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AO入試の志望動機の書き方のコツは大枠と分量の増やし方

リケジョのおすすめ

AO入試の自己アピールや志望動機って
何を書いたらいいのか分からないですよね
それに書いても書いても埋まらない原稿用紙・・・

それもそのはず
高校の勉強では志望理由書の書き方は教えてくれません
つまり自分で書く方法は見つけなければならない!

そんな高校生のために少しきっかけになればと思い
大昔の記憶を呼び覚ましつつ
絶対にこれだけは変わらないだろうというポイントを解説します

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AO入試の志望動機の書き方のコツ

まっさらな志望理由書の紙を前にして
う~んと唸ってしまっているのならば
まずは本番用の紙をしまいましょう

これを汚してしまうのが一番の問題です

そして取り出すのはいらないプリントや
ノートで構いません

書いていくのは大雑把なストーリーです

え、志望理由書って小説だったの?!
と思わないでくださいね

でもどんな文章でも説得力のためには
多少なりともストーリー性が必要です
そのために簡単なお話をあなたは書く必要があります

まずなぜ志望するのか?
「行きたいから」
これだけで入学を許してくれるのなら
試験なんかいりません

あなたはなぜその大学に行きたいのか
じっくり考えてみてください

将来、
宇宙用ロボットを開発してみたいから
動物園の飼育員になりたいから
数学者にならいたいから

何でも構いません

正直な話、大学なんてものは
大学に入るのが目的ではいけないのです

大学は勉強する場所であってゴールではありません
あなたは「この大学で学んで将来何かになりたい」
そう思ってAO入試を受けるはずです
それを素直に書いて構わないと思います

次にその将来の夢(のようなもの)のきっかけがなんだったのか
思い出してみてください

テレビでみた宇宙ステーションのロボットがすごかったから
小さいころから動物が好きで動物のそばにずっといたいから
中学生で人生初めての100点を数学で取ったから

きっかけなんて人それぞれです
どんな小さいことでもその人にとっては大事なきっかけなんです

出来ればこのきっかけ部分は
なるべくふかーくふかく考えてみてくださいね

例えば三番目
小学校まで算数が苦手だった

中学で初めて数学を習って、考え方の違いに驚く

頑張って勉強して始めて100点をとった!うれしかった

周りの数学が苦手な友達に教えてあげたら喜んでもらえた

将来数学者になって数学の面白いところを色んな人に教えてあげたい

こんなきっかけが五段階ぐらいまであると
お話にとても厚みが出てきます

そしてさらに
この夢を実現させる過程で
その大学はどんな勉学の場を提供してくれるでしょうか?

例えば
日本で唯一の○○に関するロボット工学の教授がいる
獣医試験の合格率が非常に高い
テレビに出ていた数学で有名な教授がいる

こんなことでも構いません

これを全て繋げていきます


将来の夢:宇宙用ロボットを開発
きっかけ:テレビでみた宇宙ステーションのロボットがすごかったから
大学に求める物:日本で唯一の○○に関するロボット工学の教授がいる

これを軸に相手にどうしてその大学を志望するのか?を
説得するストーリを組み立てて行きます

私は宇宙用ロボットの開発をするために△△大学を志望しました
小学生の時に、テレビで宇宙ステーションのロボットを見て
精密に動くところにとても感動しました
△△大学には日本で唯一、○○のロボット工学を研究している××教授がいらっしゃるので
私は△△大学で宇宙用ロボットに関する知識を学び
将来の宇宙で安全に仕えるロボットを開発していきたいと考えています

簡単に組み立てるとこうなります
(こちらでは、ですます調で書きましたが
だである調の方がいい場合もあります)

今回は一番簡単な

①△△するために志望しました
②理由は××だからです
③・・・ということで▲▲と考えています

の形をとっています

このように最初に用件の一番大事なところを宣言してしまい
その理由を後から段階的に説明
そして最後に別の言い方で最初の要件をリライトする
というのが一番簡単な大枠の書き方ではないかと思います

