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中学受験には公文とそろばんどっちがいい?低学年からの習い事

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計算力を養うというと、多くの人がパッと「くもん?」or「そろばん!」って答えると思います。
それぐらい日本では算数の力を伸ばそうと思ったらこの二種類の習い事がメジャーですよね。
でも、だとしたら中学受験にはどちらを利用して計算力を付けておくのがいいんでしょうか?
どちらも中学受験には役に立つ/立たない両方の意見を聞きますが、一体どういう意味なんでしょうか?
公文とそろばん、それぞれのメリット・デメリットを見ながら、中学受験の算数のための習い事を考えていきます。

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中学受験には公文とそろばんどちらが有利?併用は?

まずどちらの方が有利になるのでやったほうがいいですよ!というような内容のことは言えません。
理由は大きく3つあります。

①公文もそろばんも中学受験の算数には直結しないから
②お子さんの合う合わないがあるから
③先生や教室によって方針が異なる場合があるから

まず公文もそろばんも計算力が付くのは間違いありませんが、中学受験の算数の問題を解くことには直結しません
確かに計算力があれば、問題を解く過程において素早く回答を導き出すことはできます。
しかし解き方が分からなければその計算力を有効活用するところまで行きつくことはできません。
解き方は塾して初めて習うので、その点においては公文もそろばんも何もやっていない子もスタートラインは一緒です。

もちろんそろばんも公文も、計算力を付けるという意味ではやらないよりはやれば効果はあります。
しかし、楽しんでやった子と、楽しくなかった子ではやっぱり効果にはどちらも差が出ます。
なので、一概にどちらが有利だからやったほうがいい!と言うものではなく、お子さんの性格に合わせる必要があります。

さらには、そろばんも公文も先生や教室との相性というものがあります。
公文式の先生をやっておられる方はもちろん研修制度を受けてはいますが、約半数が元々は指導経験がない方がやっています。
公文は自学自習が基本なので、先生はどちらかというと子供のやる気を引き出したり学習箇所を見極めたりするのが役割なんですね。
そのためその先生と馬が合わなければお子さんはやる気になりませんし、ぴったし合えばどんどん伸びます。

一方でそろばんの方も、算数的要素が強いので塾に近いイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、どちらかと言うとピアノや柔道などの習い事に近いイメージです。
その教室から大会優勝者が出たのかとかとか、フラッシュ暗算に強いのか読み上げ暗算に強いのかと言う傾向であったり、何もない日でも来てそろばんをしてもいいよ~と言うところだったり・・・教室ごとにかなり差があります。

このように公文もそろばんも教室ごとに差があるので、中学受験の塾選びのような「SAPIXがいいかしら?四谷がいいかしら?」と同じ感覚で「そろばんか?公文か?」と選ぶようなことはされない方がいいと思います。
「駅の向こうのそろばん?こっちにあるそろばん?それとも学校近くの公文?学童の近くの公文?どれがいいのかな?」っていう感覚でいた方が良いかと思います。

もちろん教室の差以外に、そろばんのメリットデメリット、公文のメリットデメリットはあります。
なので、それぞれの得意不得意を次に紹介していきますのでそれを参考に、なおかつお子さんの性格と合わせて考えた上で、まずは体験をしてみてください。

ただし二つほど注意点があります。
まず、そろばんと公文を併用していくことは、計算力をあげるという点においては相乗効果はあまり期待できないようです。
どちらも計算力がつくものの、両方やったら二倍になるか?と言ったらそういうわけではないようです。
二つも習い事があってお友達と遊びたいのに遊べない!とお子さんにとってはストレスになってしまうこともあるので、出来れば併用は避けた方がいいと思います。

二点目は、どちらを選んだとしてもダラダラと塾に行くまでの腰掛的な感じでやらせるのは意味がないということです。
やるからには目標を持って取り組まなければ上達しませんよね。
親としては塾に入る前に計算の基礎力を付けておいてほしいという思惑があるかもしれませんが、お子さんとしてはそんな先のことよりも例えばそろばんで級をとったり、公文で難しい問題に挑戦できるようになるという達成感の方がよっぽど大事ですし上達の薬になります。
やるからには本気で、上手いこといって中学受験の勉強に役に立ったらラッキー!と思って取り組んでみるのがおすすめです。

中学受験のために低学年からそろばんをやると?

まずそろばんのメリットです。

●計算力が付くので問題を解くスピードが上がる
●暗算・検算ができてミスが少なくなる
●集中力がつく
●段や級があるので目標設定・達成の喜びがある
●大会出場などしている場合には度胸がつく

暗算がとにかく得意になり、計算力がついていれば計算に費やす時間が短くなります。
そのためテストの時間配分で、問題を考える時間を多く取れるようになる傾向が強くなります。
また、読み上げ算などでは聞き逃したら一貫の終わりなので集中力がつきます。
こうして練習した結果はそろばんでは級や段と言う形で得ることができます。
このうち、日商検定(正式には日商珠算能力検定試験)と言われる検定は履歴書に書くこともできます。
そしてそろばんには大会があります。

大きな大会にもなるとホールを貸し切って行われるので、(ここまで大きい大会へ行くのは大変ですが)会場で机に向かう経験を低学年のうちにさせておくというのは、受験勉強が始まってから模試を受けるのでいい予行練習にもなります。

