨てるコツやマナー時期を紹介してきましたが、出来れば捨てたくないのは同じことです。
なので、もしリメイクや再利用に興味がある場合には、ぜひその方向で考えてみてください。
私も一部のご祝儀袋をリメイクしてみたので、
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