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大枠が書けたら膨らませていく

大枠が書けたら次は段落ごとに切って
枠ごとに話を膨らませて行きます

例として書いた

私は宇宙用ロボットの開発をするために△△大学を志望しました
小学生の時に、テレビで宇宙ステーションのロボットを見て
精密に動くところにとても感動しました
△△大学には日本で唯一、○○のロボット工学を研究している××教授がいらっしゃるので
私は△△大学で宇宙用ロボットに関する知識を学び
将来の宇宙で安全に仕えるロボットを開発していきたいと考えています

おおよその流れはこれでいいとしても

これでは200文字にも足りません

 

大学ごとにAO入試の志望理由書の分量は様々ですが
さすがに200文字以下ということはまずないでしょう

逆に文字数が少なすぎるとまとめるのも難しいものです

そこで大枠として書いた文章を
今から段落で切ります

第一段落
私は宇宙用ロボットの開発をするために△△大学を志望しました

第二段落
小学生の時に、テレビで宇宙ステーションのロボットを見て
精密に動くところにとても感動しました

第三段落
△△大学には日本で唯一、○○のロボット工学を研究している××教授がいらっしゃるので
私は△△大学で宇宙用ロボットに関する知識を学び

第四段落
将来の宇宙で安全に仕えるロボットを開発していきたいと考えています

第三段落と第四段落が
今回は文章として切れてしまっていますが
無いようで分割したと考えてください

それぞれの段落の内容は大雑把に
第一段落:志望のストレートな理由
第二段落:第一段落のきっかけや理由となったエピソード
第三段落:志望理由・将来の夢と大学での教育の関連性
第四段落:第一段落のリライト(少し言い方を換えてもう一度言い直す)
です

ここからは小さなエピソードや考えたことを挟みつつ
第一段落~第三段落を膨らまして文字数を調整していきます

第四段落は?
とお思いでしょうが
第四段落はいわゆる「ダメ押し」です

なのでそこまで濃いぃ~情報を書くよりは
あっさりと言い直しする程度でいいでしょう
むしろそこまで濃い情報を持ちづつけるぐらいなら
他の段落でちゃんと文字数を使って説明した方が好印象です

分量を増やすのは後からでも可能

さて、大体「書くことがない」と
しょんもりしてしまう人もいるのでしゃないでしょうか?

でも心配しないでください
これは時間制限内で書かなければならない小論文とは違います

ボリュームを出すためのネタは今から仕込んでも大丈夫なのです

もちろん、小さいころからの体験や
小学校の時の思い出、中高で自主研究をやっていた
なんてエピソードを持っている人は
書くことが多すぎて文字数が足りなくなる人もいます

しかしそんな特別な経験をしなくても
ちゃんと将来を見据えて勉強して
夢をかなえた人はたくさんいます

だから志望理由書に特別な経験を書く必要は無いのです

それでも足りないボリュームは
今からでも補えるもので補完して行ってしまいましょう

簡単に言えばそれは「本を読むこと」です

例えば、
動物園の飼育員になりたいと思っている人
しかし特別な経験どころか
家で飼ったことがある動物は金魚だけ・・・

さてそんな時、
動物園の飼育員さんのエッセイなんてものが・・・

実はあるんですね
(検索してみたところ漫画でしたがw)

実際に私がそうやって経験のボリュームを出すために読んだのは
『沈黙の春』レイチェル・カーソン著
でした
環境問題に関する非常に有名な著書です

私は水俣病に関するちょっと特殊な経験があったため
それに絡めたエピソードのボリュームを出すために
『沈黙の春』を読んで強化をしました

こういう場合にはコミックや軽い書籍よりは
古くから有名な著書の方がいいと思います

もしわからなければ学校の司書の先生に
「こういう本で有名なのってありますか?」
と聞いてみるのが一番です

きっと読みやすくて面白い本を紹介してくれると思いますよ!

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