付き合い始めてからもうすでにン年・・・毎年の誕生日やクリスマスにプロポーズを期待しては落胆しの繰り返しで疲れてしまった、なんて女性いませんでしょうか。将来のことを話したり、一緒にいられて楽しいとか言うのだから全く結婚を考えていないわけではなさそうだけれども、しかし彼氏の方からの結婚に対するアクションは丸で無し。いい加減待つのもしんどくなってきたし年齢的にもそろそろ限界。
そんな場合、クリスマスに逆プロポーズするのってありなんでしょうか?
男性女性双方から見たプロポーズに対する固定観念と、非常にイベント性を重視されがちな「クリスマスにプロポーズ」について考察していきます。
逆プロポーズをクリスマスにするのはありかなしか
私の個人的な考えだけを言えば、逆プロポーズ自体はアリだと思っています。
というのも、筆者自身が逆プロポーズ気味(しかもけっこう強引)に進めた方だったので、ナシとは言えません。そして逆プロポーズをクリスマスにすること自体も別になんら悪いとは思いません。言い出す勇気をもらうためにも、雰囲気は大事ですからクリスマス、いいじゃないですか。
ただ、プロポーズ自体に夢を見ている女性にはあまりオススメできません。夢を見ている、と言うと語弊があるかもしれませんが、例えば以下のような思いをお持ちなら、あまりクリスマスに逆プロポーズをすることはオススメできません。
●単純に結婚してほしいとかそういう言葉だけじゃ嫌
●本当は男性側からプロポーズをしてほしいし、本来なら男性がプロポーズってするのが当たり前だと思っている
●クリスマスは重大なイベントだから記念になるようなプロポーズをしたい
プロポーズとは簡単に言えば結婚の口約束です。(口約束だからどんなものでもいいとかそういう悪い意味ではなく、そこに何らかの証拠がなければ法的に婚約の成立が証明できないという意味です)しかし、結婚後は二人で頑張っていかなきゃいけなくなるのに、そのきっかけが男性側からが当たり前とされているんでしょう。
いえ、あなたが持っているプロポーズの理想を批判する気持ちはありません。
しかし、そういう理想があってそれを曲げてもいい、曲げたとしても物事を進める覚悟があるかどうか、というのが問題なのではないかなと思うのです。
実際、プロポーズよりも大変なのはその後です。双方のご両親に挨拶をして顔合わせをセッティングして、職場へも知らせて、結婚式はどうするか、2人で生活していくうえでの財布はどうすか、仕事は? 将来像は? 10年後は? 両親の老後の世話は? ・・・なんて結婚前から綿密に計画を立てる必要はないですが、正直プロポーズのやり方ひとつでその後の生活が劇的に変わるかというと、想像通りそんなことはありません。プロポーズが理想の形かどうかを心配するより、結婚後の生活が理想的になるかどうかの方が問題としては大きいと思うのです。
それを踏まえたとき、あなたはクリスマスに逆プロポーズをするということに、自分の理想を当てはめていないでしょうか。キラキラした期待に満ちた何かを期待していないでしょうか?
残念ですがクリスマスにしようが仏滅にしようが、逆プロポーズは現実的です。なぜかと言えば、受け取る相手が男性だからです。
一般的なプロポーズがやけに夢見がちなイベントという位置づけにされているのかというと、プロポーズがされる側が女性だからで、女性がそういうシチュエーションが好きだという情報を男性諸君が掴んでいるからです。つまり男性側は女性が好むシチュエーションや言葉、贈り物を選んで受け入れてもらおうと必死で考えます。
したがってあなたが持っているプロポーズの理想はあなたが受ける際のプロポーズへの理想であって、それをそのままの形で男性にしてあげたとして、受け入れてもらえるかどうか考えてみてほしいのです。彼氏はあなたに可愛い物をプレゼントしますが、あなたはあなたが好きだからと言ってピンクリボン付きショールを彼氏にプレゼントしませんよね。きっと似合う色や柄を選ぶはずで、プロポーズもそれと同じことだと思いませんか?
