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成人式に行かないのは私立校だから 友達関係や親について

新年・正月

今年で成人する方々、おめでとうございます。
と言っても中学から私立校に進学した人の中には、「おめでとうなんてどうでもいいから成人式行きたくないよ!」と思っている方もいるんじゃないかと思います。中学から私立に通い始めた人は特に成人式に行っても友達がいなくて、同窓会みたいな状態のところ一人ボッチで耐え忍ぶなんて、ぶっちゃけしんどいだけ。行きたくなくて当然なのになぜか親は行ってほしそうにしていて、困った板挟みなんてことも。

私立出身者というのは成人式に欠席する正当な理由になり得るのか? それとも親の機嫌を取る意味だけで出席した方がいいのか? 様々な角度から考察していきます。

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成人式に行かない理由は私立校だったからで大丈夫?

私も中学から私立校に進学してしまい、中高6年間は県境を越えて通っていました。もうそうなると、地元の友達とか疎遠のレベルではなくて、顔を見ても名前が思い出せなくなるレベルなんですよね。わざわざ何万もする振袖を借りるなんてバカバカしいと考えなくもないですし、そもそも向こうも忘れてると考えていました。

ということで私は結局、成人式は欠席したタイプの人でした。そして成人式に行かなかったことを後悔したことはありません

ですが、欠席した確たる理由はうるさくなる成人式であることが知られていたからでした。見知らぬ酔っ払いに絡まれたくない気持ちが大きかったと思います。別に友達なんてこの場合どうでもよいことなのです。


出欠を決める際に一つ考えてみてほしいのは、成人式の意味です。

近年の成人式とは、各自治体がその年に二十歳になった人をお祝いするもので、これから大人として生きていく事に対する祝福と激励の行事という位置づけになっていると思います。つまり成人式って同窓会ではないんですよ。

もちろん懐かしい仲間が集まればその場が同窓会みたいな雰囲気になってしまうという逆説的な部分はあります。しかし、本来は同窓生が集まるために開かれた式典ではないということなんですね。

特に、都市部の人口が多い自治体では成人と言ってもとんでもない人数がいますから、友達を見つけようとしてもあらかじめ待ち合わせをしておかなければなりません。逆に私の友人の兄上は素知らぬ顔で二年連続で成人式会場をぐるっと一回りしてきたそうです。それぐらい別に誰が見ているわけでもないんです。

だからあなたが成人式に行くか行かないか考える際には、友達がいるかどうかというポイントよりも、成人になった事に対して行くかどうかというポイントで出欠を考えた方がいいのではないかと思います。

個人的には成人式は出席するべきものであるという固定観念自体が好きではありません。ですが、私立校出身で知り合いがいないからというのは理由としては弱いと思いますし、そもそも大の大人になる人が誰に言い訳を言っているのですか? ご両親? それとも自分自身? 成人式に行く価値があるかどうかの判断は、ご自身の自治体がどのような式典内容を行っているのか確認してみてからでも遅くないと思いますよ。

成人式に行かないのは友達がいないから?

さて、二十歳と言えば大学2年生、あるいはすでに働いている方もいるかと思います。そんな大の大人がたった半日ぼっちに耐えられないなんてことはないでしょう。また、友達から誘ってもらえないと動けないことも無いはずです。

ですから、単純に友達がいないことはあまり理由にはならない気がします。そして前述したのとも被りますが、成人式を同窓会とはき違えている部分があるかと思います。

確かに「友達に会いたいから成人式に行く」のは理由になります。そうでもしなければ会えない友達がいるのなら、ぜひいってらっしゃいというところ。ですが「友達がいないから成人式に行かない」というのは言っていることが逆のように聞こえて、実は逆ではありません。

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なぜかと言うと、成人式に行くことの主旨が異なるからです。
「成人式に出席する」と「友達に会う」のでは、「友達に会う」のはついでの用事です。友達がいないからと言ってしまうと、ついでの用事が叶わないので行かないと言っているのと同じことになってしまうのです。

成人式に行く行かないをご両親と揉めるのはそもそも筋違いだと私は考えているのですが、あえてここでは欠席の許可をご両親からもらわなければならないと想定します。
その場合、もちろん友達を理由で行かないことを承知してくれるご両親ならば問題は無いと思います。ですが、成人式に本当は行かせたいと思っているご両親の場合には、ついでの理由で自分の子どもが行きたくないと言ったら、そりゃ「何で行かないの」になるでしょう。

つまり友達がいないからは理由としては弱くなりがちです。もし行きたくないのであればそれ相応の他の理由を用意してみてください。

成人式に行かないと親はどう思うか

がっかりされる親御さんもいるでしょうし、いいんじゃな~いの一言で終わる親御さんもいるかと思います。この違いは簡単で、がっかりされる親御さんは成人式に出席することが自分の中でもお祝いになっている場合か、あるいは成人式は絶対に出席するものだと考えている場合です。

親というものは自分の当り前が子供の当り前と考えがちで、そして「大勢もそうしているよ」は無効です。つまり、現在意外と多くの成人が成人式を欠席する現状を伝えたとしても、よそはよそウチはウチ!となります。

これらを踏まえていくと、成人式は行くべきものと考えているご両親を説得する材料として、私立校で友達がいないというのがいかに弱いかということが分かるかと思います。

ご両親にとってはあなたの友達なんかどうでもいいのです。あなたが成人式に出席することが大事で、それをお祝いしたいし、ご両親が当たり前だと考えていることをあなたにも当たり前に遂行してもらいたいと考えているのですから。当たり前ってとても怖い言葉ですね。


ですから、このような場合に必要なのは友達関係よりももっと重大な欠席理由とそして代替案です。

まず自分が私立校だとか地元に友達がいないとかはすぱっと考えから捨ててしまってください。そして成人式の内容を調べて、行くべきか否かを自分で判断しましょう。

もしかしたら少し顔を出してもいいと思えるかもしれませんし、逆に過去のネット記事などで事件沙汰をしって行きたくなくなるかもしれません。どちらでもいいのです。結果として自分自身がしっかりと考えを持って出欠を述べられればいいんです。


そしてもう一つは成人式に行かない代わりとして、何かお祝いの場を他に設けてください

恐らくですが、成人式が大事だと考えているご両親なら成人式の日にお祝いをされるつもりかもしれません。それが成人式がナシとなったら、お祝いはどうする?となってしまうわけです。

ですから、一緒にご飯でもいいですし、振袖を着て家族写真を撮りに行くでも、あるいはお参りをするでも何でもいいのです。要はお祝いをしてもらう代替案を考えて提示してください。そしてご両親にちゃんとお祝いされてください。それがあなたにとっても、ご両親にとっても成人式になるはずです。

まとめ

私立校出身は成人式に行かなくてもいい理由になる?
●成人式は同窓会ではないので、中高が私立で友達がいないことが理由にはなりづらい
●友達がいなくても大人ならば半日ぐらいはどうとでもなるはず
●ご両親には友達以外の理由とお祝いの代替案を

本来であれば、大人になったのだから自分の行動ぐらい自分で決めさせてよと思うでしょう。ですがそう思われていないということは、ご両親から見ればまだまだあなたにも子供の部分があるのかもしれません。自分の生活を見直す機会として利用してしまうのも一つの手かもしれませんね。

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