千葉県の内房にはいくつか潮干狩り場がありますが、その中でも富津漁業協同組合が管理している富津海岸は施設が充実している穴場でもあります。
あさりも、狙えばハマグリだってけっこうな大きさと量が取れますよ!
初心者や女性、子供でも比較的安全に楽しめる富津の潮干狩り場へ行くのに適した服装やどんなものを持って行ったらいいのか紹介していきます。
富津に潮干狩りに行くなら服装はこれがおすすめ
富津海岸はちょうどチーバ君のお腹の一番出っ張ったところにあります。
東京湾の出口ですね。
そのため風向きによっては少し風が強くなることも。
また、比較的サラサラとした泥で、干潟が沖合数百メートルぐらいまで続いている地形です。
撒いているあさりやハマグリ以外にもたくさんの生物がすんでおり、中にはアカエイやクラゲなどの毒を持っている生物も潮だまりにいたりするので、足元の安全も確保しておきたいところです。
そこで富津海岸に潮干狩りに行く際には、風よけ・日差し対策・安全対策の三つをしっかりとした服装がいいでしょう。
具体的には、
●ウィンドブレーカーなどの風を通さない上着(袖にゴムが入っているものだと◎)
●長靴
●薄手のゴム手袋
●軍手
●体にフィットするバッグ(ウェストポーチやボディーバッグがおすすめ)
●帽子
●防水の腕時計(耐塩だとなおヨシ)
紫外線が苦手な人
●サングラス
【汚れてもいい長袖+長ズボン】
意外と風が強いので5月ぐらいでも寒かったりしますから、長袖の方がおすすめです。
あまりにも予報で暑そうであれば半袖でも大丈夫です。
また、足元の安全を考えると長靴推奨なので合わせて長ズボンの方がいいでしょう。
【ウィンドブレーカーなどの風を通さない上着】
上から着る上着も風よけ第一です。
潮風って意外と消耗します。
またお子さんや女性は潮風で荒れるという方もいるので、派手目の上着(迷子対策も兼ねて)を着て行ってみてください。
【長靴】
よく「裸足や靴下をはいて足の裏で探ってとるんだ!」という方を見かけますが、これ足切れますから・・・。
たくさん割れた貝殻が落ちていますし、毒を持つ生物も中にはいます。
また、忘れ物の熊手で怪我することも。
さらにサンダルやクロックスなどでは波や泥に取られたりしますし、何より足首より上まで防護できません。
小さいお子さんでも長靴を履いていく方が安全です。
【薄手のゴム手袋+軍手】
富津海岸は特に砂地なので軍手だけだと爪がガリガリに削れてしまいます。
そこで薄手のゴム手袋(百均に売っているようなものでOK)を付けて、その上から貝殻などで手を切らないように軍手をする手袋二重作戦が超おすすめ。
薄手のゴム手袋は使い捨てでOK。
軍手は真水で洗って砂を落とせばまた次回使うこともできます。
【体にフィットするバッグ】
貴重品を入れて身に着けておくためのバッグです。
一応有料休憩所の中に有料コインロッカーがあるのですが、混んでいると空いていないことも。
かといって車に置きっぱなしはよくないですよね。
そこで重宝するのがずり落ちてこないバッグ(ボディバッグやウェストポーチ)です。
中に入れるのは鍵・財布・スマートフォンぐらいでいいかと思います。
この時、もし不安があればチャック付ビニール袋に入れた上で、バッグの中へ入れておきましょう。
また、富津海岸ではチケットを買う際に渡される網袋以上の量を獲ると追加料金(1㎏超過につき1000円)を取られますので、1000円札を一枚財布から出して別でビニール袋に入れておくといいかもしれません。
【帽子】
日差し対策です。
下を向いて夢中で掘っていると、頭が無防備に。
帽子は絶対にかぶって行ってください。
また、首筋が意外と盲点なので首筋に日焼け止めをお忘れなく。
もし不安な場合には帽子にタオルを挟んで背中に垂らしておくといいかもしれません。
【防水の腕時計】
潮干狩り場内にはパッと見て時間を確認できるものがありません(遠くにはあるんですが)
そのため干潮時間を境に波がどんどん上がってきて危険なこともあります。
潮干狩りをする当日はグループで誰か一人がタイムキーパーになっておくといいでしょう。
防水・耐塩の腕時計が無い場合には、バッグなどに腕時計をくくりつけておくのがおすすめです。
楽しすぎて夢中になりすぎないように注意が必要です。
【サングラス】
目が日差しに弱い方は特に持って行った方がいい物です。
干潟の範囲が非常に広く、お天気だと照り返しがものすごいのが富津海岸です。
下を向いてあさりを探しているのにまぶしいなんてことも。
これらの服装に+着替えを準備して行ってみたください。
この服装は毎年4~5月に何年も富津海岸に潮干狩りに出かけて確立したスタイルです。
サラサラの砂地と広い干潟だからこその対策を盛り込んでいます。
もしよければ参考にしてみてください。
潮干狩りで富津に行くなら持ち物はこれだ!