逆にどんなデメリットがあるのかと言うと

●例え3ケタ×3ケタの暗算が出来たとしてもそれがそのまま中学受験では出てこない
●分数の計算をするまでに段階がある可能性(教室の指導方針による)
●暗算が得意過ぎて受験では必要な途中式を残すことが出来なくなる可能性がある

先ほど中学受験に直結しないと言いましたが、最たる例が3ケタ×3ケタの暗算が出来ても中学受験には出てこないということです。
小学4年生ぐらいだとかろうじて出てくる可能性はありますが、受験問題としては出てきません。
ひっ算すればだれでもできてしまいますから、暗算が出来る必要はないんですよね。
また、学校の勉強や公文では比較的早い段階で出てくる分数の四則計算が、そろばんでは段階を踏んだ後になる可能性があります(教室や指導者による)。
そのため純粋に計算力であって、勉強方面は期待しない方がいいかと思います。
最後に最大のデメリットですが、あまりに暗算が特異になりすぎて途中式や痕跡を全く残さない・残せない(頭の中で瞬時に答えが出てしまって書き表せない)子が出てきてしまう可能性があるのがそろばんです。
もちろん途中式は訓練次第でできるようになりますが、まずお子さんに途中式の大切さを説明するところから始めなければなりません。
これがそろばんと中学受験の最大の違いと言っても過言ではないと思います。

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このようにさまざまな長所短所はありますが、そろばんをやっている子は、やっていない子よりも格段に計算が速いのは確かです。
塾的な雰囲気ではなく、純粋に習い事の一つとして楽しみたいタイプの子にはそろばんはおすすめです。

中学受験のために低学年からくもんをやると?

つぎにくもんのメリットです。

●自分で勉強をする習慣を付けることができる
●机に座って勉強することが可能になる
●褒めてくれるので達成感が得られ、自信を持てるようになる

何よりもくもんの強みはプリントを自学自習をすることで、それが習慣になっていくことです。
勉強は自分でやることほど大事なことはないので、これが出来るようになっているのは正直大きいです。
また、小学校低学年ではなかなか座って落ち着いて宿題、と言っても最初は出来ない子が多いですが、周囲の雰囲気もあってか徐々に勉強をする習慣がついていきます。
中学受験用の塾に通うようになると、1~2時間は机に座って勉強するのが当たり前になってきますので、それまでに勉強をする習慣を作ってくれるのはいいですよね。
さらにくもんは問題が解けていると比較的よく褒めてくれます。
褒められればうれしいし次ももっと頑張ろうって思えてくる、そしてできればそれが自信につながっていく、このポジティブなスパイラルは受験勉強になった時も生きてきます。

一方でくもんにもデメリットはあります。

●検定がないので目標設定がしづらい
●図形や特殊算が出てくると効果が発揮しづらく、中学受験では素早く解くことが求められていない。
●元々勉強嫌いな子は最初っから拒否反応が出る場合もある

まず、くもんにはそろばんのような級や段位はありません。
プリントの進捗状況によってアルファベットで分類されていて、例えば算数ならA6~A2,A~Qと22段階あります(実はさらにその上の大学レベルのR~Vもあるんですが)。
この段階を上って行くことが目標にはなりますが、それが形としては残りづらい物となっています。
また、図形や特殊算と言うよりは計算力の方に重きを置いていて、素早く的確に解くことが求められるので、中学受験の算数とは少し毛色が違うと言わざる負えません。
じっくり試行錯誤しながら解くような問題がおおい受験問題とあまりにも違うので、思わず苦手意識が出てしまう子も中にはいるようです。
そしてくもんは習い事と言うよりも塾の方がイメージが近いものなので、そもそもプリント学習や勉強自体が苦手・嫌いなは嫌がることがあります
逆に座って勉強することが好きな子ならばこの点は無問題。
要はお子さんの性格が大きくかかわってくる部分なのです。

こうしたメリットデメリットがありますが、くもん式をやっていた子は確かに計算が早いですしパパっと答えを出してきます。
低学年から塾に通わせるのはちょっと・・・でも算数は何かやらせておきたいなと言う場合にはくもんの方がおすすめです。

そろばんvs公文式まとめ

●そろばんも公文式もどちらも中学受験の算数の解法には直結せず、純粋に計算力と言う面でのプラス。解法に関してはそろばん・くもん・何もやってない子全員が通塾がスタートラインになる
●くもんもそろばんも、指導者や教室の方針によって合う合わないがあるのでまずは体験を
●どちらにもメリットデメリットがあるが、両方を併用するとお子さんが疲弊してしまうし、計算力が倍になることもないのでどちらかで大丈夫
●純粋に習い事としてやるか、それとも塾のようなポジションでやるかによって違ってくるので、お子さんの性格を考えつつどちらが合っているか考えてみてほしい

何もやらないよりかはそろばんでも公文でも確かにやっておいた方が断然有利です。
しかしやり方や向き合い方次第で薬にも毒にもなります。
そのため、まずは「中学受験のため」と言う考えをいったん横に置いて、お子さんが何をしたいのか?どっちの方が楽しめそうなのか考えてみてください。

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