学校から帰ってきてお友達と4時半まで外遊び、その後5時からは塾に行って9時ごろ帰ってきてお風呂を済ませたらまた勉強して11時に就寝、でも翌朝7時にはスッキリ!なんて小学生いたらすごいなと思うんですが、案外体力お化けみたいな子いるんですよね・・・。
しかしそうではない、むしろ真逆の子もかなりいます。
毎週のように疲れ果ててしまってお熱を出す、休日は起こすまでならいくらでも寝ている、晩御飯食べた後は眠くてフラフラしていて宿題どころではない。
一体どうしたらいいの?
体力がない子が中学受験に立ち向かうための方法を紹介します。
中学受験で体力のない子はどうしたらいいの?
体力がない子は、やっぱり体力をつけていくのがいいんですが、そうはいっても現状でクタクタになっているのにさらに追い打ちをかけるようなことはできませんよね。
ただ、今ギリギリのラインで頑張れているのであれば、一年続けたらそれなりに体力がつくと思います。
中学受験で御三家に合格したものの通学に一時間半かかるのが体力追い付かず、入学早々一週間で40度の熱を出した友人がいましたが、その後通い続けていたら体力が付いた!と言う友人が実際にいます。
むしろギリギリがんばれない、もう無理!と言う場合には塾や勉強の量を見直す必要があります。
登山の際にも、道に迷ってしまったら無理せず戻る、戻る体力が無ければビバークして体力を温存する、という鉄則があります。
受験は山登りと一緒。行くだけ体力がゴリゴリ削られて勉強もなかなか頭に入ってこないようであれば、ボロボロのままだと山頂にゴールすることなんか無理です。
でもそんなこと言って、塾を休止したらそもそも勉強についていけなくなるじゃないかと不安になりますよね。
確かにそうです。なので塾を休んだり、量を減らしたりするのにもコツがあります。
まず、塾側に理由を言って「何か対策をさせないとこのまま受験勉強を続けるのは厳しいのでいい方法は無いでしょうか?」と相談してみてください。
塾としては1人塾生を失うかどうかの瀬戸際ですから、何らかの対応をしてくれる場合があります。
もちろんしてくれないところもありますが、してくれない場合には転塾も考えていいのではないかと思います。
次に転塾する場合、SAPIXなど体力が続かなくて・・・と言う話を聞きますが、だったら四谷や日能研だったら大丈夫かと言うと本当に体力が続かない子は大手塾どこを渡り歩いても結局体力が足らない!ってなりかねません。
小手先変えてもしょうがないので、個別指導などに変更してみてはいかがでしょうか。
通塾時間などを含めて、一体どうしたら子供の体力を温存しつつ勉強が続けられるのか?それに適した塾の形態とはどういう物なのか?と根本的なところから考え直してみてください。
さらに、転塾しなくても例えば季節講習をとらない、などの方法も一つ手として挙げられます。
特に4,5年生の夏期講習は復習と兼ねた一学期の単元のやり直しが主だったりします。
なので夏期講習は取らないで体を休める期間にしてしまうのです。
もちろん全く勉強をしないとせっかくの勉強習慣が無くなったり、習ったことが抜けて行ってしまうので、家庭学習で夏期講習の範囲をカバーするようにします。
夏休み中であれば、4,5年生なら勉強をしつつ史跡を見に行ったり、キャンプに行ったり、理科社会に繋がるような体験をさせてあげるのもいいかもしれません。
ずっとクーラーが効いているところにいるよりは、夏バテにはなりにくいですよ。
自宅で親がペース配分をして計画的に進めれば、比較的体力に余裕を残した状態で勉強に取り組めることが多いので、夏休みは冬休みなどが目前の場合には一考してみてください。
一方で、塾通いが始まってから体力がないのか熱を出してばっかり・・・と言う子でも、塾に通う前はこんなことなかったなぁというのであれば原因は体力だけではない可能性があります。
塾に通ってない低学年の時は外遊びを思いっきりやってクタクタで帰ってきて爆睡してたけど、熱は出していなかった、塾が始まってから熱を良く出すようになったと言うのであれば、もしかしたら体力が原因ではなく精神的な疲れが問題がかもしれません。
塾で緊張状態で勉強していたり、親御さんの期待を一身に背負ってピンと張りつめていたり、色々原因は考えられます。
こういう場合には、ちょっと休んでもいいんだよということ、そして気晴らしになるようなことを無理にでもしてあげる必要があります。
体力の有無はもちろん必要なのですが、精神面もある程度は整えてあげるサポートは中学受験では親の仕事のうちと言われています。
中学受験の際の運動不足解消法は?