つまりもしクリスマスに逆プロポーズをしようとしたら、「自分がクリスマスにプロポーズされたいシチュエーション」をそのまま相手に返すのはあまり賢い選択ではないと考えられます。なぜならば、男性側はそういうのが理想である確率が低いから。
男性にしてみれば、結婚したら責任がどうのと重たく考えすぎて二の足を踏んでいるかもしれないんです。そういう男性にとって欲しいのは、今後現実的にどのような結婚生活を送るのかということ。理想じゃなくて現実に即した将来像です。したがって残念ながら、逆プロポーズを相手の理想に100%合わせていくとプレゼンテーションのようになる可能性すらあります。
ですから、もし理想のプロポーズのシチュエーションや夢を捨てられずに心の中でずっと描いていて、それを実現できないから立場を逆転させるために逆プロポーズを考えているというのであれば、あまりオススメはできないということです。
そうではなく、とりあえず前にも後ろにも左右どちらにも進めない停滞した現状を打破するために逆プロポーズをするというのであれば、むしろクリスマスじゃなくてもどんどん敢行していいじゃないかと私なんかは考えています。
もちろん、きっかけや雰囲気は逆プロポーズをする勇気のためにある程度必要ですから、クリスマスを言い訳に逆プロポーズをするのは構いませんよね。
クリスマスにプロポーズされたいと思う気持ちの整理のつけ方
クリスマスにプロポーズされたいと思う気持ちが全くない、というのもまず珍しいと思います。ただ、クリスマスにプロポーズというのは少々幻想を抱き過ぎな部分もあるかとも思います。それはあなただけに関わらず、世の中の女性たちは一般的にそういう傾向が強いと思います。これは恐らく雑誌やテレビ、あるいは有名人などのプロポーズのシチュエーションの話などに非常に強い影響力があるからだと思います。
もしいまだにクリスマスにプロポーズされたいと思う気持ちがあるのならば、そこは待ってみてもいいんじゃないでしょうか。もしなかったらなかったでもいいんです。そしたら「クリスマスになかったから、じゃあこっちから逆プロポーズするか!」でもいいんじゃないでしょうか。
欧米(アイルランド?)ではうるう年の2/29に逆プロポーズを断ると罰金という伝統があるようですが、残念なことにこちらの記事を読んでいるということは恐らく日本人の方だと思います。つまり100%逆プロポーズが成功する日なんてないんですね。逆に言えば、いつだって成功する可能性があるのだし、別にそれはクリスマスじゃなくてもいいんです。
もしクリスマスにプロポーズされたいという気持ちが捨てられない、でも年齢的にも付き合っている年数的にもそろそろ限界だというのであれば、まずはクリスマスは期待して待っててあげてもいいんじゃないですか。そのうえで、やっぱり彼からプロポーズが無ければ、やれやれしょうがないな~とあなたが逆プロポーズしてもいいわけです。それぐらいの猶予はありますよね。
プロポーズしてくれない彼は一体何を考えているのか
すいません、男にはなったことがないもので正直こればかりは謎です。
が、個人差が大きいものの一般的には、将来への不安が残っているから誰かと一緒になることはできないなどと言われます。そして同時にこの問題について根掘り葉掘り聞くのは、彼の気持ちを丸裸にしてしまうのはあまりよろしくないと思うのです。
あなたがクリスマスにプロポーズという乙女な理想を持つのと同様に、彼の方は男性としての理想の家庭や結婚後の生活など、何らかの男性的な思考による理想があるはずです。プロポーズしない・できないということは、つまり自分はその理想を実現できる自信や確証がないから一歩が踏み出せないという意味に捉えられます。
そんな自分がちょっと情けないと思っている最中、「何でプロポーズしてくれないの? 何考えてるの?」と根掘り葉掘り聞くのは、情けない部分を全部さらけ出してどうにか処理をしてから私に立ち向かって来いというように聞こえがちです。「隠し事はナシね」なんてことを言っているかもしれませんが、これは隠し事というよりもプライドの問題、別問題と言えます。あまり根掘り葉掘りしすぎると、元から二の足を踏んでいる男性は裸足で逃げて行きます。
したがって、あなたが逆プロポーズをするにあたってするべきは、彼が自らプロポーズをしないまでもプロポーズを受け入れられるぐらいに将来に対して安心感を与えることではないでしょうか。「私が養ってあげるから!!」とまでは言いませんが、「一緒にいれば何とか生きていけるから結婚してほしいな」と一歩が踏み出せるように手を差し伸べてみる。それが女性側からプロポーズをする際の、男性の理想に対して寄り添うプロポーズの形の一つだと思います。
まとめ
●女性側の持っている理想のプロポーズの概念をいったん手放して、男性がされてうれしいと思うようなプロポーズを考える
●どうしてもクリスマスにプロポーズされたいと考えているのならクリスマスは待って、なければ逆プロポーズ
●男性側の二の足を踏んでいる理由を想像・察しても、暴かないでカバーできるような逆プロポーズを
実際に逆プロポーズもどきをした筆者ですが、実はそもそも「逆プロポーズ」という言葉があまり好きではありません。二人で頑張っていく結婚の口約束が、どうして男性側からでなければならないという風潮が広まってしまったんでしょうか? 女性が男性にプロポーズしてもいいじゃないですか! そのためにクリスマスの雰囲気に力を借りるのは大賛成です。健闘を祈ります。
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