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中学受験のために低学年のうちに習い事や読書など何をやらせる?

中学受験

最近は生まれてすぐぐらいから「うちは中学受験しよう」って決めるご家庭もあるそうですが、多くは小学校に入るぐらいで決めるんでしょうか?
小学校低学年のうちから、4年生の入塾までに必要なことをやらせておきたいと思うのは親心ですよね。
出来るだけ塾の勉強で躓かないようにしてあげたいからこそ、低学年の余裕のあるうちに何をやらせたら得なのか?と。
習い事や読書なんかはいいって聞くけど、何がどういいの?って具体的になんか情報は!って思っちゃいます。
低学年からできる中学受験の準備について紹介します。

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中学受験のために低学年のうちにどんなことをやらせて準備しておけばいい?

中学受験のため、と言うことであれば勉強かな?って思われるかもしれないんですが、低学年のうちは勉強より大事なことがあります。

●考える力を養う
●体力をつける
●生活に密着した勉強をする
●机に座って勉強する習慣を作る

何だ、半分は勉強じゃん?って思われたかもしれませんが、内容は全く中学受験とは違います。

まず考える力を養うということですが、実は中学受験で必要なのは試行錯誤する力です。
「この解き方はどうだろう?ちがうな、じゃあこうしてみたらどうかな?」という、あーでもないこーでもないと考えながら、一つの答えを出すまで根気よく問題に向き合う力です。
大人的な見方をすれば、仮説を立ててそれを試して、実証させる的な感じではあるんですが、小学生はそこまで理論だって考えていない場合もあります。
この力は勉強だけで身につくものではなく、お友達と遊んだり、あるいは何か工作してみたり、いたずらがばれないように工夫したり・・・はちょっと控えてほしいですが(笑)、要はそういうことです。

また体力は絶対に必要です。
小学校4年生(3年生の2月)から6年生までの三年間を頑張るなんて、高校受験や大学受験よりも長ですよね。
そして受験するのはさむーい2月。風邪ひいたりしたら大変ですから、体力はいくらあっても足りません。
なので低学年のうちはとにかく外遊びで体を作るのが非常に大切です。
塾が始まってしまうと思うように学校の友達とも遊べなくなってしまうので、必ず体力の基礎は低学年のうちに高めておくことが必要です。

そして生活に密着した勉強と言うのは、実生活の中での経験が勉強に密接に関係があることを体に染み込ませておくことです。
例えばですが、お母さんと一緒に台所で晩ごはんを作ったことがある子ならば、お湯が沸騰するときにボコボコ泡が出ることを身を持って知っています。
そのため理科で沸騰石(突沸・急にお湯が沸騰する現象が起きないように入れる石のこと)を入れることを習った時に、「あ、あれか!」と感覚的に理解することができます。
既にある経験と塾の教科書で習うことが頭の中で結び付くので、理解を深く速くすることができますし、印象に残ることがらであれば忘れづらくもなります。
こうした勉強に生きる経験と言うのは、理科・社会で特に多く、次いで算数(日ごろから買い物の時計算していると数的感覚が養われる)が生活に密着しています。
生活の中にはたくさんの勉強のヒントが隠されていますし、旅行に行くこともかなり効果的です。
日ごろから注意してその都度話をすることを癖づけておくといいですよ。

そして最後の机に座って勉強する習慣です。
もちろん椅子に座ってくださいね・・・ってそういう意味ではなく!
要は小学校4年生から始まる塾ではもっぱら座学になるわけで、少なくともそれを座って受けられるようになっていなければならないという意味です。
大手進学塾では国語算数が2時間、理社が1時間という時間割のところが多いので、4年生までに2時間座って勉強できるようになっていることが目標です。

他に受験勉強に直結してくることと言えば、

●読書
●計算力

の二つがあります。
逆に幼少期からフラッシュカードなどの知識を詰め込むような教育をしてしまうと、集中力が無くなったり衝動性が高くなったりする傾向があるという調査結果もあるので、中学受験のためだけに英才教育を選択するというのは十分に検討する必要があります。

中学受験のために低学年ではどんな習い事をやらせたらいい?オススメは?

じゃあ低学年のうちにはどんな習い事をさせておいたらアドバンテージが持てるのか?って習い事もどれをやらせるか迷っちゃいますよね。
ただ、一部を除いては、基本的には習い事は中学受験へはダイレクトに影響はありません
一部を除いてと言うのは、算数のための計算力を付けるそろばん(or公文)とスポーツ系は体力に、確かに影響はあるな、と思われるからです。

いや、でも習い事は大事でしょ?って、確かに大事なんですよ。
でも習い事の内容自体は直接的には受験には必要ありません。
大事なのは長いスパンで頑張ることが出来る耐久力を養えるということです。
習い事ってバレーでもピアノでもサッカーでも水泳でも習字でも何でも、続けるってすごく大変なことですよね。
上達しなきゃ面白くないし、面白くなければ続けるのは嫌だし。
それを乗り越えてコツコツがんばることができる、あるいはコツコツ頑張った!という実感・自信があるということが大事なんです。
だから習い事の内容は別に問いません。
ただ、飽きたからコロコロ変えたりする方が問題で、とにかく一つのことを長く続けて、自分は出来るんだという自信の元にしてあげてみてください。

