魚の食べ方と言えば塩焼?お刺身?
それとも干物?
でも干物は好きだけど買ってくるものだと思っていませんか?
実は干物って簡単に作れるんです
まるまる一匹使った自家製干物の簡単な作り方と
私がこれまで作って食べた自家製干物で
美味しかった魚の種類を教えます!
自家製干物の捌き方
まずは魚を捌いていきます
が、初めて魚を捌く際には十分に気を付けてやってください
捌くのにオススメの包丁は「小出刃包丁」です
通常の魚を捌く際に用いる出刃包丁は
普通の三徳包丁と違って刃に厚みがあります
その分非常に重たいんですね
その分、今回紹介する小出刃包丁は
出刃包丁の刃の厚みはそのままに
サイズは10センチぐらいです
軽いので女性にもおすすめです
魚の捌き方はアジの開きを思い出してください
お腹に刃を入れてワタを出します
そのあとに背骨に沿って刃を入れて
最後に頭を真っ二つに割ります
このとき、背中と頭は完全に切り離さないようにしてください
万が一切り離してしまっても
自分で食べる用ならば見た目は多少失敗していても大丈夫です
この魚を捌くときにキッチンを汚さないポイントが二つあります
一つはツルツルした厚めの広告をまな板の上に敷いて捌くことです
こうすることで血や内臓を広告に包んで
そのまま捨てることが出来ます
もう一つのコツは
お豆腐のパック等に小さなビニール袋をかけて
ミニゴミ箱を作成しておくことです
このゴミ箱に大きな内臓などは入れてしまいましょう
こうすることで内臓や血を水で流してしまうことが減り
キッチンが臭くなる原因が少なくなります
自家製干物の簡単な作り方
こうして捌いた魚は次に真水で綺麗に洗ってください
実はここまでの作業は
塩焼きにするのとあんまり変わりません
この状態で塩を振ってグリルで焼けば
晩ごはんの塩焼きの完成です
が、やっぱりひと手間かけてでも自家製干物
作りたいですよね!
ということでここからが本番
自家製干物の簡単な作り方です
まず10%の塩水を作ります
分量は「魚が全て塩水に浸かるぐらいの量」です
魚の大きさにもよると思いますが
かなりの量作らなければならないと思います
また10%というのは、非常に塩を溶かすのに苦労します
ぬるま湯に溶かしてもいいかもしれません
この10%の塩水に
先ほど捌いて水洗いした魚を漬けます
時間は30分
浮いてこないようにお皿などで重石をしてください
魚の大きさや種類は問いません
次の項目の「これまで干物にして美味しかった魚の種類」で
紹介している全ての魚は
10%塩水に30分でやりました
30分漬けた後は
キッチンペーパーなどでキッチリと水分を拭き取ります
この時点でちゃんと水分が取れていないと
この後干してもうまみが凝縮しないので
この作業は必ずキッチリとやりましょう
そして一晩干します
干物を干す網などがあればそれが最適ですが
百均の網を組み合わせて
ハエなど虫が入らないようにすればOKです
天日干しはあまり推奨しません
夜間風通しの良いところに一晩干しておけば完成です
あとは普通の干物と同様
グリルでしっかりと火を通してお召し上がりください
1.魚を捌いて綺麗に洗う
2.10%の塩水に30分間漬ける
3.水気をしっかりふき取る
4.ネットや網などを被せて一晩干す
これまで干物にして美味しかった魚の種類
ここまで紹介した方法で
これまで私が干物にして美味しかった魚を紹介します
アカアマダイ
要らなくなったサンプルをいただいたので
せっかくだからと干物にしてみました
元々美味しい魚で有名ですが
きめの細かさは絶品!
近縁種にあたるキアマダイもおいしいので
もし釣りをされる方は
自家製干物にしてみてはどうでしょうか?
旅館の朝ごはんのように豪華になりますよ!
ノドグロ
アカムツという魚です
こちらも非常に有名な高級魚です
東シナ海でバイト中にいただきました
まさかこんな高級魚が食べられるなんて・・・と
夢心地でしたが
揺れる船の中での作業は一苦労
その甲斐あって味は最高でした
最近では通販などでも取り扱われているようです
クサカリツボダイ
非常にひじょ~~にマイナーな魚です
写真すらなかなか出てきませんでした・・・!
ツボダイという魚の干物は
おおよそこのクサカリツボダイらしいのですが
それとは別にツボダイという和名の魚がいます
非常に硬い鱗と骨を持つため
加工品の状態で出回ることが多い魚です
丸のままを見たことがある人はほとんどいないと思います
私もこの魚を捌く際には
出刃包丁が一本ダメにしてしまいました
近海ではなく外洋、天皇開山付近に生息しています
これでもか!というほど脂が乗っているので
刺身ではこってりしすぎてしまいます
そのため塩水に漬けて一晩干すことで
脂が馴染んでしっとりする干物がぴったりでした
トビウオ
実はトビウオって色んな種類がいるってご存知ですか?
しかし見分けが非常に難しいことでも有名です
私が調理したのは恐らくハマトビウオだと思いますが
食べてしまったので何とも分かりませんw
最大で50cmにもなる大型のトビウオです
旬は春から初夏、夏ぐらいまで
関東だとスーパーに並ぶこともあります
私が買ったのも1尾100円という安値でした
もし邪魔であれば長い胸鰭は切ってしまっても
干物としては差支えありません
でも胸鰭があると立派に見えますよ!
味はあっさりさっぱりとしています
夏のおつまみにピッタリでした
まとめ
これ以外にもマアジやマサバなど
メジャーな魚をたくさん干物にしてきました
ひと手間加えることでいつもと違う楽しみが増える干物
もしお魚が姿のまま手に入ったら
やってみるのはどうでしょうか?
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