PR
本ページにはプロモーションが含まれています

インフルエンザの予防接種今からでも間に合う?遅い時期や有効期間

インフルエンザ

今年もインフルエンザが流行し始めて周囲にポツリポツリと感染した人が出始めてから「あ、予防接種してないな」なんてこと、ありますよね。
高校の受験期などと違って、特別にインフルエンザをひいてはいけないイベントがあるわけではなく、むしろ常時健康でいなければならないからこそ忘れがちな予防接種。
忙しい仕事の合間を見つけて予防接種を予約したり受けに行ったりするのも大変で、見て見ぬふりをしていたら12月半ばだった・・・なんてことになっていないでしょうか?

インフルエンザの予防接種がいつまでなら効果があるのか、遅い時期と言ってもどれぐらいまでなら有効期間内なのか紹介していきます。

スポンサーリンク
  

インフルエンザの予防接種は今からでも間に合う?

インフルエンザの予防接種はそもそも罹患しないための物ではありません。
予防接種をしていても、その型が適合していたとしても、感染自体はする物なのです。
ではなぜ予防接種が推奨されているのかというと、インフルエンザの予防接種は感染したとしても発症しないで済んだり、あるいは発症しても症状を軽減してくれる効果が期待されているからなのです。
1回の予防接種後に約60%程度の予防効果が期待され、2回接種で90%程度の予防効果が期待されているそうです。
1回接種すれば絶対に大丈夫!というものではないんですね。

これを踏まえて、厚生労働省が出しているインフルエンザの予防接種に関するガイドラインを見てみると
インフルエンザと予防接種(啓発資料)
有効性についての項目で「抵抗力が付くまで2週間程度かかる」と記載されています。

また、国立感染症研究所が公開している過去10年分(2007~2017)のインフルエンザ感染者数の週ごとの推移では
国立感染症研究所 インフルエンザ過去10年間との比較グラフ(9/26更新)
2009年を除き、感染者数のピークは1月中旬から2月上旬です。

この

●抵抗力が付くまで2週間
●ピークは1月中旬以降
の2点から、12月末までにインフルエンザの予防接種を受ければピークまでには抵抗力が付くと考えられます。
今あなたがこの記事を見ているのは何月何日ごろでしょうか?
今から二週間以内にどうしてもインフルエンザにかかりたくない何かがあるのだとすれば、今からでは手遅れの可能性が高いでしょう。
その日までマスク手洗いうがい、加湿などに気を付けて、予防をするしかありません。

また2週間後以降に何かがあるわけではなく、ただ漠然と「インフルエンザ怖い」というだけで今受けようとしている場合には、「ピークまでまだ2週間あるから効果があるな♪」と考えるのは危ないと思われます。
ピークが早まる可能性やピーク以外でも罹患する可能性も十分にあります。

様々な要素を考えたうえで、自分が今予防接種を受けることによりどのような効果が自分自身、また周囲の人に与えるのか考えてみてください。
考えるキーワードは「2週間」と「1月中旬以降」です。

インフルエンザの予防接種が遅い時期になるとどうなるか

遅い時期にインフルエンザの予防接種を受けると、簡単に言えば流行のピーク時に抵抗力が得られていない可能性があります。
そのため「接種したのにインフルエンザで大変な目にあった・・・」という残念な事態なる可能性は否定できません。

逆算すると、12月ごろから流行し始めてピークが1月中旬以降ですので、11月ごろに接種をしておくのがベストだと思います。
ただ12月に入ってから接種したとしても一般的なインフルエンザの流行のピークには間に合います。

スポンサーリンク

ただし一つ考えておいた方がいいのは、ワクチンの在庫についてです。
インフルエンザの予防接種をちゃんとしようと考えている人は、11月ごろから既に接種を順次受け始めています。
ということはワクチンの在庫自体はドンドン減っていくのです。

ワクチンも薬の一種なんだからすぐに製造できるでしょ~?と考えるかもしれませんが、実はワクチンの製造には二週間程度かかるのです。

インフルエンザのワクチンを作るには、ニワトリの卵の有精卵が必要になります。
有精卵とは雛が孵る卵のことで、スーパーで見かけるのは無精卵なので利用できません。
この有精卵を10~12日育てた後に卵の一部にウィルスを感染させて2~3日培養します。その後半日冷却してウィルスの増殖を止め、ウィルスを採取したあとに様々な工程でワクチンを生成していくのです。
100万人が接種を受けるとしたら有精卵100万個が必要になるわけです。
しかもワクチンは8月まで製造し、8月から国家検定を受けて9月から出荷、12月中旬までには出荷が終わります。
ということは12月以降に接種を受けようとしたら、残っているワクチンが無なってしまったら無理ということです。
予約を締め切る病院も出てくるのはそういった事情からなのです。

なるべく早めに、というのがやはりおすすめではありますが、どうしても遅い時期になってしまっている場合には、事情があるのだと理解したうえで接種を受け付けている病院を探してみてください。

インフルエンザの予防接種の時期や有効期間について

インフルエンザの予防接種は毎年受けるだけあって、有効期間というものが存在します。
これは個人差もありますが、ガイドラインによると有効期間は4~5か月とされています。

また国立感染症研究所のデータからは、インフルエンザの流行は3~4月ごろでようやく落ち着くことが分かります。

先ほどからのキーワードにこれらの情報を加えると

●抵抗力が付くまで2週間
●ピークは1月中旬以降
●有効期間4~5か月
●3~4月まで流行する
の4つのポイント二なります。
ここから逆算をしてみると、予防接種を受ける時期は11月ぐらいがちょうどいいのではないでしょうか。
在庫や流行のピークを考えると、遅くとも12月ぐらいまでには接種を受けておきたいところですね。

また、医療機関によっては大人の方でも2回目の接種をオススメされる場合があります。
これは1回より2回の方が予防効果が20~30%上がるということに起因します。
2回目の接種は1回目から2~4週間期間を開けることになっていますので、11月上旬に接種を受けた場合11月下旬~12月上旬に2回目の予防接種を受けるのがいいと思います。
これによりベストな形で流行期間に突入することで、もしインフルエンザになったとしても症状を軽くしてくれる効果が見込まれます。

まとめ

インフルエンザの予防接種は今からでも間に合う?
●12月ならまだギリギリ間に合うかも?!
●遅い時期にやると抵抗力が付く前に流行のピークを迎えてしまう場合も。ピークまで2週間以上あるといいかも
●ワクチンにも在庫があるということを考えて!
●有効期間は4~5か月なので流行のピークと流行期間を考えよう

ちょっとひどいだけの風邪と侮っているとひどい目にあうのがインフルエンザです。
来年からは「しまった・・・」と思う前にちゃんと予防接種に行くようにしてくださいね。

スポンサーリンク
  スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました