ハーバリウムって綺麗で目移りしちゃうんですけど、値札見て「おおう・・・」ってなるんですよね。
母の日のお花としてプレゼントしてあげたいけど、ちょっと高い。
高い物は作ればいい精神の私ですが、さすがに1000円以下でハーバリウムを作れるか・・・と思っていたのですが、やってみれば案外いけそうで・・・!
小さいながらも造花ではないちゃんとしたお花を使ったミニハーバリウムを、1000円以内で実際に作ってみて、どこでコストカットをすれば上手くいくのか検証してみました。
母の日にハーバリウムを1000円で作れないか?!
完成されたハーバリウムを買うと一つ3000円ぐらいします。
が、じゃあ自分で作ればめちゃくちゃ安くなるかというとハーバリウムの作成キットや作るための材料をバラで買ってもも結構なお値段がしますよね。
必要な物は、ボトル・花・オイルが材料、それを入れるためのピンセットやらなんやかんやと。
で、結局どこに一番お金がかかっているのだろうかとみていくと、オイルとお花がやっぱりお金がかかる部分になって来ています。
まぁそりゃそうですよね、お花がしょぼかったら残念、それどころか百均で造花を使って作ったハーバリウムではなんちゃってもいいところです。
せっかくプレゼントするならば造花じゃないちゃんとした花のハーバリウムにしたい!
と思っていたんですが、よく考えたらお花を既にドライフラワーやプリザーブドフラワーになっている状態で買ってくるから高くつくのではないかと。
ということで近所のイオン系スーパーへ行ってみると、カジュアルフラワー298円(税込322円)!
内容はカーネーション・マーガレット?・カスミソウの三種類が入っています。
これを自分でドライフラワーにできれば十分なボリュームが出るのでは?と即購入。
残り678円で必要なものを揃えていきます。
まずは入れるボトル、これは百均でアルミの蓋がついたガラス製ボトルを選びました。
直径3.5㎝高さ12.2㎝なので容積は大体117ml。
中に入れるオイルは専用の物を買うと45mlで100円なので選んでもいいですが、ベビーオイルが60ml100円だったので今回はベビーオイルを2本にしました。
ハーバリウム用のオイルはミネラルオイルかシリコンオイルですが、ベビーオイルはこのミネラルオイルにスキンケア成分を添加しているので、なるべく添加物が少ない物を選ぶのがいいかと思います。
プレゼントなのでリボンをあしらいたいと思ってレースリボンを一巻き。
ベビーオイル×2、ボトル、リボンの4点で、百均での買い物は〆て税込432円。
お花と合わせても754円で1000円を大幅に下回ることが出来ました。
材料を買うだけならこれでいいんですが、問題は本当にちゃんと作れるのかどうかということ・・・!
まずはじめに生のお花をドライフラワーにしていきます。
ドライフラワーの作り方にはいろいろな種類がありますが、手持ちの物だけで作るのだとすればハンギング法が一番簡単です。
ハンギング法はお花を下向きに陰干ししておくことで乾燥させる方法です。
でもこれだとお花の種類にもよりますが1~2週間かかります。
ドライフラワーを初めてやる場合には、ハンギング法にトライするのが安全だと思います。
しかし私が今回試したのはドライヤーで強制乾燥させた後にハンギング法をするやり方です。
準備するのはドライヤーと紙袋、出来れば洗濯バサミが2つほどあるとやりやすいかと思います。
まずお花を包みから出して一本ずつにバラし、紙袋に入る長さにカットします。
そして紙袋の持ち手付近にお花をさかさまに洗濯ばさみで止めて、洗濯バサミもう一つで真ん中を閉じます。
口が空いた右端からドライヤーを突っ込んで熱風ON!
