梱包材の通称プチプチ。
実は「プチプチ」は川上産業株式会社の登録商標で、「エアーキャップ」は酒井化学工業株式会社の登録商標になっています。
便宜上プチプチと呼ばせて頂きますがこの梱包材、値段も手ごろで入手しやすいし使いやうそうだな~と思って買ってみたものの、いざ送るものを包もうとしたらどっちを内側にしたらいいのか分からない・・・?
外側にする方向が違うと衝撃に対してはどうなるのか不安。
贈り物が壊れないようにするにはどうやって使うのが正解なの?
プチプチの正しい使い方を紹介します。
梱包材のプチプチの裏表はどっちが正解?どちらを内側にする?
実はプチプチには表も裏もありません。
というか正確にはどちらを内側にしても外側にしても正解なんです。
そしてプチプチは裏表どちらを外側にしても内側にしても、緩衝性能については変わりがありません。
つまり後は包む物の種類次第でどちらを裏表にすればいいのか選べばいいということになります。
突起が表と裏どちらした方がいいかは、ざっくりと分けるとこんな感じになります。
突起側を外側にした方がいい物 | 突起を内側にして包んだ方がいい物 |
角や引っかかりがある物 ガラスやアルミ、プラスチックケース、ポスターなどの紙類 |
球体・曲面の形状のもの 梱包後にテープで止める必要がある物 梱包後に中身についてメモ書きした方が良い物 平たい形状で封筒型のプチプチに入れたいと思っている物 |
角や引っかかりの部分にプチプチの突起が引っかかって壊れてしまうことがあるので、ツルツルの面を内側にして包むのが正解。
また、ガラスやアルミ、プラスチックケース、紙類はプチプチが張り付いて丸い跡が残ってしまうことがあります。
なのでこちらも突起を外側にして包んでみてください。
一方で球体や曲面の物はプチプチを内側にする方が綺麗に包めます。
同様に、球体の物などだと梱包後にテープで止める必要が出てきますが、ツルツル面を外側にしておくとテープで止めやすくなります。
そしてプチプチに包むと中身が見えなくなってしまって大変なので、中身に何が入っているのかマジックで書いておきたい!という場合にはツルツル面を外にしておかないと文字が上手く欠けません。
また、プチプチは滑りづらいので平たい形状のものを封筒型にしたプチプチに入れようとするならば内側に突起があると滑らなくなるので入れづらくなってしまいます。
以上が包む物の種類ごとに、どちらを外側にしたらいいのかということでしたが、こうして包んだものをそのまま送るわけではないのですよね。
プチプチで包んだものを箱などに入れる際、他にも同じようにプチプチに包んだものを一緒に入れるとなると、互いにプチプチが外側同士だと擦れあって入れにくく・出しづらくなってしまいます。
なのでもし複数の物をプチプチに包んで一つの箱に入れる場合には、出来ればプチプチは内向きにした方が入れやすいですし出しやすいです。
同じようにプチプチで包んだ物を封筒等に入れる場合も、摩擦で入りづらくなることがありますから突起部分は内側に向けた方がやりやすくなります。
とはいえ、物によっては突起を内側に向ける方が引っかかったりして危ない場合もあるので、
【50枚】 プチプチ袋 A5・角5 d37L(3層品) 川上産業製 緩衝材/袋状 【ぷちぷち袋】【エアキャップ袋】【エアパッキン袋】【エアークッション袋】【エアーパック袋】
スポンサーリンク
感想(6件) |
そういう物にはプチプチの中でも「三層品」と言うものを選んで使ってあげてください。
三層品とは、通常のプチプチがツルツル+プチプチで作られた二層なのに対して、プチプチをツルツルで挟んだ三層構造になったものです。
二層よりも丈夫で、プチプチがどちらの面にも出て来ないので引っかかる部分が無いので引っかかりがある物でも安心して包むことが出来ます。
梱包材のプチプチの使い方の正解は?
何か物を送る際には、プチプチのエアーキャップで包んでおけばオールオッケー!みたいな感じがありますが、包む時にも気を付けたいポイントがいくつかあります。
まず、プチプチは衝撃には強いですが圧迫には弱いということが問題なんです。
一体何の違いだ?って感じなんですが、要はプチプチは落とすのには強くてもギュッと押されるのには弱いということです。
そのため押されて困る物はプチプチに包んだうえで、箱などの圧迫に強い物に入れるべきです。
大事な物ならば衝撃と圧迫のどちらも対策しておいた方が無難です。
そしてプチプチのいいところであり悪いところなんですが、通気性がほぼゼロです。
雨が降っても大丈夫と言えば聞こえはいいですが、逆に少しでも濡れているものをそのまま包んでしまうとカビます。
封を開けたらカビてたら嫌ですよね・・・!
プチプチで包む際にはちゃんと水分を無くしてから包んでください。
そして特に丸い物などはプチプチで包んだらテープで止めるかと思いますが、ガムテープよりも養生テープなどの方がおすすめです。
上手く貼れなかった時の貼り直しや、開封の際に手間取らなくて済みます。
さらに、一重よりも二重ぐらいにする方が安全。
そしてより緩衝性をアップさせるならば箱の中で動かないように他の緩衝剤を使ってプチプチに包んだ物自体が固定されるようにしてください。
こうすることでプチプチは本来の効果を発揮できるようになります。
プチプチの衝撃に対する効果ってどんなもんなの?
で、結局このプチプチってどれぐらいの効果がある物なのよ?って思いますよね。
川上産業株式会社の一番薄いプチプチで圧縮強度65ニュートンという実測結果を会社のホームページで公開しています。
この65ニュートンって一体どれぐらいなのかというと、おおよそですが6.6キロの重さに耐えたということです。
衝撃ではなく圧縮なのでプチプチに期待しているモノとはちょっと違いますが、6キロぐらいならプチプチが守ってくれるってことなんですね。
ただ6キロって言われてもピンとこないかと思います。
中にはこういった実験を行った方もいらっしゃいます⇒【実験】卵で検証。安心できる梱包、緩衝材は何重がベストか
実験によると、女性の肩の高さから一重・三重・五重にプチプチを巻いた生卵を落とした結果、五重は割れていなかったそうです。
一方で橋の上から水風船をプチプチの上に落とすというネタ的な(?)動画もあります。
やはり何層にもすることで緩衝性能は抜群に上がるので、とても壊れやす物を送る場合には何重にもプチプチを巻いて守る!ってことですね。
割れ物を包む際にはケチらずに包んであげてください。
梱包材のプチプチの包み方まとめ
●通気性がほぼないので巻く際には水濡れ厳禁
●プチプチは何重にもすることで緩衝性能が飛躍的に上がるので、ケチらずに使うのが正解!
何か買うと付いてくるプチプチって結構かさばって邪魔なことも多いですが、実はかなり有能なやつだったんですね。
どちらを内側にしても大丈夫、裏表関係なく使えるので、大事なものを送る際にはぜひたっぷりと使って包んで送ってください。
スポンサーリンク
コメント