一般企業なら研修期間中なのに、教職員って着任早々に入学式本番だから大変です・・・。
一体どんな服を着ていけばいいのか、スーツを用意しようにも着任から入学式まで一週間未満ということも多く、慌ててしまいますよね。
約30年間高校で教師をしていた方二人に、新任の先生だから迷ってしまう入学式の服装の選び方についてアドバイスをしてもらいました。
入学式の教員の服装で女性はどうすればいい?
まず最初に気にするべきは教職員全体に対して入学式の服装の指示があるかどうかです。
実は教員の入学式の服装というのは学校ごとにそれぞれ伝統(というほどの物でもないんですが)があるんです。
これは地域差どころではなく、同じ県内の公立高校であっても違ったりすることもあるんだとか。
略礼装と言われたらリクルートスーツはダメですし、黒のスーツということになりますから、そのつもりで準備してください。
もし何も言われていなければ、大抵の場合新卒の先生ならば白のシャツに黒のリクルートスーツでOKとのこと。
他の小物類に関しては
●ベージュのストッキング
●アクセサリー類は無し(シンプルなネックレスぐらいはあってもいいかもしれませんが指輪・イヤリング・ピアスはNG)
という感じが無難だとのことです。
・・・ですが、実は何より、入学式の服装について聞くべきは、その学校に長くいる先輩の先生です。
あるいは管理職の先生。
なぜなら先ほども述べた通り、学校ごとに千差万別なので↑はあくまで一般論。
あなたが着任した学校ではこれが常識としてまかり通らない可能性があります。
そのため最初に確認するタイミングは、着任前の面接時。
ここで入学式の時の服装について聞いておけば、着任後~入学式までの数日間にバタバタすることなく準備することが出来ます。
また、そこで聞き逃した場合には先輩先生にすぐに聞くこと。
元先生曰く、知ったかぶりが一番困るし何より嫌がられる、と。
生徒から見れば新任の先生も立派に先生なのかもしれませんが、先輩先生から見れば分からないことはその都度聞いてもらった方がいい!ということなんですね。
また、一年目に聞いておかないと二年目以降はさらに聞きづらくなります。
知らないことは恥ずかしい事ではないので、ちゃんと聞いて対応してみてください。
入学式に教員はスーツの色は何色を選ぶ?
とはいえ、通常はどんな色のスーツを選ぶのが無難なのか、という問題。
何校も異動してみての感想だそうですが、やっぱり黒系が多いそうです。
ただしこれは教えてくれた先生が高校の先生だったというのが一つ原因としてあります。
やはり中高の先生は黒系が多く、逆に小学校の先生は明るい色が多い傾向があるのだとか(お話を聞いた先生が親の立場で自分の子供の小学校を見たときに感じたそうです)。
ですがそれでも、ベージュやグレーと言った落ち着いた色合いが多いのは当たり前。
こういったスーツの色の選び方、もっと大きくスーツのデザインなどの選びかたの一つの基準として覚えておきたいのは親の立場で見たときに子供を任せられるかどうかという点です。
もちろん生徒からも先生らしく見えることは大事ですが、それよりも入学式という場では保護者の方からの目があります。
『ちゃんとした雰囲気の先生ね。この人ならうちの子をちゃんと指導してくれそう』と感じてもらえればOK。
逆に派手すぎたりすると『この先生本当に大丈夫・・・?なんかしっかり指導してくれなさそうで不安だわ』と思われたりしたらダメ。
そうならないように、落ち着いた色、シンプルなデザイン、しっかりとした印象のスーツを選んでください。
決してスーツ単体で人柄を見られるわけではありませんが、人はまず見た目で判断する傾向が強いです(話してない状態だとさらにそれが強まります)。
キレイ系を意識するよりも、シンプルな雰囲気にしてみてくださいね。
入学式に教員はコサージュを付けた方がいいの?つけない方がいいの?
なんとなく、入学式にスーツを着るならコサージュがあった方がいいのかな?って思うのは、たぶんしっかりとした家庭だったんじゃないかなと思います(特にお母さんが式典に関する服装をしっかりと把握していらっしゃるとそういう傾向が強い気がします)。
ですが、教員の場合にはコサージュは必須ではありません。
というのもコサージュは服装に花を添えるものなので、つける場合には1年生の担任だったりする場合が多いそうです。
しかも小学校だとまたそういう傾向が強いのだとか。
中高では新任で担任をすることは普通はありませんし、小学校でも一年生の担任はほぼないかと思います。
そのため入学式で一年生の担任団に入ることは稀なので、ほぼコサージュは必要ないかと思います。
万が一付ける場面に遭遇してしまった場合にも、あまり大きすぎない物、華美すぎない物を選んでください。
そしてこういった装飾品類は衣装と違ってつけ外しが出来る物ですから、当日に他のベテランの先生に確認してもらうのもありです。
しかしこれに関しても一番必要なのは聞くということ。
分からなければ聞く!
他の先生方も同じ道を歩んできているはずですから、学校という他の職場とは少し異なる現場の常識についてまずは先輩に聞いてみることが大事です。
入学式に新任の場合の服装まとめ
●肌色のストッキング・黒のパンプス・アクセサリーはなし
●スーツの色は黒が無難だが、ベージュやグレーなどの明るい色を選ぶ先生も中にはいる。華美になりすぎないように色のチョイスを
●コサージュは普通はいらない
生徒からしてみたら先生、でも先生は先生でもまだ成りたてですから、分からないことがあって当然です。
分からなければ聞く、これは生徒への指導にもつながることですから、あなた自身でまずは実践してみてください。
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