令和最初の国政選挙は元年7/21の参議院選挙でした。
投票年齢が18歳になってから何度目かの選挙ということもありますが、最近はテレビ・SNS・インターネットと情報がたくさんありすぎて、自分の知りたい選挙候補がどこにいるのか見つけられないなぁと感じるようになっていました。
そこで今回の参議院選挙を機に、候補者が主張することを受け身で待っているのではなくって、どうやって情報を知り、そして比較していけばいいのかな?と考えてみました。
選挙候補者の選び方・私の場合
地方自治体の選挙でも国政選挙でも同じなのですが、とりあえず日ごろからニュースを見ていたってひとりひとりの議員さんの顔と名前と政策を知っているわけじゃないです。
ましてや参議院選挙なんていったら比例代表制があるので誰がどういう政策をしているのかさーっぱり?ってことも。
だから選挙行かなきゃなぁと思ってはいるけれど、誰に投票をしたいのか自分で自分の気持ちがわからんわ、となってめんどくさくなっていかなくなる・・・。
っていう悪循環に陥りたくないなぁとおもって、今回選挙候補や掲げている政策などを自分の方からぐいぐい調べてみることにしました。
こうすることで宣伝が上手な現職さんだけではなく、選挙自体に慣れていないことで自分の考えに似た政策を掲げているのに知り得なかった新人の候補者さんを知ることもできるなど、色々メリットがあるかな?と思っています。
私の場合ですが、まず候補者の主張を見る探す前に、だいたいの自分の考えをまとめておきます。
今困っていることとか、よくニュースで取り上げられている分野についての大雑把な考えなど。
それからマニュフェスを見ることで意見を引っ張られずに済むかなと思っています。
分からないことは分からないで別にいいと思いますし。
そのうえで、次に具体的にどういう候補者がいて、どういう政策を打ち出しているのか?というのを探しに行きます。
私が探しに行くのは
●選挙公報
●NHKの政見放送
●ネット
●SNS
大雑把にこの4箇所です。
選挙公報というのは各都道府県の選挙管理委員会が配っている新聞サイズのモノクロのチラシみたいなものです。
自治体によって新聞の折り込みに入っている場合と、全戸配布されているところがあります。
新聞を取っていないのに折り込みでしか選挙公報が入ってこない自治体の場合には、各都道府県の選挙管理委員会のサイトへ行くとPDFで広報が見られるので、手に入らない場合は『○○県選挙管理委員会 選挙公報』とググれば出てきます。
選挙公報は候補者の氏名、経歴、政見などを掲載する決まりとなっていて、要は候補者たちのアピールの場です。
もう一つテレビ放送という形でアピールされるのが政見放送。
選挙公示の二日後から投票日の二日前までの平日昼間に大抵放送されています(地方により時間帯が変わっているかも?)。
この政見放送はNHKが編集することなく放送しなければいけない決まりとなっているので、放送媒体からの影響を受けない候補者の意見として見ることができます(ラジオでもやっていますけれどもウチはラジオ聞かない派)。
最近は政見放送を動画投稿サイトにアップロードしている人がいてそちらでも見ることが出来る場合もありますが、公職選挙法としてはこれは非常に微妙なラインのようです。
なのでどこで見るかはその人次第ということになろうかと思いますが、どういう候補者なのか生で見る機会がない場合にはちょうどいいかなぁと思うのが政見放送。
そしてここからが最近の選挙って感じですよね。
ネットとSNSです。
一番手っ取り早い情報収集の場所は、各政党・候補者本人が運営するサイトとかです。
2013年にインターネットを使った選挙運動が解禁されたため、候補者も政党も独自サイトを作ったり、SNSや動画共有・動画中継サイトを利用して選挙活動をする政治家さんが爆発的に増えてきています。
いまや街頭演説だけじゃないんですよね。
本人・政党が運営するサイトへ行けば、マニフェスとや重視する政策などの情報が間違いのない状態で手に入ると考えて大丈夫だと思います。
一方で、インターネットやSNSの場合には「○○党の××さん本人」が書いている情報と場合と、「○○党の××さんについて何か思ったことがある誰か」が書いている情報の二種類があります。
この第三者が書いた情報がネット上にもSNS上にも混在していて、勘違いしてしまうことがあります。
そのため例えばツイッターならちゃんと本人のアカウントなのか情報をさかのぼってみたり、情報サイトに書いてあることが伝聞調(~らしい、~のようだ)ではないのかよく見てみたりする必要があると思ってみています。
本人以外の方の意見が不要・見ない方がいいというわけではなく、間違った勘違いはないのか?偏った意見の捉え方をしていないか?という点に気を付けてみるようにしていますね。
どうしても 候補者本人→第三者→自分 と情報を通すフィルターが一つ増えるので勘違いや意見の偏りが生じやすくなってしまう傾向が強いです。
それに気を付けてみていると、ネット上SNS上での見解とうのは「こういう見方もあるんだな」と勉強にもなるので、私は積極的に見て回るようにしています。
情報収取はまんべんなく・偏りがないように、と気を付けるようにしています。
こうして得られた情報を元に、私は大雑把に「この人とこの人のどっちかかな~、こっちの人は絶対に入れない」というのを決めます。
入れたいと思う人を2~3人目星を付け、さらに逆の絶対に入れたくないと思う人も1人決めます。※理由は最後に
そのうえで、入れたいと目星を付けた人について
●所属政党はどこだろう?⇒所属政党の最大の主張は?