この時、お花に直接熱風がかからないようにしてください。
お花の種類によりますが5~10分ぐらいやると粗方の水分が抜けます(ちなみにカーネーションはがくの部分が分厚いので10分では足らないぐらいです)。
お花は種類によって元々持っている水分の量が違うので、1種類ずつやる方が上手くいきます。
こうしてドライヤーの熱風でほとんどの水分を乾燥させたら、今度は風通しの良い場所に逆さづりにしておきます。
本来はこの状態で全部乾燥させるのですが、まずはじめにドライヤーで大量の水分を飛ばしておくので早くドライフラワーにすることが出来るんです。
乾くとお花がぽろぽろ取れるので、お花はばらして作業すると茎から取れにくいです。
陰干ししておくのは1~2日ぐらいとされていますが、これも花の種類やドライヤーでどこまで水分を飛ばしたかで時間は変わります。
完全に水分が飛んでカラカラになっていないと、ハーバリウムにしてもカビが生えたり腐ったりする原因になるのでココは焦らずにやってみてください。
それぞれのドライフラワーはこんな感じになりました。
マーガレット(多分)は急激に乾燥したためか少々ちんちくりんですが、手作りの味わいということで勘弁してください・・・orz
また、事前準備でボトルは一回煮沸消毒をしておきます。
見た目は綺麗かもしれませんが、雑菌が入るとそこから腐っていくので念には念を。
完全に乾くまでは入れないでくださいね、水分が残っているとせっかくドライフラワーにしたのが台無しになってしまいます。
こうして作ったドライフラワーをようやくボトルに入れます・・・!
が、その前に、直接入れるのではなくボトルの中にどういう風に入れていくかをデザインしていきます。
お花の位置やバランス見え方正面はどこかなど、よくセンスの問題と言われていますが、販売されているハーバリウムの画像を見て「こんな感じがいいな」とか「このデザインいいな」とかまずはデザインをリサーチするところから始めてみてください。
ドライフラワーを乾燥させている間は、このリサーチに時間を割いてもいいぐらいです。
で、実際のお花は形も様々なのでまるっきり同じものは作れません。
この辺にこんなのを入れよう、とボトルを横に置いて仮置きをして実際にデザインしてみてください。
仮置きが出来たら次はボトルの中にお花を入れていきます。
この中に入れる作業ですがピンセットがあると楽です。
って、ピンセット買ってないじゃん・・・!そう、私はピンセットを買いませんでした。
お金が1000円を下回っているので買ってもいいんです、百均にも多分売っているでしょうし。
でもピンセットって他に日常生活で使いますか?普通は使いませんよね。
一回だけしか使わん物にお金をかけるのはもったいないから他のもので代用しましょうよ、ということで取り出してきたのはただの割りばしです。コンビニとかでもらったやつです。
少し箸先が太いのでカッターで削って細くすると使いやすくなります。
こうしてお花を入れたら、オイルを静かに注ぎます。
オイルを入れる際には、お花に直接オイルがかかるとつぶれたりもげてしまうことがあるので、傾けて壁を伝わせるように入れていきます。
その後、お花の位置を楊枝や先ほどの割りばしで微調整。
この時点ではまだお花の隙間に残った空気が泡として中に入っているので瓶の口を開けたまま数分放置します。
泡が抜けたら蓋をギュッと閉めて完成です。ゴム手袋をして蓋を閉めるときつく締めることができます。
プレゼント用なのでリボンを巻いてみましたが、メッセージタグやマスキングテープ、麻ひもなんかもおすすめです。
この時お花の色合いに合わせてみたり、ボタニカルな物を選んでみるとハーバリウムの雰囲気とマッチして売っている物みたいにおしゃれに見えます。
母の日のハーバリウムを安く抑えるコツ
ハーバリウムを作るための材料で一番お金がかかるのがお花とオイル。
今回お花は生の物を約300円で買いましたが、お花の種類によって価格は変わりますし、時価であると同時にお店によっても値段が違います。
そのため、いかにして生のお花を安く手に入れるかがコツの一つであり、またセンスが問われるところです。
