賃貸を借りるときに雨戸の有無で選ぶってあんまりないと思いますが、台風が来ると分かったときに「窓どうしよう!」ってなりますよね。
まさにうちはそのパターンでした。
台風の進路がこっちに向いて、明日来る!って時にフィルムを買いに行く余裕はないから、よくテレビとかで見るガムテープを貼るのでどうにかならないかな?って考えるのが普通です。
でも貼り方はどうしたらいいのか、ばってんはよく見るけどあれだけで本当にいいのか、本当にガムテープを貼ることで効果があるのかちょっと不安。
あと、跡が残らないテープを先に選んでおかないと剥がすときに大変なことになりそう。。。
我が家が台風の時の窓補強のための行ったテープの貼り方です。
台風のときの窓のテープの貼り方
2018年の台風21号、我が家は関西でまさにアレの進路上に位置していました。
そこまで強い台風が直撃した経験は初めてで、あの時に人生で初めて「雨戸あればよかった・・・」と後悔orz
で、しょうがないのでテープで窓ガラスを補強するということになったわけです。
言うより見てもらった方が早い、テープの貼り方です。
ばってんだけでもいいらしいんですが、さらに強くするには縦と横も入れた方がいいみたいなので、「米」みたいな貼り方になっています。
本気で補強するならさらに段ボールらしいんですが、残念ながら段ボールは無かったしゲットしてくる余裕もありませんでした。
台風の時窓ガラスにテープの効果って本当にある?
で、コレ本当に効果があったの?って聞かれると、申し訳ないのですが幸いにも何も物が飛んでこなかったので検証できなかった、と言うのが答えです。
ご期待に沿えず、申し訳ない。
(体を張って実験するタイプです)
「物がぶつかったら検証できるのにね」とまるで呑気な夫婦でしたが、さすがにガッシャン割れたらそれはそれで怖い。
が、台風の時に窓ガラスにテープを貼ることに対して、多くの人がいくつかの勘違いをされている場合が多いようなので、その点をクリアにして効果について考えていきます。
まず、窓ガラスが割れる理由は風圧ではないそうです。
昔の安い薄いガラスは確かに台風の風の力だけで割れてしまうこともあったそうなのですが、最近の窓ガラスはかなりしっかりしており、風圧だけで割れることはまずないそうです。
では何が原因で割れるかと言うと、風で飛んできた物が窓ガラスに当たって割れるのがほとんど。
ってことは、ガムテープによってこれが封じられるか?というと、ガムテープの厚さ分強度が増したぐらいでは無理だなーと言うのがご理解いただけますでしょうか。
つまり、テープで補強するのは割れないようにするためではないんです
じゃあなんでテープを貼るのか?
それは割れた際に、飛び散らないようにするためです。
テープが貼ってあれば、もし植木鉢が飛んできて窓ガラスに当たって割れたとしても、テープが割れた破片をある程度は粘着してくれるのでガラスの欠片が飛散しづらいというのは容易に想像ができますよね。
そのためやっぱり飛散しづらいのはテープよりもこういった防犯フィルム
テープ補強はあくまでその場しのぎなんだな~ってことなんですね。
今回の台風で窓ガラスが無事平穏に過ごせたら、この夏場にまた何回台風が来るか分からないので、出来ればフィルムを貼ったほうがよさそうですね。
さらにもう一点、網入りガラスは割れづらいと誤解されがちです。
先ほどの我が家のガムテープを貼った窓ガラスも網入りガラスですが、網入りガラスも物が当たれば普通に割れるらしいです。
じゃあなんで入ってるの?というと、網入りガラスは飛散しづらくするためなんです。
実はこの鉄線の網入りガラスは、台風用でもなく防犯用でもなく、火災対策用です。
高熱になった時に中に入った鉄線とガラスの膨張率の違いから、割れたとしても飛び散りにくいようになっているんです。
そのため割れるには割れます、ただし飛散しづらいと言うだけの話。
なので、お家の中で「ここは網入りガラスだからガムテープ貼らなくていいかな?」って飛ばさない方がよさそう・・・!
飛散しづらいとはいえ割れますし、テープを貼っていればその分だけさらに飛散しづらくなります。
と言うことで、窓ガラス補強のために貼ったテープ自体に窓ガラスが割れにくくなる効果は無い様子。
ただし割れたガラスが飛び散りにくくなる効果はあるので、無駄ではありません。
ガラスにテープの跡が残らない種類はどれ?
さて、問題は何のテープを貼るかと言うことです。
賃貸だと窓ガラスべたべたにして怒られるのも嫌なので余計に気を遣いますよね。
我が家はまず初手で間違えました。
貼ったのこれ、布製のガムテープだったんですよ・・・。
先ほども述べた通り、テープの効果に期待するのは粘着性ですから、布ガムでもいいけど粘着性があればいいはず。
そのため剥がす前提で貼るなら養生テープ。
寺岡製作所 養生P‐カットテープ No.4140 透明 1巻 感想(15件) |
剥がしやすいので有名(?)ですよね、選挙の投票所とかでも体育館の床に剥がすこと前提で貼られるテープはこれが多いんじゃないかなぁと思います。
剥がすことが前提だけどある程度粘着力があって、しかもそんなに高くない
要件が3つともクリアなのが養生テープなので、見つけたら一つ買っておいたほうがよさそう!
我が家も台風防災の荷物に一個突っ込んであります。
次点が布製のガムテープ。
長時間放置しておかなければ綺麗にはがすことができます。
我が家も一応2018年の時は、綺麗にはがすことが出来ました。
時間にして一日弱ってところでしたかね。
そして最も貼っちゃいけないのが紙製のガムテープ。
一番剥がしづらいんです。
これは窓ガラスではなく、旦那が張り付けた縦型エアコンの脇ですが、長時間放置したらこんな感じにカピカピ&ベトベト。
最悪やわ・・・これどないするん旦那・・・知らんで・・・。
他にビニールテープなども考えられますが、出来れば幅が広い方が飛散防止効果は高いと考えられますので、ガムテープぐらい幅がある方がいいかな~と思っています。。
台風のときの窓の対策テープまとめ
●テープを貼る効果は割れないようにするためではなく、飛散しないようにするため
●網入りガラスは飛散防止効果はあるものの割れる物なので、普通の窓ガラスと同様にテープを貼っておかなければならない
●跡が残らないテープは養生テープ
自分の家のベランダに何も置いていなくても、本当にどこから何が飛んでくるか分かりません。
私自身、そこまで準備せんでも大丈夫だろ~と高をくくっていたのですが、目の前で向かいの家のアンテナが吹っ飛んで行ったのを見て考えを改めました。
物は飛びます(真顔)。
出来れば予めフィルムを貼っておきたいところですが一大事になりかねませんので、まずはテープで対策ですね・・・!
お買い物の際には、テープの他にも忘れちゃいけないアレコレ、用意しておきましたので次の記事要チェックです!
※我が家の台風時の事前買い物メモも兼ねてます
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