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年賀状に筆ペンを使う際のマナー かすれや薄墨のペンについて

年賀状

今までは友達に送るぐらいであまり気にしなかったけれど、初めて上司に年賀状を送るのにボールペンはちょっとなと思って筆ペンを手に取る。
でも、筆ペンにもマナーってあるのか不安になって・・・。
実は筆ペンにも種類があるので年賀状に使う際にはマナーってものがあります。
ポイントを押えて、失礼の無い年賀状を筆ペンで書けるようにしていきます。

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年賀状で筆ペンを使う際にマナーってあるの?

年賀状を書く際に使う筆ペンにも実はマナーがあります。
ただ、そう多くはないので覚えてしまえば簡単です。

●楷書体で書く
●崩し字・続け字は使わない
●旧字体もちゃんと書く(特にお名前などの固有名詞)
●黒いインクの物を選ぶ

です。

楷書というのは、

この字体のことです。
(正確には、手書き字を楷書、印刷書体を楷書体と言って別のものですが)
特徴としては文字を一画ずつ続けないで書きます。
そのため線の打ち込み(筆の入り)、筆の走り方、止めはね払いがハッキリ出ます。
また、字の形が正方形に近いのも特徴です。
PCの普及で普通の明朝体をなぞっているのと勘違いされがちですが、全く違う字体なんです。

毛筆で書くと、どうしても「スルスルスル~っと流麗に書きたいわ~ww」なんて思ってしまいがちですが、そういうのは書道家の先生とかがやるわけで、しかも一般人には読むのが難しい。
読めない年賀状もらっても嬉しくないですよね。
なので、一般人が筆ペンで年賀状を書く際には、楷書で太くてしっかりとした字を書くようにして見てください。
サインペンで書くよりもずっと見栄えがしますよ。

また、崩し字や続け字などは使わないように気を付けます。
特に書き慣れたひらがなは崩してしまいがち。
漢字・ひらがな共に形に不安があれば、一度Wordなどに打ち出してプリントアウトして確認してみるのがおすすめです。
その際、選ぶ書体はMicrosoft Wordなら『HG正楷書体-PRO』を選んでみてください。
上の画像もHG正楷書体-PROで書いてあります。

もう一つ書くときに気を付けなければならないのが、旧字体を正確に書くことです。
これは筆ペンに限った話ではないのですが、どうしても筆ペンだと細かい字を書くのが難しくなってしまうので新字体にしてしまう人がいます。
例えば「齋藤」さんなのに、難しくて「斉藤」さんにしてしまったり。
これって相手のお名前を間違えて書いているのに等しいことなので、難しい旧字体は先に練習してからトライしてみてください。

最後に筆ペンを選ぶ際ですが、黒いインクの物を選んでください
その詳しい理由については次の項目で紹介します。

薄墨のペンを年賀状に使ってもいい?ダメ?

筆ペンには筆先の種類も色々あるのですが、それよりも大きな違いがインクの色です。
で、特に店頭に並ぶのが黒インクと薄墨のインク。

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この違いはというと、実は薄墨って弔辞(お葬式)で使う墨の色なんです。
お香典に名前を書く際に薄墨を使うのは『本当ならちゃんと墨をすって濃い字を書くところ、悲しみで力が入りませんでした』や『悲しみで涙が硯に落ちて墨が薄くなってしまいました』という意味。
そのため、薄墨の筆ペンで新年の挨拶をするのは非常に失礼なことなんです。

しかし文房具店には必ず黒い筆ペンと薄墨の筆ペンはありますから(年間通して需要ありますからね)、買い求める際には必ず黒かどうかよく確認してください。
もし間違えて買ってしまっても、重ねて書けば黒くなるかなー?とかってやらないでください。
二重書きするのも失礼なので。

また、赤い色や最近はカラー筆ペンなんて言うものもあります。
綺麗なんですが、やっぱり文字を書くのにはあまり使わない方が無難
ただし賀詞(謹賀新年や迎春など)だけなら、赤は魔除けや邪気払いの色なので使っても大丈夫。
もはやこれはデザイン性の問題ですね。
デザインと言えば、筆ペンで絵を描きたいと思われる方もいるかと思いますが、絵であればカラー筆ペンや薄墨と普通の黒の墨の濃淡で絵を描くのは大丈夫です。

筆ペンで字を書くならば黒一択
賀詞だけは赤でも大丈夫。
絵に使うならカラーや薄墨を使っても可能。
何を書くかで筆ペンの色を失礼の無いよう選んでください。

年賀状に筆ペンを使ってかすれたらダメ?

筆ペンを使っているとどうしてもかすれが出てきてしまうことがあります。
このかすれ、味があって文字としてはかっこいいんですが、大丈夫なかすれと失礼な擦れがあるので注意が必要です。

筆ペンで書いている時に、文字にはいろいろな形があって止めはね払いを要所で入りますよね。
特にはねと払いは筆先を抜く(はね・払いの時に細くなる)ので擦れやすくなります。
こういった自然なかすれは問題ありません
もし目立って気になる場合には、筆を抜く時にゆっくり抜いてみてください。

しかし、書いているうちにインクが少なくなってきて文字全体が擦れてくることがあります。
これは無いインクを絞ってやっているようなものなので失礼
毛筆タイプの筆ペンだと筆先のインクが足りなくなってくると擦れることがあるので、時々押してインクを出す必要がある場合もあります(紙による場合も)。

味わいのある字なのか、貧乏くさい字なのかは、もしあなたがその年賀状をもらったらどう思うか?を念頭に考えてみてください。
「本年もよろしくおねがいいたします」が全て擦れてたら、それはちょっと嫌ですよね。
そういう感覚で大丈夫です。

年賀状に筆ペンを使うコツまとめ

●年賀状を筆ペンで書く場合には、楷書体で書く、旧字体は略さない、崩し字や続け字は使わない、黒のインクの物を使う
●薄墨やカラー筆ペンは文字には使わない。賀詞なら赤でもいいし、絵には他のカラーを使っても一応大丈夫
●文字のはね・払いの部分が擦れる程度ならそれは自然なので大丈夫だが、インク切れで文字全体が擦れる用であればペンにインクを補充するように

毛筆タイプの筆ペンの方が確かに毛筆の字に近くてきれいなのですが、やっぱり使いこなすのは大変です。
なので私がオススメするのは呉竹の筆サインペン
筆先が硬めの物を選べば、普通のサインペン感覚で文字が書けるのに、はね・払いがきれいに書けます。
筆ペン診断テストであなたに合った筆ペンを紹介しれもらえるので、もしまだ筆ペンを買っていないのであれば診断を受けてからでも買いに行くのは遅くないですよ~。

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