自由研究大好きだーこんなこと一生やってたい!とかあほなことを考えていたら、大学に7年も居座ることになりました。
それもどうなんだ。
まぁそれはさておき。
自由研究を手早く、出来ることなら一日で終わらせるためにはどういうことに気を付けたらいいのかという記事を書いたんですが、その続きです。
一日で終わらせるためには準備が大事。
準備って言うか進め方の段取りですね。
何事も段取りって大事なんですよ。
だからそういう段取りと実際どうやってたのか思い出してみようと思います。
自由研究の進め方
大変残念なことに、私が通った中高には自由研究というものが無く(!)自由研究は小学生の間だけでした。
そのため進め方の方針はもちろん私がやっていたんですが、細かいスケジュール調整は旅行との兼ね合いがあったので両親がやっていました。
主に母でしたね。
なので進め方といっても、主には母の夏休み計画のどこで我ら姉妹が自由研究を片づけるか?というのが主題でした。
・・・って思い返してみると、うちのオカンすげーってなりました。
詳細はお話します。
と言っても別にものすごく特別なことをしたわけではありません。
自由研究の進め方は簡単に言えばテンプレです。
①気になることがある!or気になるネタを探す!
②その答えをどうやって見つけるか、実験の計画を立てる
③材料をそろえ、準備をしていざ実験
④記録した結果を吟味、そしてどうしてそういう結果になったのかを考える
(第二、第三の実験を行う場合には①~④を繰り返す)
⑤全ての実験結果からまとめの考察を行う
⑥コピー用紙を模造紙に見立ててミニチュアの自由研究を作る
⑦ミニチュアを元に、模造紙に下書き→清書をする
これで完成です。
最後に模造紙が破れないように裏からガムテープを貼れば完璧。
後は9/1に学校に持って行くだけでした。
この7つの工程ですが、大きく分けて①~④の実験に関する部分と、⑤~⑦のまとめの部分とがあります。
親の出番は①~④の間は本人が考えた実験をいかにスムーズに行えるように環境を整備するようにするか。
⑤~⑦の間は、実験をやったことに満足して模造紙になかなか書き始めないのをどうやってスケジュール管理をするか。
この2点でした。
+我が母上はさらにここに旅行に行くこともあって、
「8月の22日に考察作って!そのあと清書するのは姉が25日、妹は26日!一日で終わらせるわよ!!!」
ってな感じで(模造紙を大きく広げて書けるスペースが一人分しかなかったので)、とにかく鬼のタイムキーパーでした。
お陰様で、形にならなかった自由研究は妹の結果を捨てちゃったもの以外は一個もありません(笑)
また、実験を記録するノートを一冊用意しておいて、気になったことを書いていくと、そこに文章が出来上がります。
この際、なるべく読む文章の形で書かせられました。
付け加えると⑤ですべての実験結果からまとめ考察を行うのも、頭の中で考えるのではなく実際にノートに文章を書きだす作業をさせられました。
こうすると何がいいのかって、模造紙に書く文章をあらかじめそっちで作っておくことが出来るんです。
模造紙に向かってから「さて何書こう?」ってやるとものすごい時間がかかるんです。
だから一日では絶対に終わらなくなってしまう。
それを見越して、あらかじめ文章を作っておくという作業をしておいたというわけなんです。
さらに言うと、実験ノートの方で作ってあった文章を一度コピー用紙を模造紙に見立てたミニチュア自由研究に書きだすことで、
●どれぐらいのスペースを文章書くのか
●グラフや図などの大きさと配置の見当を付けやすい
というダブルの利点が付いてきます。
だから模造紙に向き合った時、私や妹の場合にはもう書くことは全部決まっていて、悩むことなく鉛筆で下書きが始められました。
全然迷わないので、午前中下書き、お昼食べてからマジックで清書、消しゴムをかけたらおやつぐらいにはもう完成です×2日間(2人だから)
なので、親の立場ではとにかくスムーズに事が運べるように先を見越してスケジュールを組んでおく・・・って言うのが本当に大事で、我らはそれを密にやってもらっていたんだなと、この年になって気が付きました。
小学生の時に自由研究の計画書を書くために気を付けたこと
あともう一つ、自由研究の進捗をスムーズにしてくれるものがあります。
それは計画書です。
7月ぐらいに先生にプリントを渡されて
「自由研究でどんなことをやるのか書いて夏休み前までに提出してくださいね」
って言われる奴。
今あるのかな?
無ければ、それも作っておくとホント楽になります。
というのも、計画書があると実験が脱線しづらくなります。
スタートの疑問→→→ゴール
の間に、夏休みなので遊びに行ったり海に行ったり山に行ったり、全部遊びに行ってますね私。
とにかく、スパンが長いと脱線しやすく、目標としていたところへ8月中にはたどり着けなくなる可能性があります。
計画書はそれを防ぐ役割があります。
じゃあその役割を最大限に発揮するには?
一番気を付けたのは、誰が読んでも分かる内容に書くということです。
お子さん自身は全く意図していないけれど、一生懸命書いたにもかかわらず、後から読み返したらどういう意味なのかよくわからない・・・・(泣笑)
意外とこういうことってあります。
だからそういう時は、音読作戦でした。
意外と音読すると、何を言っているのか分からない文章を見つけることができます。
さらに子供の目線だけではなく親の目線も加えてより客観的に計画書を作っておくことで、例え1か月以上経った8月半ばに重い腰を上げてようやく自由研究に取り掛かろうとしても
「これ、どういう目的の自由研究やろうとしてたの・・・? 全然意味が分からないわ・・・」
という事態を軽減してくれる効果がありました。
って本来は、コレ小学校の先生にお願いしたいことなんですけどね。
先生もお忙しいだろうし、あと専門じゃない(国語や音楽の先生だと)理科の内容が書かれているだけでオメメグルグルーになっちゃう先生も中にはいるみたいです。
私の小学校の6年の担任がそれで、「あなたのは分からないけど大丈夫でしょ」って計画書突っ返されました。
そりゃないよ先生。
自由研究はサポート次第でかなりスムーズに進められるよって話
●親が主にやるのは本人が考えた自由研究をいかにスムーズに進めるかという一点
●あらかじめ実験ノートとコピー用紙のミニチュアで文章化しておくことで、模造紙に書く際には書く内容がすべて決まっている状態にすると楽
●自由研究の計画書はきちんと作っておくと脱線すること軽減してくれる
●きちんと作るというのは、第三者が読んでも分かる内容にしておくということ
・・・というのを、私はやっていた当時はあんまり感じていなかったんですが、大人になってみると親の力ってこういうことだな!ってひしひしと感じました。
自由研究って自由だから何をやっていいのか分からなくなっちゃって途中でボッカーン★みたいな場合があると思うんですけど、道筋さえ分かっていればそれをなぞっていくだけなので、道を知っている親だと子供も知らず知らずついて行って道を覚えていくみたいですね。
ついでに言うと、実験の失敗に関する考え方も同じかなーと。
失敗すると焦るんですけど、でも実は自由研究の失敗って失敗じゃないって私は親から教わりました。
みたいな話はまた後日書こうかなと思います。
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