また、一部受験に影響を与える習い事としては

●スポーツ系→体力を養う
●公文・そろばん→計算力を養う

と言うのがあります。
体力に関しては想像しておられる通りかと思いますが、そろばんと公文に関しては少し補足があります。

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中学受験においては、計算力は合っても無くても問題は解けます。
計算力があると、問題を上手く解けるというわけではないんです。
じゃあ何に使うの?というと、問題に取り組む過程をばらして行ったとき

問題を読んで

解き方を考えて

計算式を書いて

計算して ←ここで使います

回答をする

なので、計算の部分が正確になったり早くなったりするのはいい事ですが、必ずしも必要であるというわけではないんです。
逆に、あまりにもそろばんが上達しすぎて癖がついてしまった場合、途中式を書かずに暗算してしまって減点されてしまうケースも中にはあるのだとか。
そろばんも使い方次第では受験には薬にも毒にもなるという例です。
詳しくはこちら↓で紹介していますので、チェックしてみてください。

また、英会話は役に立たないのか?と首を傾げる方も多いかと思うのですが、実は現状では中学受験へは直接的なメリットはあまりありません。
なぜかと言うと、小学校の授業に英語が導入されてからも中学受験では英語は選択式のところが多く、帰国子女や何らかの理由で本当に英語が得意な子が受ける科目というポジションになっているからです
中には英検準2級や2級相当の問題が出るところもあり、そのレベルまで英会話だけで持って行くのは至難の業なんですね。
もちろん今後英語の科目が中学受験でスタンダードになってくる可能性も否定はできませんが、今のところは受験勉強のために英会話を!と言うのはあまり現実的ではない状態です。

学受験のために低学年の時から読書の習慣を付けさせるのにオススメの本は?

さて、もう一つ家でできるものと言えば読書の習慣ですよね。
新聞読みなさいって言っても読みゃしない・・・のはもう、当たり前。
どうしたら本を読んでくれるのかしら・・・と。

私がおすすめする本の虫の育て方としては

①親が本を読んでいる姿を見せる
②読めるレベルの本を見極める
③読めたら褒める

です。

うちの子、全然本読まない!と言われている親御さんって、ご本人もあまり本を読まない方が多いような気がします。
どうしても子供って親の真似をするんで、親が本を読む姿を見せてあげてください
それが普通「そうか、本は読む物なんだ」と言うことがなんとなく分かれば、「これ面白いよ?」とオススメした本を一緒に横で読んでくれるかもしれません。

また、読める本のレベルを見極めることも大切です。
文字の大きさ、ふりがなの有無・量、挿絵の有無などがレベルを見定めるうえでは指標となってきます。
もしレベルにあっていない本を渡してしまうと「つまんなーい」になってしまうので大変です。
ちなみに、レベルにあっていないのは大抵はレベルが高すぎる場合が多いのですが、稀にレベルが低すぎてつまんない!と放り投げるパターンもあります。
試しにお父さんお母さんが児童書を開いてみてください。
ひらがなだけの本って案外読みにくい物なんですよ・・・!

最後に読めたら褒めること。
意外と「本なんて読めて当然」と思っていて褒めないパパママ多いんですが、本だって読めたらすごいんですよ。
「すごいもうこんな分厚い本読んじゃったの?」「ハードカバーの本なんて大人みたいじゃん」「次の本借りに行くときは高学年用のご本借りてみる?」などなど。
低学年の心をくすぐるセリフはたくさんあります。
とにかく、本を読めるってすごい事なんですよ。
座って長時間、一つのストーリーを追う、しかも一日では読み切れない場合にはそれを記憶していて次の日に続きが始まるわけですから、思えばものすごい頭使いますよね。
だから読めたら褒めてあげてください。

・・・と、ここまでは読書をした方がいいよ~って雰囲気を出してきたのですが、確かに読書はいいんですが国語の読解には実は直結しないんです。
とはいえ読書がまるで無駄と言うわけではなく・・・。
どういうこと?!と気になる方は↓こちらの記事で詳しく紹介していますのでチェックしてみてください。

中学受験のための低学年の準備まとめ

●低学年のうちは、体力づくり・考える力を付ける・勉強と生活を結びつける色々な経験をする・机に座って勉強をする習慣を作ることを大事にしておく
●低学年のうちから無理な詰め込み教育をする必要はない
●習い事の内容が中学受験に直接影響を与えることは稀で、内容よりも長く続けられる耐久力の自信や実感の方が大事
●そろばんや公文は算数の計算力に、スポーツ系は体力に影響を与えることもある
●英会話は、英語の入試が選択制であることと帰国子女などのもっと得意な子に太刀打ちするのが難しいことから、受験へのメリットは多くない
●読書は本が読めるということがまずすごいことであると褒めて伸ばす

低学年のうちにメリットになりそうなことをとにかくやらせたいと思われるかもしれませんが、メリット・デメリットなどあまり考えず幅広い経験をさせる方がいいかもしれません。
なぜなら何が人生の役に立つか分からないということと、そして経験の幅の広さが思考の柔軟さに繋がってくるからです。
中学受験は思考力が試されるものなので、一見して意味のない体験であったとしても、それが何かの拍子に繋がって、頭の中に数ある引き出しのうちから選ばれるか分かりません。
とにかく幅広い種類の経験がそのためには必要です。
損得考えず、本人が楽しめるものを選んであげてくださいね。

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