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赤ちゃんの印鑑を作る際の材質は?子供の印鑑の種類やサイズ

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子供が生まれたら印鑑をつくろうと考える人が多いかもしれません。
でもどんな印鑑を作ったらいいのか、一生のものなので悩みますよね。
我が家でも娘にどんな印鑑を作るのか旦那と色々と考えました。
大人になってからもずっと使えるような丈夫で長持ちな素材、そしてサイズや認印・銀行印・実印どれを作ったらいいのか?まとめてみました。

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赤ちゃんの印鑑を作る時に材質で何を気を付ければいい?どんな素材があるの?

子供が生まれたら印鑑を作ってあげたい、出来れば一生モノの。
そう考えるのは不思議でもなんでもありません。
私も娘が生まれたときに、一生ずーっと使えるような印鑑を作ろうと決めていました。

・・・でも!
一生使うってことは、素材はとにかく頑丈で欠けにくい物がいいはず。
しかし様々な材質の物があって、オススメの材質は色々書いてあるけど、いったいどれがいいのかよくわからん??と。

色々考えていくうちに、特に赤ちゃんのために印鑑を作る際には以下の点に気を付けなければならないと考えるようになりました。

●丈夫なこと・耐久性
●使いやすさ
●変質
●改刻(彫り直し)ができること

まず丈夫なことですが、硬いことと割れやすさ(脆さ)は別の性質なんです。
しかもこれ意外と両立が難しい!
実は硬くても割れやすい素材があったり、柔らかくても割れにくい物があったりするんです。
極端な例を考えてみると、ガラスと消しゴムです。
ガラスは爪でひっかいても傷はつきませんが消しゴムは削れますよね。
ところが落としてみると、ガラスは割れますが消しゴムは割れません。
このように、硬さと脆さは別の性質なので、それぞれの性質を持ち合わせている方がいいに決まっています。

そして使いやすさについては、手入れのしやすさ押しやすさの2点が考えられます。
実は朱肉やインクというのは油の成分がかなり含まれています。
そのため油を吸う素材(木など)は長期間使い続けると油で脆くなってしまうことがあるのです。
また、材質によっては油なので弾くまではいかないまでも、朱肉を判の面に乗せて捺印する状態になるものもあるそうで、押しやすさは素材によってかなり違う模様。

次いで変質しづらいことというのは、印影を銀行に届け出たりするのに必要なので当たり前のことかと思います。
直射日光や水分を避ければ大抵は大丈夫・・・なんですが、実は素材によっては虫食いが発生する可能性があるものも実はあるんです。

そして最後の改刻(彫り直し)ができること。
これは万が一、印面が欠けてしまったり、落として割れてしまった場合に彫りなおして作り直せる素材かどうか?ということです。
また、なかなか無いことですが、ご両親や祖父母の形見の印鑑を掘りなおして自分の印鑑として使うという方もいるそう。
あなたはお子さんのためにと考えているかもしれませんが、さらに子供、孫まで浸かってもらえるような印鑑を作れたら・・・それはとても嬉しいことですよね。

ということで、

●耐久性
●使いやすさ
●変質
●改刻

の4点について色々な素材についてみていきたいと思います。
見ていく印材は

●象牙
●黒水牛・オランダ水牛
●彩樺
●本柘
●チタン
●水晶
●琥珀
●翡翠

ここに挙げた印材は、結構ポピュラーな素材で印鑑のネット通販でも大抵見つかると思います。
上から動物の角や牙(象牙・黒水牛・オランダ水牛)、木材(彩華・本柘)、金属(チタン)、宝石(水晶・琥珀・翡翠)です。
宝石印鑑については様々な本当に様々な種類があるのですが、ここでは大きく性質の異なる三種類の宝石について取り上げてみます(もし他の宝石印鑑が気になる方は、同じような観点で宝石の強度について調べて見てください)。

【象牙】
●耐久性:モース硬度2.5(爪で少し傷がつく~硬化で擦ると傷がつく)※成分は歯と同じカルシウムです
●使いやすさ:朱肉を吸うのでとても押しやすいが、お手入れはしっかりと
●変質:しづらい
●改刻:出来る(一部不可能な場合もある)
いい印鑑と言えば象牙・・・ですが、ワシントン条約で象牙の輸入は禁止されているので、現在は取扱店がとても少なくなってきています(年間に決まった量の象牙の正規の輸入があるらしいので違法ではない模様)。
押しやすさは群を抜いて良いです。
ただし象牙にもランクがあって、より牙の中央に近い物の方がいい物とされています。
しかし中心の物ほど硬くて密度が高いのに、脆くて欠けやすい性質があります。
さらに安い象牙はマンモスだったり、象牙の削りかすをまとめて成形した者だったりすることもあるそうな・・・。
品質の悪い象牙では耐久性が悪かったり改刻出来なかったりすることもあるそうなので、保証書を付けてくれるお店で買うのがおすすめです。

