せっかく子供の七五三を多くの人にお祝いしてほしいと思う反面、結婚式でもあるまいし叔父叔母まで呼ぶかなんて大げさかなーなんて迷うかと思います。
お爺ちゃんお婆ちゃんを呼ぶのは大前提としても、じゃあ自分たちの兄弟、つまり叔父さん伯母さんを呼ぶのはどうなんでしょうか?
叔父叔母を呼ぶとしたら、当然いとこもついてくるわけで・・・。
親戚のどこの範囲まで声をかけたらいいのかよくわからん!ということで、呼ぶメリットデメリットと、どこのタイミングから呼ぶかについて考えていきます。
七五三に親戚はどこまで呼ぶのが一般的?
何が一般的かというのは、地域差・風習・家々の違いなどに大きく左右されます。
一番呼ばないのは家族だけで、祖父母も呼ばないという家族もあるようです。
逆に七五三のお祝いを盛大にやる地方では、披露宴のようにするそうです。
そのため、一般的とか普通とかいう言葉で片付けてしまうのは非常に難しい問題ではあるのですが、まずは自分たちの七五三の時を思い出してみてください。
親類縁者呼び寄せて盛大にやるものでしたか?それとも両親祖父母と神社にお参りに行きましたか?
もし大勢をお呼びするのが一般的なご家庭だとしたら、それに倣う方がいいと思います。
ただ、やり方も招待状も分からないと思うので、実母・義母のどちらかに聞いてみてください。
一方(こちらの方が大衆的かと思いますが)、両親祖父母とお参りに行った記憶がある方は、同じくそれにならって声をかけるのは祖父母まででも大丈夫です。
そのため「一般的には」という言葉を大多数の意味で使うのであれば、声をかける親戚はどこまでかというと、祖父母までで大丈夫です。
後は仲の良さや後述する様々な理由から叔父叔母いとこぐらいまで。
しかし一つ気を付けておきたいのが、夫妻の双方の実家で呼ぶ親戚の範囲を同じにすることです。
例えばお父さん側はお爺ちゃんとお婆ちゃんしか呼ばないのに、お母さん側は祖父母+叔母さんいとこの4人を呼ぶなんてアンバランスなことになるのはダメです。
声をかけたけど日程の問題で無理だったとかならしょうがないのですが、最初っからどちらかの親類を多く招待するのは、後々何かあった時に嫌味を言われる原因になります。
どちらも同じようにバランスよく・・・ダイエットの食事みたいですが、差が無いように声をかけるようにしてみてください。
七五三に叔父叔母を招待する?しない?
祖父母を招待するのは決定事項として、呼ぶ呼ばないで問題なのは叔父叔母の方というご家庭って意外と多いんじゃないかなと思います。
距離感が微妙なんですよね。
もし、叔父叔母の子供、つまりいとこの七五三がすでに執り行われていて、従妹のお祝いの席に呼ばれていたとしたら、同じようにご招待する必要があります。
こういうのはバランスが大事なので、向こうがやったらこちらもやる、ぐらいに考えておいてください。
まだいとこが七五三をしていなかったり、いとこがいない場合には、あなたの家族とおじさんおばさんの距離感を考えてみてください。
一つ基準にしたいのが、七五三の主役であるお子さんと叔父叔母がどれほど面識があるか?です。
もし1,2回しか会ったことが無いのならお子さんとしても「この人誰だっけ?」レベルですし、呼ばれた側も「何で呼ばれたのかよくわからんな」と思う可能性が高いです。
逆に近所でよく顔を合わせていて、小さいころから遊んでもらっていて大好き!ならば、お祝いに来てもらえたら嬉しいですよね。
ここまで極端なことは多くないと思いますが、一つ基準にしてみてください。
次に、気を使うかどうかという点です。
お祝いの席に呼ぶということは催促しなくても、呼ばれた側はお祝いの何かを準備することになります。
お祝い金であったりお菓子だったり、形は分かりませんがそういう気を使います。
だからこそ、身近な叔父叔母で仲が良かったとしても「お互いにお祝いでお金を消費するのはやめておこうよ」という暗黙の了解として、お呼びしないという考え方もあります。
