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梅雨に熱中症になる湿度はどれぐらい?予防や対策する方法は?

梅雨・夏至

熱中症というと真夏になると注意しなければならないイメージが強いですが、実は梅雨時でも要注意な場合があります。
真夏ならば暑すぎてエアコン一択ですが、梅雨だとまだエアコンには早いと思ったり、まだ掃除ができていなかったり・・・。
梅雨真っ只中から梅雨明けまで、どういうポイントでジメジメした時期の熱中症に注意したらいいのかまとめてみました。

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梅雨に熱中症になる湿度はどれぐらい?気温の目安は?

梅雨が明けるころになるとテレビの天気予報などでも「熱中症になりやすい指数」みたいなのが出されることが多くなってきますよね。
しかし実は梅雨時のじめじめでも熱中症になってしまう場合があります。
しかも室内で!

一般的には気温が30度以上、湿度70~80%以上になると熱中症になりやすくなるといわれています。
また、昼間だけでなく夜間の気温が25度を上回る熱帯夜も危ないといわれています。

熱中症とは暑い状態に体がおかれた時の適応障害によって起こる症状の総称で、実は発症する場所は屋外・屋内を問いません。
そのため高温や多湿でも原因となる場合があります。
特に梅雨時の熱中症はこの湿度が原因となる場合が多いようです。

人間の体には、
暑い→汗をかく→汗が蒸発するときに気化熱で体が冷やされる→体温が下がる・・・
という仕組みがあります。
しかし、梅雨時から梅雨明け時期の湿度の高さが汗の蒸発を妨げてしまい、結果的に体温が下がりづらい状況になってしまうのです。
そのため、暑いから汗はある程度かいているのに体の温度が下がらずに熱中症でバタン!となりかねないというわけです。

しかしこ気温30度・湿度70%以上というのは大体の目安であり、体調によってはこれ以下の気温や湿度であっても熱中症になってしまう場合があります。
また、高齢の方の場合には暑さやのどの渇きが感じにくくなっており、さらに若い人よりも熱中症にもなりやすくなっているのでとくに注意が必要です。

真夏の熱中症は気温に注意すべきなのですが、梅雨時の熱中症は注意すべきは湿度。
風がない日は湿度も上がりやすいので特に注意が必要です。
気温がとんでもなく高くない日であっても、湿度との合わせ技で熱中症になってしまう場合もあるということです。(そのほか、その日の体調などにも少なからず影響を受けるので個人差は大きいです)

梅雨の熱中症を予防するにはどうすればいい?

湿度の高さから汗の蒸発が妨げられて体温が下がらないこと以外に、実は梅雨時に熱中症になりやすい原因がもう一つあります。
それは体が暑さに慣れていないことです。

8月ぐらいになっていると、もう体が夏の暑さに慣れてしまっているので多少暑くてもどうにかなるという場合があります。
しかし6月中だとまだ体が5月初夏あたりの気候のつもりのままなので、急に気温が上がって+湿度じめじめ~っとしてしまうと体がついていかないことがあります。
これにより普通よりも熱中症になりやすくなってしまう可能性もあるということです。

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できればそういうのはなくしたいですよね。
そのためには自分でもできるような予防方法があれば・・・と思ったらありました!
それが暑熱順化です。
なんだそりゃ?wと思われるかもしれませんが、簡単に言うと「暑さに体を慣らそう!」ということです。
じゃあ暑い日にストーブでもつけてカレーでも食べて我慢大会でもするか?っていうと、そんなことしたらマジで熱中症でぶっ倒れるのでやらないでくださいね(((

お手軽にできるのは

●半身浴
●軽い運動

です。
二つに共通するのは「汗をかく」ということ。
これ以外にも

●サウナに入る

などでも可能です。

要は常時ではなく短時間、体を暑い環境に置くことを少しずつ体を慣らしていくという方法です。
こうすることで、急に気温が上がって湿度が上がったとしても体がついていけなくて熱中症になるということが減ります。
絶対ではありませんが、梅雨の合間の晴れた日に少し散歩でもして汗を流してみてはどうでしょうか。

梅雨に熱中症にならないように対策するには?

もちろんどんなに体を暑さに慣らしておいても気温と湿度があまりにも高すぎると熱中症になってしまいます。
そのため家の中で倒れないようにするための対策を講じておいたほうがいいでしょう。

まず、家の中に湿度計を設置してみてください。
温度計は意外と普通の家庭にもあるかと思うのですが+湿度計を設置することで、家の中が今どんな状態なのか自分で把握する必要があります。
もし湿度計が70%を超えるようであればこれは危ない状況なんだな、と理解する助けになります。

そしてそのような高温多湿の状態になったら、次はエアコンの利用で対策をする必要があります。
簡単に言うとエアコンの除湿機能で部屋の湿度を下げます
クーラーをつけてしまうと室温は下がるのですが湿度はそのまま。
汗を蒸発させるためには湿度がネックになってくるので、室温と同時に湿度も下げる除湿を稼働させるのがいいでしょう。

また、まだエアコンはつけたくないという場合には扇風機で部屋の中に風を起こして湿度を下げるという方法もあります。
ただし、エアコンと違って風の流れを作るだけなので、基本的には湿度はそこまで劇的に下がるわけではないので注意が必要です。
エアコンの電気代などが気になる場合には、まずは掃除をしてから除湿機能で部屋の湿度を下げて梅雨時の熱中症の対策をしてみてください。

梅雨~梅雨明けの湿度が高い時の熱中症まとめ

●気温30度、湿度70~80度ぐらいになると梅雨時でも熱中症になりやすくなる。
●夜間でも湿度が高く、25度を上回る熱帯夜の場合には注意が必要
●あくまでこれは目安であり、体調や年齢によってはこれ以下でも熱中症になるので特に高齢者は注意が必要
●軽い運動や半身浴で汗をかくことで体を暑さにならすと、ある程度予防にはなる
●家の中に湿度計をおいて湿度に気を付けるようにする
●湿度が高くなったらエアコンの除湿機能で部屋の湿度を下げる

意外と夏まっさかりの時期よりも梅雨明けぐらいのほうが熱中症で体調を崩す人が多いといわれています。
そのまま夏に突入したら夏バテとダブルで大変になってしまうので、梅雨時の熱中症もしっかり対策していったほうがよさそうですね。

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