【黒水牛・オランダ水牛】
●耐久性:象牙よりは硬さでは劣るが、粘り気があるので欠けにくい(成分は私たちの爪などと同じケラチン)
●使いやすさ:象牙までとはいかないがそれなりに使い勝手は良し。お手入れはしっかりと
●変質:タンパク質なので虫食いが発生することがあるので、密閉できる印鑑入れに入れて保管をすること
●改刻:出来る(一部不可能な場合もある)
象牙の次にいい物という認識が多いかもしれません、の牛の角です。
正確には黒水牛とオランダ水牛は別物なのですが(しかもオランダ水牛はオランダにいるわけでも水牛でもない)、今回は牛の角関係ということで一括りにしています。
水牛の角は私たちの爪や肌などと同じなので、油を弾きます。
そのため印面に朱肉を乗せて押す感じになるので、どうしても象牙よりも力が必要になります。
一番いい物は芯持ちといって、角の中心の部分。
象牙同様にランクがあるので、保証書を付けてくれるお店で買うのがおすすめです。

【彩樺】
●耐久性:通常の木材よりは硬度に優れる
●使いやすさ:軽いので使いやすい
●変質:耐熱性には優れるが朱肉の油分や乾燥には弱め
●改刻:できない
バーチ材(真樺)とフェノールレジンという樹脂を高圧加熱処理したエコ素材と言われています。
バーチ材はヒノキと同じ程度の硬さを持つのに反りが少ない木材として知られており、角材などで使われています。
またフェニールレジンは耐久性・耐熱性に優れているので、自動車部品や接着剤などに使われることもあります。
反面、やはり元が木材なのでいくら耐久性がいいと言っても他の素材から考えると限界があるのかもしれません。

【本柘】
●耐久性:天然木材の中では丈夫な方(だが、木材なので経年劣化は否めない)
●使いやすさ:軽くて使いやすい
●変質:天然木材なので朱肉を拭き取らないと脆くなる。また、乾燥・湿度には弱い
●改刻:できない
柘(つげ)は天然の木材で、一番いい物は薩摩柘です。
硬く粘りがあって密度が高いので綺麗に字を彫ることができます。
が、やはり木材だけあって湿度や温度変化には弱い模様。
また、朱肉の油が浸透していくと脆くなっていくので、長年使った本柘は改刻できないようです。

【チタン】
●耐久性:モース硬度6.0(ナイフで傷をつけることができず、刃が傷む)
●使いやすさ:象牙に匹敵するぐらい押しやすく、また唯一水で丸洗いが出来る。金属なので重たい
●変質:錆びることはまずない、融点は1668度(鉄よりも高い)
●改刻:出来る
チタンは表面に酸化チタンの被膜を作るので内側は錆びることがありません。
また硬さもあるのに割れにくいので、頑丈さでは一番かもしれません。
唯一水で丸洗いできるのもメリットの一つ。
ただ、金属としては軽い方なのですがさすがに他の天然素材と比べると重さはあります。
無骨な印象がぬぐえない金属系素材ですが、最近は表面加工も選べるようになってきました。

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【水晶】
●耐久性:モース硬度7.0(ガラスや鋼鉄などに傷をつけることができる)、靱性7.5で不明瞭なへき開あるので落とすと割れやすい
●使いやすさ:材質の特性上、朱肉が乗りづらいことがある
●変質:しづらい
●改刻:出来る
水晶と一括りにしましたが、シトリン・アメジスト・ローズクォーツなどです(色が違うのは結晶化する際の不純物の種類によるので基本的な成分は同じです)。
チタンよりも硬く丈夫と思いきや、割れやすさでは上を行く素材です。
へき開(割れやすい方向)が実はあり、特に天然水晶の場合には中に小さなひびがあるとそこから割れてしまうことも。
とても綺麗だし、天然素材だと一品ものなので誕生のお祝いにもってこいなのですが、落としたりぶつけたりしないように細心の注意が必要です。

【琥珀】
●耐久性:モース硬度2~2.5(爪で少し傷がつく~硬化で擦ると傷がつく)、へき開ないが欠けやすい
●使いやすさ:水洗い厳禁、熱厳禁
●変質:日光に当たると退色することがある
●改刻:出来る
宝石は宝石ですが、植物の樹脂の化石で、中に植物や虫などの化石が含まれることがあるので一品ものです。
そのため鉱物系の宝石に比べて柔らかく、傷がつきやすいので取り扱いには注意が必要です。
柔らかいうえに脆くて割れやすいので印鑑にする際には補強のための加工がされていることもあります。
保存には気を付けたい素材です。