お花屋さんへ行けば確かにキレイな物が手に入るんですが、どうしても高くなります。
そのため私がお花を買う時に利用するのはスーパー。
仏花とかが置いてあるコーナーには手軽な花束が置いてあることが多く、バラやカーネーションなどは定番品なので置いてあることが多い種類の花です。
カーネーションは母の日にはマストアイテムですし、バラはドライフラワーにするのに適した種類なので見かけたら選んでみてもいいかと思います。
また、お花の種類が2~4種類ほど入っている物が多いですが、花の大きさが様々なものを選ぶと、ハーバリウムにした時に見栄えが良くなります。
例えば私は今回マーガレット・カーネーション・カスミソウの3種類が入ったものを選びましたが、カスミソウは花が小さいのでマーガレットとカーネーションの間を取り持つ役割をしてくれました。
センニチコウやミモザなどもいいですし、葉っぱも入っているとおしゃれ感がアップするので、メインになる花と間を取り持つ花の双方が入っている花束を選んでみてください。
また、もう一つのお金がかかる部分であるオイルですが、本当のことを言えばちゃんとしたハーバリウム用のオイルを使うのがいいです。
添加物が入ることはお花へ影響しやすくなるということですから。
しかしそのオイルが高い、となるとどうしてもベビーオイルやクレンジングオイルなど、たくさん入っていて安いミネラルオイルを選ばざる負えなくなってしまいます。
なので本末転倒にならないように、まず作るボトルの大きさを限定してください。
ハーバリウム 瓶 テーパー瓶 120ml 選べるキャップ「シルバー/ピンクゴールド/ゴールド」 1本 感想(2件) |
あまりに大きすぎるボトルを選んでしまうと、必要なオイルが大量になってお金がかかってしまうし、お花の量も足りなくなってしまうので予算にもよりますが丁度いいのはこれぐらいの大きさ
容積・オイルの価格を十分に見比べてからボトルは選んでみてくださいね。
また、道具に関しては、あれば作りやすいという物は色々あります。
でもそれを全部そろえていたらいくらあっても足りません。
なのでピンセットを割りばしで代用したように、使えるものは何でも利用しちゃいましょう!!
代用品として利用できる物をいくつか紹介します。
●ドライフラワーを吊るす紐⇒ハンガーと洗濯バサミ
●ハーバリウムオイル⇒ベビーオイルなど
●ボトル⇒可愛いジャムの瓶
●タグやリボン⇒お菓子の包みや厚紙・包装のリボンなどを取って置いて再利用
ちなみに割りばしの長さは大体20㎝なので、持つことを考えると15㎝ぐらいの瓶までならば底まで箸先が届きます。
それ以上となると菜箸や専用のピンセットが必要なので、ボトルの大きさを制限することで道具代も節約できるってことなんです。
また、ドライフラワーを作る際のハンギング法も、紐に花を吊るすやり方などを写真で見たことがあると思いますが、要は乾けばいいので私がつかったのは洗濯バサミとハンガーです。
このようにいろいろなものを利用していくと、それだけメインのお花をもっとボリュームがある物を選べたり、ボトルを大きくして立派なものを作ることだって可能です。
普通に家にある物でいくらでも代用できる物ってあるので、まずは無理に道具にお金をかけずに利用できる物は何でも使ってみてください。
もし今回作ってみて楽しい、本格的にハーバリウムを作りたいと思ったら、その時に道具にお金をかけ始めても全然遅くないですよ!
母の日のプレゼント用ハーバリウムの作り方まとめ
●欲張らず小さ目のボトルにすることで、オイル代を節約でき、さらにピンセットいらずで出来るので道具代節約にもなる
●利用できる道具は家の中にたくさんあるので、使えるものは何でも使う!
今回小さめとはいえ花束を一つ買ってつくってみましたが、ドライフラワーは結構余りました。
またボトルとオイルさえ用意すればもう1個作れるってことですし、何かの折にプレゼント用として作成してみるのもいいかもしれません。
買ってくるのとはまた違った手作り感あふれる、でもちゃんと本物のお花を使ったハーバリウムを母の日にプレゼントしてみてくださいね。
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