AO入試は受ける人もそんなに多くない入試方式のため
慌てない心構えを誰に聞いたらいいのか分からない
という人も中に入るのではないでしょうか?
もう10年も前になってしまいますが
私も当時、心構えを誰に聞いていいかわからず
また小論文の試験問題を見たときの衝撃で動揺して
少々パニックになりました
当時の事件を振り返りつつ
慌てない心構えをアドバイスしていこうと思います
AO入試の筆記試験で慌てない心構え
まず最低限の慌てない心得として
時間的な問題は起こらないようにしておきましょう
遅刻寸前で試験会場に入ってしまったりしたら
慌ててトイレに行く余裕すらないかもしれません
このような入試には
試験会場を開場する時間と
試験を開始する時間は別で書かれていることがあります
もし可能であれば開場する時間に行くと
誰よりも先に試験会場に入ってリラックスした
自分の時間を持てるかと思います
そのためにもまずは時間的余裕を確保するために
余裕を持って到着するための
出発時間を見誤らないようにしましょう
慣れない電車を使うことになると思うので
もし心配な場合には
試験前に一度試験会場となる大学の前まで
練習がてら行くことをオススメします
オープンキャンパスなどの機会があれば
それでもいいと思いますよ!
そして次に試験会場の状態をよく確認しましょう
AO入試というと夏~秋が多いですが
残暑が厳しいため強く冷房をかけている場合があります
また古い大学の教室などでは
冷房の調節がうまく出来ない場合などもあります
寒すぎたり暑すぎたりで
自分のパフォーマンスが引き出せないなんてことがないように
試験会場の状態を確認しましょう
もし冷房に弱いことがあらかじめ分かっていたならば
『AO入試の持ち物と忘れがちな物と現役・浪人生の服装チェック』
こちらで以前紹介したひざ掛けをオススメします
ただし使う際には試験官の方に確認を取ってくださいね
余裕を持って試験会場について
ちゃんとパフォーマンスを発揮できる状態を確認したら
後はのんびりとリラックスして試験開始を待ちましょう
この時、よくぎりぎりまで勉強していらっしゃる方がいますが
私はしない方でした
もちろんぎりぎりまで勉強することを否定するわけではありませんが
高校の期末テストなどと違い
こういった入試は範囲指定がありません
となると一定の範囲を直前に見るよりは
私は頭の中で記憶を反芻していることが多かったように思います
もし手持無沙汰だなと思っている方がいれば
参考にしてみてください
小論文の問題を確認後まずやること
試験官が入ってきて
全員に問題用紙と記入用紙を配り終えました
はじめの合図があるまで待機です
こんな感じで大体のAO試験は始まりますが
今回は小論文の試験と仮定してどのように
実際にどのように取り組んでいくのか確認していきます
はじめ!の合図があったら
まず何よりも先に問題を確認するでしょう
そしてざっくり問題を読んだらあなたは最初に何をしますか?
これはわかるぞ~と思って
回答用紙の、しかも下書きではない方に
書き始めてしまうでしょうか?
だとしたらちょっと待ってください!
まず一呼吸置いて
問題用紙の隅っこ、あるいは下書き用紙の裏でも構いません
どこか空いているスペースに
これからどういう小論文の回答を展開していくか
箇条書きにしてみましょう
そんな面倒なことをやっていたら時間が無くなってしまう
と、思うかもしれませんが
多かれ少なかれ試験のときのあなたはハイになっています
何か見落としていることはないか
理論展開に抜けはないか
ちゃんと確認する心の余裕を自分で作ってあげる必要があります
そのために起承転結までキッチリしたものでなくても
おおよそどのように理論展開をして
この小論文に立ち向かうのか?
工程表を作っておきましょう
これを作っておけば書いている途中で少し道から外れても
ああ、ここを消せば元の道に戻れるな
というのが分かるのです
また、おおよその段落分けがこの時点でできます
そのため書きながら自分で書く分量を調節することも可能です
また小論文の問題を読んでみて
ぱっと答えが頭に思い浮かばない人も中にはいると思います
そういう人もまずは深呼吸をして
自分が答えられる分かる部分だけ
箇条書きで工程表を作ってみましょう
そうすることで
どこが分からないから自分が今小論文が書けないのか判明するので
その部分を埋めることが出来ます
このワンクッションを挟んでから
最後にもう一度問題文を読み直してみてください
あなたの書いた小論文の工程表は
ちゃんと問題文に対して答えを出せているでしょうか?
「うん、大丈夫だ」
と思ったならばそれはGOサインです
頑張って最後まで書ききってください!
私に起こった事件
さてここからは笑い話のような
実際に10年前の私の身に起こった事件です
当時はまだAO入試を導入している大学が少なく
ほとんど情報がありませんでした
そのため私は高校の生物の先生と
こんな小論文が出るのではないか?
と予想を立てながら小論文対策を行っていました
私がAO入試を受けたのは生物系の大学だったので
恐らく環境問題や捕鯨問題などの小論文が出るのでは?
と予想して
そのような問題ばかり練習してきました
当日、小論文の問題を見てびっくり
問題文は生物Ⅱの範囲にアレンジを加えた問題でした
環境問題なんて大きく漠然とした話では全くなく
むしろ日ごろの授業で扱うような問題に
たくさん毛が生えたようなものでした
しかし想定していた問題と全く違うものが出てきてしまったことに
私は動揺を隠せませんでした
簡単に言うなら世界史のフランス革命の勉強をしていったのに
日本史が範囲だった!
ぐらいの違いがあるのです
しかも
『AO入試の持ち物と忘れがちな物と現役・浪人生の服装チェック』
でお話した通り
私はこの日、腕時計を忘れて
時計なしで試験を受けていました
パニックにならない方がおかしいというものです
そこで私がとったのが
前の章でお話した方法でした
一呼吸おいて問題を再度読み直し
幸いにもおおよその回答は思い浮かんだので
あらすじを下書き用紙に書きました
それから理論展開の抜けを埋めて
ようやく本番用紙に回答を始めたころには
おそらくですが5分10分はゆうに経っていたと思います
しかし小論文試験というのは
80分や90分で設定されていることもざらです
そのため最初の段階で5分10分迷って使ってしまったとしても
十分に挽回できるだけの余裕はちゃんとあるんですね
一番大切なことは何が起こっても
どんなに慌ててしまっても
深呼吸して落ち着きを取り戻すことです
誰にでもミスはありますし
慌ててしまうことはあります
でもそこから普通の状態に戻して
ちゃんとパフォーマンスを発揮できる状態に戻せるかどうか?
これがAO入試という非日常を乗り越える
一番重要なポイントではないかと
私は今でも考えています
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