【翡翠】※硬玉(ヒスイ輝石)
●耐久性:モース硬度6.5~7.0(ナイフで傷をつけることができず、刃が傷む~ガラスや鋼鉄などに傷をつけることができる)、へき開はあるが靱性8で非常に割れづらい
●使いやすさ:材質の特性上、朱肉が乗りづらいことがある
●変質:しづらい
●改刻:出来る
日本古来からのパワーストーンとして有名な翡翠。
天然素材なので一点ものになります。
ただし、日本でいわゆる「翡翠」と言っているのは硬玉(ヒスイ輝石)で、中国の軟玉(ネフライト)とも違い、さらにインド翡翠(アヴェンチュリン)は翡翠ではなく砂金石という宝石です。
※インド翡翠や軟玉が偽物というわけではなく、見た目が似ているので同じ翡翠としてひとくくりにされがちですが、日本では翡翠と言えば硬玉のことを指すので今回は硬玉について取り上げています。
翡翠は硬さで言えば水晶よりも柔らかいのですが、分子構造が複雑なのでとても割れにくい宝石として有名です。
そのため細かい刻印もできるのですが、反面とても削りにくいので大変なのだとか・・・。
また、日本国内で天然翡翠が主に採れるのは新潟県の糸魚川だけなので、印材としては高価な部類です。
そのため多くはミャンマー産の物になると思います。

このようにそれぞれ特徴がありますが、子供のための印鑑を作る際には何に重きを置くのかによって選ぶ印材が変わってくるということです。
とにかく丈夫で長持ちであることが一番なら、チタンがいいと思います。
逆に大人になったら気に入ったのを作り直せばいいと考えているならば、耐久性は低いですがコスト面で優秀な彩樺や本柘がおすすめ。
また印鑑というもののステータスを気にするなら、象牙一択ですね。
この世に一つの印鑑ということが大事ならば水晶や琥珀などの天然宝石系は見た目が同じものはありません。

あなたがお子さんにどんな印鑑を作ってあげたいかをまず整理してみて、どのタイプの印材にするか考えてみてください。
そのうえで、特に天然素材は見て見ないと分からない部分もありますので、実際に判子屋さんに行って印材を見てみることをオススメします。

子供の印鑑は種類は何を作ればいい?実印?

印材はコレ!と決まったとして、では何印を作ればいいんでしょうか?
大きく分けて印鑑には三つあります。

●認印
●銀行印
●実印

です。

どれも似たようなものだし、一気に作ってもいいんじゃ?と思うかもしれませんが、オススメは銀行印です。
なぜ?という前に、それぞれの印鑑がどのような性質の物なのかを整理していきます。

【認印】
申請書や契約書などに押す印鑑。
いわゆるシャチハタ(本体の中にインクが入っているタイプ)も実は認印の一種。
どこにも印鑑登録をしていないものを指す。
・・・・つまり実印・銀行印以外が認印。

【銀行印】
金融機関で口座を開設するときに登録する印鑑のこと。
お金の取引の際に使う。
シャチハタはダメ。

【実印】
市町村に登録する印鑑の事。
社会的信用を証明してくれる印鑑。
不動産の購入やローンの契約などの場面で使う。
シャチハタはもちろんダメで、8mm~25mmに収まるサイズで本名のみ(絵柄などはダメ)。

要は、登録してあるかどうかの違いということなんです。

ではなぜ、この中で銀行印がおすすめかというと使う場面と登録年齢が問題です。
まず認印は申請書や契約書など・・・・って、赤ちゃんの申請書の類はほとんどが保護者がやりますよね。
ですから使いません。
次に実印は、15歳以上でないと登録できないという決まりになっているので、作ったとしても実印としては使えないのです。

ところが銀行印は年齢に関わらず、ご両親が代理で銀行口座を開設することができますから、必要になってくるわけなんです。
もし迷ったら銀行印を作ってあげてください。

子供のための印鑑のサイズはどれぐらいがいいの?

ではその銀行印はどれぐらいのサイズがいいのか?要は太さですね。

実は全国銀行協会では銀行印のサイズは決めていません
銀行の口座開設の申込書のお届け印欄の枠内に収まる物であればいいようです。
また三井住友・三菱東京UFJ銀行などでは印鑑にはサイズ指定は無いとのこと。
ただし大体登録するサイズは10~20mmが一般的とされています。

そのうえで、いろいろな太さのサイズが販売されているのですが、どれを選んだらいい物か?と。
まず第一に大きさは実印>銀行印>認印の順番がいいとされています。
これは大きさで見分けがつくようにという配慮です。

さらに女性と男性で手の大きさが違うので、男性では13.5~15.0mmぐらい、女性では12.0~13.5mmぐらいで銀行印は作成することが多いようです。
ただしこれはあくまで目安なのでキッチリこれを守る必要はありません。
もし手が大きい遺伝があるのなら、女の子でも大き目の印鑑にしても・・・?いいかもしれませんね。

子供のための判子の材質の耐久性・種類・サイズまとめ

●さまざまな素材があるが、耐久性・押しやすさ・メモリアル度などの何に重きを置いて作るのかによって印材を選んでみては?
●作るのは銀行印。それ以外は今のところ必要なし
●大きさは男性が13.5~15.0mmぐらい、女性が12.0~13.5mmぐらいが一般的

結局、耐久一択の我が家はチタンになりました。
無骨な表面があまり好きではないのですが、最近は側面加工もしてもらえるところが多いようで、これはこれで満足(親が満足してどうするの!)。
将来、お子さんが気に入らなければ作り直してもいいのですが、とりあえず記念に長く使える物ということで、多少値は張るかもしれませんがいい物を選んであげてください。

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