実際に私は妹や姪っ子同士も何度も顔を合わせているし仲がいいですが、双方の七五三のお祝いの席にはお邪魔しない相談になっています。
娘に晴れ着を着せたり、交通費がかかったり、お祝い以外にも色々出費になるのが目に見えてますから。
お互いの子供に渡すのはお年玉ぐらいです。
一方で、呼んだ方が親御さんが楽になるというパターンもあります。
特に子供の扱いに慣れた叔母ポジションの人。
どういう場合かというと、七五三の子供以外に兄弟がいたり、ロケーションフォトを神社で残したいけど子供の世話で手一杯になりそうな時です。
七五三って記念撮影の関係とかでお母さんも着物を着ることもありますよね。
そしたら小さい下の子のお世話も大変だし、三歳の七五三なんて何が起こるかマジで分かりません。
ご祈祷までの待ち時間に飽きて機嫌が悪くなるなんて序の口です。
また、写真を撮るのだって一苦労。
おじいちゃんおばあちゃんが足が悪かったらそちらのお世話だってあります。
と、考えていくと大人の手がもう一人多かったらどれほど助かるか・・・と、日ごろワンオペ育児をしているお母さんなら嫌というほど分かりますよね。
ただし、こういったお手伝い要員として叔父叔母に七五三の付き添いをお願いするのであれば、後日お礼をちゃんとしてください。
そしてもし逆の立場になって手伝いを頼まれたらこころよく応じてください。
歳をとった両親や義両親には頼みづらいことも色々あると思います。
そういう時には兄弟で持ちつ持たれつやるのが実は意外と楽なんです。
七五三に親戚は食事会から呼べばいいの?お参りから?
もし叔父叔母などの親戚を七五三に呼ぶ場合には、神社にお参りするところから来てもらうのか、それともお参りのあとの食事会から呼べばいいのか、タイミングも気になるところです。
これについては、基本は食事会からの招待で大丈夫です。
神社へ参拝する七五三詣では、神様に「ここまで大きく成長出来ました、ありがとうございます。これからもよろしくお願いします」というお礼と報告をしに行くのが本来の主旨です。
そのため叔父叔母、あるいはそれ以上離れた親戚からしてみると、報告とお礼をしないわけではないが、半分ぐらいなんのこっちゃですよね。
もし参拝するところから行きたい!という場合にはそれをお断りする理由はありませんが、お手伝い要員などの特別な理由でもない限りは食事会からの合流で大丈夫です。
逆に最初っからカメラを持ってもらったり、下のお子さんを見ていてもらう場合には参拝から一緒に行く必要があります。
その際、もしかしたら(飽きた子供を見ていてもらったり、トイレへ連れて行ってもらったりするかもしれないから)一緒に昇殿参拝が出来ない可能性もあることを先にお願いしておく方がスムーズです。
お披露目会から合流して食事をする場合には、何時ごろに参拝してどれぐらいで帰ってくるのか、余裕を持って伝えておいてください。
着物の三歳児五歳児はどこで何が起こるか分かりません。
神社で「トイレー!」なんてなったらプラス何分になるか分かりませんから・・・。
こまめに連絡を取りつつ、楽しい会食が出来るように気を付けてみてください。
七五三の参加する人の範囲まとめ
●呼ぶ範囲は夫婦双方の実家で同じ範囲にした方が良い
●叔父叔母はお子さんとの距離感で呼ぶかどうかの線引きを
●仲が良かったとしてもあえて呼ばないことで、お祝い金などお互いに気を使わないという配慮をあらかじめ示し合わせておくのもあり
●子供の扱いに慣れた叔母が一緒に来てくれると、下のお子さんがいる場合にはかなりの戦力になる
●手助け要員でもない限りは、叔父叔母は食事会から合流で大丈夫。連絡はこまめに
親戚づきあいが希薄になりつつありますが、それでも叔父叔母ぐらいまでだと年に何度か顔を合わせるご家族って多いですよね。
うちもそうですが、顔を合わせるからと言って必ず招待しなければならない訳でもありません。
無理のない範囲がお互いにとってどこなのか、探してみてください。
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