インフルエンザ 季節-冬

インフルエンザの予防接種で飲酒を当日は?副作用と飲酒してしまった場合

投稿日:2017年9月28日 更新日:

毎年冬に猛威を振るうインフルエンザですが、予防接種をすれば少し安心できますよね。
しかし予防接種の当日にどうしても断れない飲み会・接待が入ってしまったらどうすればいいんでしょうか。
忘年会・新年会と、接待以外にもアルコールを飲む機会が冬場は特に多くなりがちなので、その合間を縫って予防接種をしに行こうとするのもなかなか予定が作りづらいと思います。
副作用はどうなるのか、また万が一飲んでしまった場合にはどうなってしまうのか?

インフルエンザの予防接種の当日に飲酒をせざる負えないような状況の場合、どうしたらいいのか紹介します。

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インフルエンザの予防接種で飲酒を当日してもいい?

この疑問に対して適切に回答をしてくれているのがこちらです。
厚生労働省 インフルエンザと予防接種 (啓発資料)

このガイドラインによると、いつも通りの生活をしてもいいが過度の飲酒は控えるように、とのことです。
ということは、多少は飲んでも大丈夫のようです!
が、やっぱり「全然問題ないよ~」と書かれてはいないのでなるべくならばやめた方がいいと考えられます。

とはいえ、やはり気になるのはなぜ控えるようにと言われているかではないでしょうか。
これは予防接種の仕組みと関係があります。

インフルエンザの予防接種は「不活性ワクチン」と呼ばれるもので、簡単に言うと感染する能力を失わせ(不活性にし)たもの原材料として作られたワクチンです。
そのため病原菌を弱らせた生ワクチンと違ってワクチンその物でその病気を発病することはありませんが、免疫を獲得する以外の反応で副作用とされる腫れやかゆみ、痛みが発生する場合があります。

飲酒はこの副作用を大きくさせてしまったり、また副作用なのか飲酒の影響なのか分かりづらくしてしまいます
そのため過度の飲酒は控えるようにとガイドラインに明記されているのです。

どうしても断れない接待などの場合には「インフルエンザの予防接種後なのでアルコールは控えるように医者から言われています」と伝えて、あまりアルコールは摂取しない方がいいと思われます。
もしどうしてもという場合には飲みすぎないように、あなたのお酒の強さと合わせて少量いただくように気を付けてください。

インフルエンザの予防接種の副作用と飲酒について

さて、この副作用ですが大きく分けて二つあります
一般的に起きやすい副作用は局所症状です。

この局所症状はインフルエンザの予防接種をした人の約10~20%に現れるもので特別な問題が発生したわけではなく、免疫反応の正常な反応で予防効果を獲得する過程がまさに起こっているのだと考えて差し支えないようです。
具体的には予防接種した部分が
●腫れる
●かゆい
●痛い
●硬くなる
●熱を持つ
●肌が赤くなる

などの症状があります。
これらの症状は予防接種後から2~3日、長くとも一週間程度で収まるのが一般的です。

お酒を飲む方はお分かりいただけるかと思いますが、アルコールを摂取すると暖かくなってポカポカしますよね。
これによって腫れたりかゆくなったりするのが増幅される可能性があるということです。

もし、かゆかったり腫れたりしても、そこまでひどくない場合には濡れタオルなどで冷やしたり水分補給をしてみてください。

ただし、症状が重篤な場合や、拡大していったり長期間にわたって治らない場合には必ず医療機関にかかってください
何か別のことが体の中で起こっている可能性があります。


さらにもう一つ、こちらは非常に稀ですが起こる可能性がある副作用です。

それはアナフィラキシーと呼ばれる酷いアレルギー反応です。
これはインフルエンザの予防接種に含まれる成分(卵など)によって起こる症状で、こちらは生死に関わる場合があります。
症状としてはショック症状や全身への蕁麻疹、呼吸困難、血圧低下、発汗、顔が急激に腫れるなどが挙げられます。
ハチに二回さされたりすると起こるので知っている方もいるかと思いますが、非常に稀にインフルエンザの予防接種でもアナフィラキシーを起こす方もいるということです。

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ただしこの副作用は予防接種後30分以内に発症することがほとんどです。
そのため予防接種後すぐに体調がおかしくなった場合にはすぐに医者にかかってください。
予防接種後30分以内に飲酒を始めることはあまりないと思いますが、この症状の場合にも飲酒によって症状が悪化する可能性がありますので飲酒は控えた方がいいでしょう。

インフルエンザの予防接種のあと飲酒してしまったら?

インフルエンザの予防接種後、どうしても断りきれずにお酒を飲んでしまった・・・という方は多かれ少なかれいると思います。

その場合にはこれ以上飲酒をしないようにしてみてください。
また、何かの症状が急激に悪化した際にはすぐに医療機関に行けるようにしておきましょう。

「過度」というのがあいまいで非常に個人差があるところですが、常識的な範囲の量ならば接種当日に飲酒をしてもいいとされています。
もう飲んでしまったどうしようと慌てて何かをするより、まずは体に異常がないかつぶさに観察し、これ以上飲まないようにして体を休めて体調を回復した方がいいと思います。

まとめ

インフルエンザの予防接種の当日に飲酒は?
●過度の飲酒はNG、少量ならばセーフだがオススメはしない
●かゆみや腫れなどの副作用を助長する可能性がある
●アナフィラキシー症状の場合にはすぐに医療機関に
●飲酒を既にしてしまった場合には、これ以上の飲酒をやめて異常が内科を確認して体を休める

仕事の関係でどうしても断れないお酒がある気持ちも分かります。
ただ、体あってのお仕事なのは間違いありません。
まずは体を大事にしてお仕事に差支えの無いように気を付けてください!

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執筆者:


  1. 匿名 より:

    控えた方が良いのは医療従事者でなくても知っていますが
    作用機序やエビデンスは中々見つけられないですよね
    IgE IgM マスト細胞など免疫やら血管透過性亢進のオータコイドの論文読まなきゃならないのでしょうか?

    • てんこ より:

      コメントありがとうございます。

      作用機構やそのエビデンスについては、申し訳ありませんが把握の限りではありません。
      むしろ、専門的な知識がない人でも把握と対応・予防ができるようにと、公的機関がガイドラインを作っているという理解です。
      そのため、ガイドラインや基礎的な情報以上の詳しい学術情報が知りたい場合には、専門書や論文などを当たるしかないだろうとは思います。

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