いまひとつ試験内容がはっきりとしない「AO入試」
でも行きたい大学にこの制度があったら受けたいと思うのが受験生です
AO入試とは何をやるの?
推薦入試とは何が違うの?
併願などはできるのかな・・・?
というかはっきり言って「AO入試って何なの?!」
AO入試の基本的なことを紹介していきます
AO入試とはそもそも何なのか?
日本の大学入試システムには
「センター利用入試」や「推薦入試」などがあります
AO入試もこの入試システムの一種です
AO入試を日本で最初に始めたのは慶應義塾大学です
実は1990年からこの入試を行っているんです
意外と歴史があるんですね
正式名称は
アドミッションズ・オフィス入試
Admissions Office
略して「AO入試」となります
Admissions Officeとは「入学管理局」という意味です
元々はアメリカで生まれた入試方法で
本来は受験者の選考をAdmissions Officeが行っていたことから
AO入試と呼ばれることになったようです
入国管理局みたいにも見えますが
そんな裏側があったんですね
ただ、日本の大学におけるAO入試には明確な定義はありません
というのも、各大学で「AO入試」という名称で試験を実施しているものの
その内容は同じものではないからです
例えばセンター利用の入試であれば
センター試験の点数と各大学が行う試験というように
試験内容(テストの内容ではなく)は同じです
しかしAO入試は各大学で同じ試験内容を取り扱っているわけではなく
A大学では書類審査と面接だったり
B大学では一次面接と二次面接があったり、と
大学ごとに試験内容が異なります
また、大学によっては「AO入試」という呼び方ですらなく
一芸入試だったり、公募推薦入試であったり、
自己推薦入試(AO入試と別で自己推薦がある大学もあったりしますが)
と呼び方は様々です
あなたが行きたい大学にAO入試、
あるいは別の名前で同様の試験があるかどうか
まずは最新版の大学資料で確認をするところから始めてみてはどうでしょうか?
AO試験と推薦入試は違うものなの?
よく間違われるのが
「推薦入試」
と
「AO入試」
です
なぜ間違われやすいかというと
AO入試も推薦入試も学力審査ではなく
学業やスポーツ、芸術の分野の成績と調査書などで
判断される入試だからです
大きく違うのはその実施時期です
旧来型のいわゆる「推薦入試」は
出願が11月以降という決まりがあります
しかしAO入試にはこの決まりが無いため
早い大学だと夏休み前に合格を出す場合もあります
これは大学側のメリットで
「優秀な学生を先に確保しておきたい」
という心理から早くに試験を実施しているようです
AO入試の併願は出来るの?
大学受験で併願は当たり前のことだと思いがちですが
一部の試験方法ではこの併願が禁止されている場合があります
よく併願が禁止されているのは推薦入試です
そしてAO入試についてですが
併願が禁止されている場合がかなりあります
逆に、一部の大学では併願が可能になっています
また、学外なら併願可能など変則的な場合もあります
これは一概には言えず
簡単に言うと「募集要項」を読まなければ分かりません
募集要項というのは
試験方法一種類につき一冊、大学側が作成している
試験の取扱説明書のようなものです
募集要項には
試験の日時、試験を受けられるのがどんな人なのか
試験の方式などが事細かに書かれています
そして同時に禁止事項もちゃんと書かれています
この禁止事項の部分に「専願」とあれば
つまり併願はできません
(専願という言葉ではない可能性もあります)
AO受験に限らずこの募集要項を熟読するのは
どの試験においてもスタートラインに
自分を持って行くための必須作業だと思ってください
もしテストでいい点数を取ったとしても
募集要項をよく読まずに必要な書類を一つ忘れて
不合格になってしまう・・・
なんて言うことにもなりかねません
人に頼らずに必ず自分の目で見て
併願が可能か、不可能か
確かめてからAO受験に備えて動き出すことを
強くオススメします
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