今まで面接なんてほとんどやったことがないのに、看護の学校を受けようと思ったら普通の面接じゃなくって集団面接だった?!なんてお困りの方もいらっしゃるかと思います。
個人面接ですら緊張するのに集団面接、あるいは集団討論(グループディスカッション)なんていったいどうやって対策をしたらいいのか全然見当もつきませんよね。
長年、高校で進路の指導をした経験がある元教師の方とお話しする機会があったので、看護系の大学・専門学校の集団面接やグループ討論についてどのようなテーマが扱われやすいのかきいてみました。
看護の面接が集団の場合にはどんなことが聞かれる?
集団面接と聞いただけで「うわぁ・・・」となってしまっておろおろしてしまう・・・必要はありません。
集団とはいえ面接は面接なので、一般的には個人の面接と質問が大きく変わることはないようです。
おおよそは
●高校でがんばったこと
●自分の性格、長所短所
●高校での勉強について
●どんな看護師を目指したいか
●人間関係について
というようなことを聞かれるそうです。
詳しくは「看護科の面接の対策はどうやるの?よく聞かれることって何?」の記事を見てみてください。
ただ、集団面接と個人面接では大きく違う点が一つあるといいます。
それは他の人が言ったことをよく聞いておく必要があるということです。
集団面接は一度の面接で多くの人数を試験できるという理由から行っている場合があります。
しかしそれだけではなく、他者との比較ということも同時に見られている場合もあるということです。
そこで、ほかの人が答えた内容についてどう思うか質問が飛んで来たりする場合も(あまり頻度は多くないそうですが)あるそうです。
また、他の人の意見を聞いて似たような意見を持っていた場合、自分の意見がブレてしまう人が時々います。
もちろん似たような意見だったり、その意見はいいなと思うこともあるかもしれません。
ただ、それによって自分が考え、感じたことから導き出した意見がブレブレになってしまってはダメですよね。
一緒に集団面接を受けている方の意見をよく聞いて把握しておくことは必要です。
しかしそれによってあなたの意見が左右される必要は全くないのです。
看護学校のグループディスカッションのテーマとは
さて、看護学校の場合、集団面接ではなく集団討論・グループディスカッションを課される場合があります。
もしどちらなのかわからない場合には、よく募集要項を読んでみてください。
どこかに必ず書かれています。
もしまだ募集要項が出されていない場合には去年の募集要項や去年の先輩に話を聞いてみたり、あるいは口コミで調べてみてください。
必ずどこかに情報はあります。
そのうえで、看護の集団面接やグループディスカッションではどんなテーマが取り扱われるのか?ということですが、実は医療に関係があるものとは限らないらしいのです。
もちろん他大学に比べたら医療看護系の話題を振られることが格段に多いのは確かです。
しかし全く関係ない話題を質問されることもしばしばあるようなので、思い込みで「看護だからきっと医療系の話題が来るはず・・・!」と思って臨むとパニックになる恐れがあります。
ただ、この集団面接やグループディスカッションで見られているのは協調性、組織の中でやっていける人柄かどうか?という点です。
特に現在の医療はチーム医療なので人対人が基本中の基本。
相手の意見をよく聞き、理解し、そして自分の意見を言えることが大事とのことでした。
また、看護は病気の人を常に相手にしていく仕事であるため、特に瞬間的にムカ!っとしてしまうのはNG!
頭に血が上りやすいのはあまり良いことではなく、できるだけ穏やかに相手の意見を受け入れつつ自分の意見を言うように、自分を冷静に保つ必要があります。
できれば高校でグループ面接、集団討論の練習をさせてもらうように先生に頼んでみてください。
その際には同じ看護系の学校を受ける友達にも付き合ってもらい(医療系のテーマを把握している人の協力が必要です)、冷静に回答できるように練習してみてください。
くれぐれも瞬間湯沸かし器のように、即座に反論するようなことはダメですよ!
看護大学の集団面接やグループディスカッション対策まとめ
●似たような意見の人の発言を聞いて、自分の意見がブレないように注意
●グループディスカッションでは協調性や人柄を見られている
●特に集団討論では瞬間的に反論するようなことはよくないので、同じ看護系の話題で討論できる友達に付き合ってもらって冷静に回答できるように練習する
個人の面接もそうですが、面接や集団討論というものは基本的には練習量と慣れです。
どれだけ練習をして受け答えに慣れているかというのがてき面に現れます。
もし苦手だと感じているのであれば何度も練習を繰り返して、他の人の意見に対立も否定もしないけれども流されない、芯の通った考えが持てるように意識してみてください。
スポンサーリンク
コメント