スーツに合わせて靴を選びたいけれど、パンプスって足に合わないのを履くと大変だからそんなに数多く持てないんですよね。
しかもフォーマル気味ともなるとなおさらに。
ヒールの高さや太さはもちろんのこと、色や形、デザインなど、卒業式に履いて行っても大丈夫なパンプスってどんなものなんでしょうか?
地域によっては暗黙の了解のように黒一色になるところもあるそうですが・・・とりあえずフォーマルから大きく外すことは絶対にできませんよね・・・!
卒業式に母親が履いていくパンプスのあれこれを紹介します。
卒業式に保護者はどんな靴を履いて行ったらいい?
卒業式に着ていくスーツはもう決まりましたか?
それに合わせて靴を選ぶんですが、一番無難・安全・一般的なのは黒のパンプスです。
5~7㎝のミドルヒールの物を選んでください。
トゥ(爪先)の形は衣装の雰囲気に合わせて選んで構いません。
でも卒業式だから黒っぽい服、それに黒いパンプスってお葬式っぽくてどうなの?と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、それに関してはご安心を。
お葬式っぽくみられるのはストッキングを黒にした場合です。
ストッキングはベージュがフォーマルにはふさわしく、スーツのデザインによってセーフなのはグレーぐらいです。
また、コサージュやインナーなどに色を入れれば弔事っぽさは消えますので大丈夫です。
で、ここからが問題ですよね。
黒のパンプスじゃないとしたら?
一体どんなデザインの物までセーフなのか?ということ。
まずピンヒールはダメ、ぜーったいダメです。
卒業式が行われる体育館にブルーシートを敷いて土足で入る場合には、体育館の床に穴が空きます。
そうでなくても、その後集合写真等でグラウンドに集合すればグラウンドがボコボコに穴が空きます。
基本的に学校という場所はピンヒールは厳禁なんです。
卒業式に限らず、体育祭運動会文化祭授業参観どれをとってもダメなので学校行事にピンヒールは封印してください。
次にエナメルの靴ですが、賛否両論です。
アリだという人もいれば、無しだという人も。
元々エナメルの靴はフォーマル用ではありませんので、もし不安な場合には控えて置いたほうがいいでしょう。
ビジューが付いているデザインは派手過ぎなければOK!
他に花・リボンなどは大概大丈夫ですが、派手すぎるラメ・ラインストーンはやめておいた方が良いかと思います。
一方でバックル付きデザインは大丈夫。
逆にダメなのがファー付き・爬虫類レザーです。
殺生の物(牛皮も殺生ではあるんですけどね、大丈夫ですねアレは)は回避案件として考えておいた方が無難です。
卒業式に親が選ぶ靴の色は?
デザインや形はともかくとして、頭を悩ませるのが靴の色。
黒がいいのは分かるけど、丁度いい黒が無いのよ~!という場合に、他に選んで大丈夫な色はベージュやネイビーなどの落ち着いた色合いです。
しかしどういう基準で選べばいいのか分からないな~と思ったら、服と小物の色をざっと見てください。
そして頭からつま先まで、(だいたいの)色調が3色以内に収まるようにします。
例えば
黒:スーツ・バッグ
白:インナー
ベージュ:コサージュ・靴
などの組み合わせ方です。
もちろんここに赤とか緑とか、派手すぎる色を入れるのはだめです。
しかしこの法則に則って色を選べば、フォーマル寄りに品よく衣装をまとめることが出来ます。
あるいはもう一つの方法として紹介したいのは、小物類の色を統一するという方法です。
バレッタ・ネックレス・靴などの小物の色は、モノトーンになりがちなフォーマルスタイルにアクセントになるさし色の存在でもあります。
この挿し色がバラバラだと全体の雰囲気もちぐはぐな感じになってしまいます。
そこで靴を含めた小物類の色を統一して、上品に全体の雰囲気をまとめるというテクニックです。
もちろんここでも派手すぎるカラーはNGです。
最後に考えようなのがツートンカラーのパンプスです。
ベージュとネイビーなど、色的には全然問題ないけれど使っていいのかどうかちょっと心配になりますよね。
その感覚は当たっています。
ツートンカラーはちょっとカジュアル気味のデザインです。
フォーマルな場である卒業式にはそぐわない、とまでは言いませんが、出来れば避けておきたいところ。
どうしてもツートン以外に準備できない!という事情でもない限りは、単色のものを選んでおくのがいいかと思います。
色のまとめ方とかヘタすぎて無理!という場合や、どうしても手持ちではあうカラーがない!という場合には、いっそのこと全てセットでレンタルしてしまうというのが簡単ですし確実です。
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こちらは結構お手頃価格でスーツやドレス、上着などと共に、靴はもちろんバッグ・ネックレスまでセットでレンタルすることができます。
プロが色を選んでくれるんですから安心ですよね。
どうしても色合わせが上手くいかない場合にはセットのレンタルにもちょっと目を向けてみるのもいいかもしれません。
卒業式にフラットシューズはいい?
ヒールはやっぱり疲れますし、合わないと水ぶくれになったり大変。
だったらフラットシューズは?と、誰しも一度は頭をよぎるんじゃないかなぁと思うんです。
が、残念ながらフラットシューズは理由がない限りは出来れば避けておくのが無難です。
怪我や妊娠など、どうしてもヒールがある物を履くことが出来ない事情があればフラットシューズでもいいのですが、やっぱりフォーマルな場にふさわしいのはミドルヒールの高さなんです。
そう、つまり高すぎてもダメだし、低すぎてもダメ。
もしヒールが苦手だという場合には3㎝ぐらいの物を選ぶと足が楽です。
また、実は足の形がストラップが無いとパンプスが上手くはけなかった!という場合もあり、それはちゃんと靴屋さんに診てもらわないと実は分かりません。
私の母も足型のかかとが細かったため、アンクルストラップが無いとヒールの勾配で足が前のめりになってしまって水ぶくれができてしまうタイプだったのが、苦節60年近くたってから判明。
ストラップ付きのパンプスを選んだら全く当たらなくなったということがありました。
一見すると誰も足も同じように見えますが、足幅や甲の高さなど色々な違いがあるので、これまでの人生どんな靴を選んでも当たって痛かったから低いパンプスにしたい・・・とお嘆きの場合には一度ちゃんとした靴屋(量販店ではないところ)で足の形を見てもらうと解決するかもしれません。
卒業式に母親が履くパンプスの選び方まとめ
●逆に選んではいけないのはピンヒール、高すぎるハイヒール、ラメやラインストーンの派手なもの、ファーや爬虫類革のもの
●エナメルやツートンカラーなどのカジュアル気味の物は地域によっては避けた方が無難
●色は黒・ベージュ・ネイビーなどが鉄板、しかし全身で3色に抑えたり、小物の色を統一したりするテクニックで色を選ぶことが出来る
●フラットシューズはフォーマルな場には履いていくのはダメなので、3cmぐらいはヒールのある物を選んだ方が良い
靴も合わせるの大変・・・と言っても、実は学校内ではスリッパに履き替えてしまっていたり、保護者込の集合写真でもほとんどファインダーには写り込まなかったり・・・。
でも靴って服装の品格が現れるポイントでもあるので気が抜けず・・・大変ですが上手く手持ちの靴で合わせられるように他の小物をチェンジしてみるのも一つのコツです。
また、「さし色」と呼ばれるベーシックカラーに対してポイントとなるカラーで気を付けたいのは靴だけではありません。
女性の場合にはコサージュやアクセサリー、ネイルなんかもさし色として大きな役割を果たします。
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