日本では花火と言えば夏ですよね。
その理由についてはとある理由があるのですが・・・それはさておき。
じゃあ海外も同じように花火は夏の風物詩なのか気になりまして。
だって海外には四季が無いところもあるじゃないですか。
それどころか南半球では季節が逆転しているから、こっちが夏だ~花火だ~って言っている時は冬ですよね。
同じ8月って言っても感覚的には真逆なわけです。
そこんところどうなのか?
海外の花火について(実に行く機会があれば?)役に立つかもしれない情報です。
海外では花火の季節はいつなの?
実は花火が夏の風物詩なのは日本固有の文化みたいです。
その理由については話すと長くなりますので、こちらの記事を参照してみてください。
日本の花火大会が夏である理由が分かると、海外との比較が一層面白くなるので必見です。
んじゃあ海外には花火大会って物はないのか?っていうと、どうやらそうではない様子です。
元々花火は火薬が原料なので、火薬が発明されたところ=中国が発祥の地。
そこからイスラム諸国へ伝わり、さらにヨーロッパに持ち込まれたみたいですね。
その点、日本は中国から直輸入のあとガラパゴス進化を遂げているので、同じ花火と言ってもけっこう違います。
それは花火の使い方にも表れていて、日本では古くは鎮魂や弔いの意味で打ち上げられていましたが、ヨーロッパではキリスト教の聖人のお祭りなどでお祝いのために打ち上げられています。
古くはヨーロッパの王侯貴族がお祝いの際にお城で打ち上げていたこともあり、城のライトアップの意味合いもあったそうです。
ちなみに中国では花火と言うより爆竹ですが、あれもお祝いの意味なんですよね。
そのため海外の有名どころの花火大会を例に挙げてみると
2分50秒過ぎから
ちなみに日本にあるアメリカ軍基地でも花火があげられています。
こちらは毎年参加国が変わる競技会的なものなので、様々なお国柄のある花火のプログラムを見ることができます。
ヨーロッパ多めにピックアップしてみましたが、いずれも「花火のための大会」ではなく「お祝いのための花火」という開催日の設定であることが分かります。
特に各国で多いのが年越しカウントダウン花火。
そのため北半球の海外の方は特に、花火=冬って言うイメージが強い人もいるらしく、日本に来ると「夏に花火なんだ」っていう感想を抱く人もいるみたいです。
ただ、やはり冬の寒い時期に屋外で長時間と言うのはつらいですから、夏場に行われている物も多数あるということでしょうか。
外国の花火の特徴
外国の花火の特徴と言うよりは日本があまりにもガラパゴスな進化を遂げたという方が正しいのかもしれませんが!
日本とは元々花火の目的が違っているので、今に至るも形や色などにその名残が見えます。
まず形。
花火と言えば真ん丸が普通でしょ?って
↑こういうのが普通だと思っていたんですが、海外の花火は丸くないんです。
これは打ち上げ方などの違いもあるのですが、そもそも海外では花火が円筒形をしているため丸くは開かないようにできているからなんです。
(参考の海外の花火の写真はタイで撮影されたものだそうです)
また色も日本の花火は様々な火薬を使って色とりどりですが、海外の物は意外と単色が多い様子。
今でこそ色とりどりになったものの、元は一種類の火薬を筒にプレスして入れるからみたいですね
また、現在では王侯貴族の城のライトアップという意味合いは無くなったのであまり影響はないのかもしれませんが、花火の開く高さも低めでした。
そうじゃないと明かりが周囲を照らせなかったからです。
一方で、音楽に合わせて打ち上げるのは海外が主流で、近年日本に持ち込まれたタイプの見せ方だそうです。
確かに一般庶民が見に来る花火大会だと範囲が広くなって音楽とか流すのは無理ですよね。
こうしてみてみると日本では花火が庶民の物で、大勢が見るために円形・高いところで開く・色とりどりと言うのに対して、海外では偉い人たちの物だったので少数が見るために円形ではない・低いところで開く・色が少な目という方向にそれぞれ進んでいったみたいです。
ヨーロッパの古い花火は(※以下妄想です)お城のテラスに座ってワインでも飲みながら混雑しない招待客だけで目の前間近くで見られれば・・・・そりゃー感動もんですよねぇ。うらやましい。
本当にそうだったのかは分かりませんがw
花火大会は海外と日本ではどう違う?
そういった背景がある海外の花火大会は、もう完全に日本の花火大会とは主旨が違うことをご理解いただけたかと思います。
お祝いのための花火、その花火大会を見に行く。
決して花火のための花火大会ではない、と。
(ってことは花火大会順延とかはないのかもしれませんねぇ)
じゃあ根本的に違う海外の花火大会は、具体的にどういう差があるのかなって気になりました。
色んな国があるので一概には言えませんが、あくまで日本と比較して、むしろ日本が海外とは明らかに違う点をピックアップです。
まず開催数!
お祝いのための花火大会なので、お祝いの日が花火大会になるんです。
ところが日本ではあっちの自治体の花火大会、こっちの川でも花火大会、湖で花火大会って感じで、夏場になるとほんとどこでも花火大会が行われているような・・・そんなことはないのかもしれませんがものすごく数が多いですよね。
そのため海外の人が日本に来ると「花火大会多い!」って思われるみたいですね。
中国人留学生にも昔言われました「また花火大会あるの?」って。
次いで縁日。
花火大会って言うと浴衣を着て夕方から繰り出して、縁日の屋台で好きなものを買って、飲み物片手にたーまやーってするのがド定番ですよね。
ところがどっこい。
国によっては夜歩き回るなんてもってのほか!危ない!ってところもあったりして、車で行って見て車で帰る、なんてところがあります。例としてはアメリカです。
他の見る方法としては、クルーズ船の予約だったり数万円する専用チケットで座席指定で見たり、ホテルから見るという方法もあるみたいです。
だから歩き回って見物する日本の花火大会スタイルで海外の花火大会に行くのはちょっと考えた方がよさそうです・・・!
ちなみに縁日などが無い代わりに、お祝いの日なので花火大会以外にも催し物が行われている場合が多いです。
航空ショーだったりパレードだったり、ちなみにロシアは軍事パレードだそうです。
日本じゃ考えられませんね・・・!
花火大会は海外のもすごいかも!まとめ
●形・色・高さなど、見せ方が海外と日本で違うのは、庶民の物だったか王侯貴族の物だったかの差
●海外の花火大会は日本と違って開催数がそんなに多くなかったり、縁日が無い代わりにお祝いのパレードがあったりと様々!
ちなみに、ギネス記録の6分間で50万発を上げた2014年にカウントダウン花火大会は圧巻です。
ちょっと見てみたいですが・・・セレブになったらぜひともアラブで年越し・・・いいですねぇ。
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