予定をやりくりしてインフルエンザの予防接種をした次の日に断れない飲み会が!なんてパターン。
冬場の飲み会シーズンにはよくあることだと思います。
しかしインフルエンザの予防接種の後には飲酒はダメだと聞いたことがあるし、でも「後」ってどれぐらいまでなのかよくわからない表現ですよね。
断れない接待とインフルエンザの予防接種が連日立て続けになってしまった場合、どうしたらいいのか、後というけどどれぐらい後まで控えた方がいいのか、紹介していきます。
インフルエンザの予防接種で飲酒を翌日してもいい?
インフルエンザの予防接種時の飲酒について、私たちがインターネット上で確認できる資料はこちらになります。
厚生労働省 インフルエンザと予防接種 (啓発資料)
これによると、飲酒については接種当日は過度の飲酒は控えるようにと書かれています。
裏を返せば次の日ならば大丈夫という意味!・・・・・・・と考えたくなるのが人間ですねw
冗談はさておき、当日ですら「過度の飲酒」を控えるとのことなので、翌日は飲酒しても大丈夫と考えるのが普通です。
ただし注意した方がいいのは副作用が出やすい期間です。
予防接種を受けた後の一般的注意事項に記載がありますが、副作用の多くは24時間以内に現れるということです。
そのため接種後24時間以内は飲酒はなるべくならば控えた方がいいでしょう。
また、どうしても断りきれない場合には少量だけいただいて、あとは「インフルエンザの予防接種を昨日したばかりなので」などと言って断ったほうが賢明だと思われます。
インフルエンザの予防接種に飲酒を避けるべき理由
さて、予防接種時に飲酒をしない方がいい理由は副作用にあります。
ガイドラインにある24時間以内に出現しやすい副作用というのは局所作用と言って、注射した部分が腫れる・赤くなる・痛くなる・硬くなるなどの症状です。
この副作用の症状が、飲酒によって悪化する可能性が考えられるため飲酒を避けたほうが良いということなのです。
また稀ですが、摂取後すぐに急激なアレルギー反応であるアナフィラキシーを起こす人もおり、その場合にはじんましんや呼吸困難など、度が過ぎる飲酒でも起こしかねない症状なので、何の病状なのか分からなくなってしまう可能性も考えられます。
正常な副作用(局所作用)を悪化させてしまったり、重篤な事態を引き起こす副作用(アナフィラキシー等)を見逃しやすくなってしまう可能性があるため、飲酒は控えるようにとされているのです。
これらのことからも、「過度の飲酒はダメだけど、少量ならいいよね!」と考えるより、「何かあったら大変だから飲酒は控えておこう」とした方が賢明だと思われます。
まずは24時間、できれば飲酒を控えて体調をよく観察してください。
また、何か異常が起こった際にはすぐに医療機関に行けるようにしておくとよいでしょう。
インフルエンザの予防接種のあとに飲酒したいが腫れはどうなる?
予防接種をしたところがちょっと腫れているけどお酒飲んでも大丈夫かなぁ・・と不安になってしまった人、いますか?
なるべくならお酒は控えた方がいいでしょう。
もしアルコールを摂取することでその腫れが酷くなった場合には、医療機関にかからなければならない事態に発展するかもしれません。
ただ、腫れていること自体は正常な反応なので心配はいりません。
インフルエンザの予防接種は、不活性ワクチンと言って感染する能力を取り除いた病原体を元に作られています。
この不活性ワクチンを体内に摂取した際に、免疫反応が起こっているため、注射した付近がかゆくなったり赤くなったり少し腫れたりする場合があるということです。
この副作用は接種を行った10~20%程度の人に現れるとされており、2~3日か長くとも一週間程度で収まるとされています。
反応を少し抑えたい場合には濡れタオルなどで冷やして、水分をちゃんと補給するように心がけてください。
しかしあまりにも症状が酷かったり、急激に悪化・収まらずに拡大していく、また長期間治らない場合などは医療機関に行って診察を受けてください。
腫れなどの症状がある場合にはこのような激しい症状にならないためにも、飲酒はなるべく控えた方がいいと考えられます。
まとめ
●ガイドラインによれば当日の過度の飲酒は控えるようにとのことだが、副作用が発生しやすいのは接種後24時間なのでその時間の限りは飲酒は控えた方が良い
●接種後に飲酒をすると副作用が悪化したり、症状が飲酒が原因か副作用なのか分かりづらくなってしまう
●腫れているのは副作用の一種なので飲酒はオススメしない
せっかく時間を作ってやったインフルエンザの予防接種ですから、その後のケアもバッチリして冬を乗り切ってください!
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