少しでも体力をつけたいと思っても、受験勉強のための時間が圧しているのでスポーツ系の習い事をしている暇がない。
それはごもっともです。
なので、受験期間中の体力づくり・運動不足解消は「隙間時間に出来る」と言うことと「気晴らしを兼ねている」ということに着眼してやってみてください。
具体的には、ぶっちゃけ「歩く」が一番簡単で続けやすいです。
例えばですが、塾が無い日は夜帰ってくるお父さんを家族で駅まで歩いて迎えに行く(往復30分)とか、休みの日には歩いて買い物に行く(往復45分)とか、とにかく難癖つけてでも歩く機会を作るんです。
40代会社員がダイエットのために会社がある駅より一つ手前で降りて一駅分歩く、みたいな感覚です。
無理に体力づくりのためにスポーツをやらせると、塾以外にもやらなきゃいけないことが増えてしまってさらに疲弊してしまうことが多いです。
それに受験のための体力づくりがベースいなってしまうと純粋にスポーツを楽しめないんですよね。
でも本当に歩くだけで体力なんかつくのか?と半信半疑かもしれませんが、コレ意外と効果があるんです。
私の知人の娘さんですが、家をのんびり出たいからと言って駅まで自転車で通っていたら5キロ太ってしまったと。
仕方がないので我慢して歩きに変えたら一か月で5キロも体重が減ったのだとか。
片道15分ぐらいの駅までの話なんですが、毎日に換算すると一か月で5キロも体重が減るぐらいの運動量なんです。意外ですよね。
それを毎日とまでは行きませんが、一週間に数日でも取り入れれば、全く体力がどうにもならないというところからはある程度の効果が見込めるのではないでしょうか。
また、体力面以外でも歩くとリフレッシュするのか、気分転換してよく集中して頑張れるようになったという声も聞かれます。
ストレス発散と運動不足解消、体力づくりのために、まずは日々のどこかに歩く習慣を取り入れてみてください。
中学受験で眠気対策をするにはどうしてあげるべき?
とはいえ、歩き始めたからと言って劇的に体力が上がるわけじゃありません。
そんなことなら苦労しませんホント!
体力がない子の苦労話の筆頭は、やっぱり眠気です。
眠くてフラフラ、宿題をしようにも目がショボショボしていて一向に進まない。進まないからさらに時間が遅くなり・・・以下悪循環。
これはどうにか眠気対策をしてあげないと、どうにもダメじゃないか、と思うわけです。
一番いいのは寝ることです。
正直、寝る時間が足りていないことが一番の原因のことが多いです。
しっかり食べてしっかり寝ればおのずと体もついてくる・・・のは分かっているんですが、それができないのよー!という方多いですよね。
そういう場合には、仮眠をとるようにしてみてください。
ただしポイントを抑えないと逆効果になってしまうので以下の事に気を付けてくださいね。
●寝る時間は30分まで
●二度寝厳禁なので顔を洗ったりストレッチをしたりする
短時間に集中して睡眠をとるのがおすすめです。
机に突っ伏して寝るとか、そういうので構わないんですが案外寝心地硬くてイマイチ・・・という場合にはこんな仮眠用の枕・・・と言うべきかマスクと言うべきか・・・一見謎の物体ですが被って使うコレおすすめです。
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目元が暗くなり、耳も遮蔽されてリラックスした状態になれると同時に、もちもちのビーズクッションなのでどこに頭を乗っけようが寝ることが出来るんです。正直大人が欲しいぐらい・・・。
質のいい仮眠をとってその後集中するためなら、これぐらいのお値段ならありかな?と。
昼寝は作業効率を高めるうえでも良いと証明されていて、企業でもこうした昼寝を推奨しているところもあるんですよ。
昼寝をすると夜寝られなくなるのは30分以上寝てしまったり、横になって熟睡してしまった場合なので、そうならないように寝る体勢や時間はしっかり守るようにしてください。
それでも眠い!という場合には、眠気少ない時間帯を選んで勉強をするようにスケジュールをずらしてみてください。
特に夕食後に宿題をしようと言うのが多いかと思いますが、食後は疲れていなくても眠くなるのであまりオススメは出来ません。
逆にシャワーの後は目が覚めると言われていますし、逆に夜は寝て朝に学習時間を持ってきて成功したという人もいます。
さらに、眠気と戦ううえでは勉強のやり方も一つ工夫するのがおすすめです。
時間を区切ってやるんです。10時までと決めたら例え宿題が終わらなくてもそこまでとして、その日は諦めて睡眠時間にしちゃうんです。
宿題は数日後あるいは一週間後と言うのが多いパターンだと思うので、時間をオーバーしてできなかった分は休日にカバーします。
この方法を使うと区切られた時間の中で集中してやるので眠気に襲われにくいのと、区切って寝てしまうので睡眠時間の確保がしやすくなります。
ついでに言うと、タイムオーバーで解けなかった場合には後日空き時間にカバーしないといけないので計画的に勉強する必要があるので自然にコツコツやらざる負えなくなります。
こうした眠気対策は、いずれついてくるであろう(希望的観測ですが!)体力の上限に合わせて少しずつ時間を延ばしたり、変更していく必要があります。
より長く座って集中できるようになれば勉強面でもいい事ですし、お子さんにとっても体力が付いた証明と自信になるかと思います。
まずは寝ることを最優先に、頑張ってみてください。
中学受験と体力づくりまとめ
●精神的な疲れの可能性も考慮する
●運動不足解消には歩くのが一番簡単で取り入れやすく続けやすい
●眠気対策はポイントを抑えた昼寝をすること、朝学習へのスライド、あるいは時間を区切った勉強法がおすすめ
体力がないのは元々体があまり強くない場合もありますが、中には単純にインドア派なだけの場合もあります。
原因は色々ですが、勉強量と体力は比例するのは確かです。
逆に言えば、筋トレと一緒でギリギリのところで頑張っていればいずれ筋肉はついていきます。
ただし気を付けてほしいのは、筋トレも体力も頑張る期間だけでは効果が薄く、しっかりと体を休める期間があって初めて伸びるものです。
小学校高学年とはいえ、まだまだ体力的には未熟な場合が多いですから、保護者の仕事の一つとして体調管理だけはしっかりとしてあげたいですね。
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