●自分が「絶対にやめてほしい!」と思っている政策を訴えていない?
●立候補する前はどんなことをやってた人なんだろう?
っていうあたりのことを見ます。
ということでふるいにかけて行って、最終的に1人「この人なら入れたいかな」という人を見つけるようにしています。
まとめると
①自分の希望や将来展望、生活が楽になるにはどういうことをかなえてほしいかなぁ?というのを考える
②選挙公報・NHKの政見放送・ネット・SNSなどでまんべんなく情報を集めてみる
③その中から気になる人・入れたいかも?と思う候補者を2~3人ピックアップ+入れたくないなぁという候補者もピックアップ
④所属政党の最大主張・自分の考えと真逆の主張の有無・候補者の経歴等を見て、入れたい人を最終的に1人選ぶ
こんな感じです。
色々な候補者の選び方があると思いますが、最近のネットの情報氾濫の中で私がどうしようか悩んだ結果はこういう順序になりました。
選挙候補をわかりやすく説明してくれ!!
いやしかし、そんな暇はないよと。
政見放送みるっていったって、わざわざ録画しておきたくないですしね(
そういう意味では選挙管理委員会の公式アカウントが動画放送してくれると助かるんですが・・・それはさておき。
確かに大事とはいえ選挙のために割く時間をもっと効率よくできないかなーって思う気持ちはありました。
何かもっと手っ取り早く分かりやすく比較できないのか?と。
そこで検索したのが『○○選挙 マニフェスト』というキーワード。
○○にはその時々の選挙名を入れます。
こうすると、大きな国政選挙の場合にはネットニュースの様々なところが、各政党の主張を争点ごとにまとめてくれている記事が結構見つかります。意外とこれが便利。
県知事選挙ぐらいの場合には地方独自のネットニュースでは取り上げられることもあるので、そちらのサイトで調べてみるのもあり。
↑ここから該当する県の新聞社のサイトへ飛んで情報を探してみています。
また、最近は色々と便利なものがありますね・・・。
こちらで争点に対してどのような考えを持っているか、どれぐらいその問題について重視しているかの質問に答えていくと、各政党の主張とどれぐらい親和性があるのかをグラフで出してくれます。
全く候補者の言っていることが分からないし、何が争点かも分からない、何をどう判断したらいいのかさっぱりわかんなーい!って言う場合には、まずはここを入り口にしてみてもいいのかなと思うサイトです。
さらに
こちらのサイトでは街頭演説を見ることができますし、街頭演説を文章で読むことも場合によっては出来ます。
政見放送を見る時間が無くってどういう人柄なのか分からん、みてみたいという場合にはここから探してみるのも面白いです。
ただ、これらのツールを使うことは、あくまで候補者の中から目星を付けるための参考にしています。
やはり分かりやすくまとまっている分、詳細は省かれているので、省かれた中に自分が困る政策が入っていたりしたら嫌だなぁと思うからです。
これらのサイトを使って目星を付ける→詳細を自分で調べる、という二段階にはしていますが、それでも煩雑な作業が少しは楽になります。
選挙で誰も選びたくない場合は?
私も良くあるんですけれど(笑)
それもどうなんだ(
候補者選びをしていて、ふるいをかけていくと誰も残らないってパターン。
白票を投じるのも一つの考え方ですが、それもなんだかなと思って私は「この人は入れたくないな」と思う人の対立候補に入れるようにしています。
・・・というのが、先ほどの候補者選びの際の最後に入れたい目星と入れたくない目星の両方を付けておく理由です。
でもどの人が対立候補なのかよくわからないって思うことは良くあります。
誰と誰が対立しているかなんて、素人目から見たらぜんっぜんわかりませんw
場合分けで考えていったのですが
●与党だった→野党統一候補がいる→野党統一候補
●与党だった→野党統一候補がいない→野党・無所属の中で最も得票数が多そうな候補
●野党だった→与党の候補がいる→与党の候補
●野党だった→与党の候補がいない→無所属の候補(推薦は要確認)
おおよそ、この4パターンで対立候補が見つかるんじゃないかなと思っています。
誰も選びたくないということ自体、選挙としては「困ったなー」の状況なのでできればそういう選挙が無くなってほしいなぁとは思うのですが。。。
選挙候補者えらびまとめ
●情報は選挙公報・政見放送・ネット・SNSなど様々な場所で手に入るが、どういった視点の人が語っている情報なのかをまず確認して、まんべんなく認識するように気を付ける
●何が何だか分からないし暇がないという場合には、ツールやまとめを利用して分かりやすくするのも手
●誰にも入れたくないと思ったら対立候補を探してみる
最近は選挙に関する情報が錯綜することもあって、どこにどういった人の意見が転がっているか本当に分からない状態になりつつあります。
惑わされないように、それでいて必要な情報は見逃さないように・・・ってとても大変なんですが、いずれ生活を楽にしてくれたらなぁと思うところが大きいので、ぼちぼち選挙に行くことにしています
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