次に富津の潮干狩り場に行く際に必要なものをまとめてみました。
●バケツ(数人で一個)
●空のペットボトル(2Lのものが2~3本あるとよい)
●クーラーボックス
【熊手】
これがないと手で掘ることになります=手を切る事態に。
掘る人は一人一個準備して行ってください。
一応潮干狩り場で売っているには売っていますが、そこそこ高め。
オススメはこちらの小さめの熊手です。
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爪は金属製なので真水で洗わないとさびてしまいますが、大きさ・重さ的に女性や小学生でも簡単に使えて壊れにくいのがこのサイズです。
逆にジョレンと言われるかご型の熊手は禁止されていますので、いっぱい取れそうに見えても使わないでください。
【バケツ】
数人で一個あれば十分です。
富津の潮干狩り場では、入場前にチケットを買うときにナイロン製の網袋(大人が2㎏、子供が1kg)を渡されます。
渡される網袋は意外と柔らかいので、破れてしまうことがあります。
また、とりあえず取ってから大きいのを選別していく方が粒ぞろいをゲットできるので、まずはバケツにどんどん入れていくのがいいでしょう。
潮干狩り場から出る際に計量(と言っても袋から物理的にあふれているのがあったら超過料金を取られるだけの網袋詰め込み放題)があるので、グループで行く際にはまとまって海から上がる方がスムーズです。
【空のペットボトル】
濾過海水といって、砂利やプランクトンを取り除いた綺麗な海水を用意してくれています。
これを砂抜き用に空のペットボトルに入れて持ち帰ってください。
家に着いたらタライやバケツなどにあさりを入れて、たっぷり被るぐらいこの濾過海水を入れて新聞紙やアルミホイルなどで蓋をしておきます。
こうすると元気なあさりは呼吸をして体内の砂を吐いてくれるので、食べたときのジャリ!というのはほとんどなくなりますよ。
【クーラーボックス】
あさりを持ち帰る用の入れ物です。
もし持っていない場合には発泡スチロールなどの箱でも代用が出来ます。
これにあさりを入れて(理想は深さの半分ぐらいまでだとヨシ)、一緒に濾過海水(砂抜き用海水)をひたひた少し上ぐらいまで入れて密閉します。
これぐらいの量であればエアレーションが無くても意外と持ちますし、またクーラーボックスをシッカリ閉めれば暗所になるので砂の中と勘違いしたあさりが帰り道の車の中でも砂抜きをし始めてくれます。
密閉・保冷・暗所の3つの条件をクリアした入れ物であればクーラーボックスである必要はありません。
また、炎天下の車の中に放置するなど極端なことでなければクーラーボックスで2時間程度なら冷媒は無くても大丈夫です。
もしそれ以上の時間がかかったり、車の中に放置しなければならなくて不安な場合には、冷媒を持って行くよりも帰り道の途中のコンビニでロック氷を買って袋ごと入れておくといいかもしれません。
封を切らずに投入すれば、徐々に溶けて冷やすこともできるのに真水が漏れて海水が薄まることもありません。
しかも帰ったら袋を破いて水をこぼして袋を捨てたら後片付け終了。
冷媒を持って行って匂いが付くよりも簡単でオススメです。
潮干狩りで富津はレンタルができる?できない?
富津海岸の潮干狩り場では基本的に何物もレンタルはできません。
例外として団体さん(30名以上)には熊手を1つ100円で貸出しているようなのですが、個人ではレンタルすることができません。
上で述べた道具は基本的にグループで必ずそろえて持ち込むようにしてください。
一応忘れてしまったとしても熊手だけは売っていますが、少々高いのでやっぱり買って行った方がいいでしょう。
真水での洗い場は充実していますので、長靴やさびやすい熊手などはその場で洗って水を切って持ち帰ることになります。
大きめのビニール袋などがあるといいかもしれません。
逆にチケットを買うと同時に網袋はもらえるので、こちらは準備していく必要が無いのは楽でいいですね。
気を付けていれば十分に使えるものなので、網袋の心配はしなくても大丈夫です。
潮干狩りで富津海岸へ行く準備まとめ
●とてもいい干潟なのであさり以外の生物もたくさんいます。危険生物がいることもあるので足元は長靴で
●熊手、バケツ、空のペットボトル、クーラーボックスなど、一人一個準備するものとグループで一個あればいい物があるので準備の際にはお互いに相談を
●レンタル品は個人客にはなし。30名以上の団体だと熊手が一個100円でレンタルできる
●網袋はチケットを買う際に渡されるので準備する必要はなし
毎日満潮の時間にあさりをハマグリを撒いているだけあって、まずこの富津の潮干狩り場に行けば収穫ゼロで帰って来ることはありません。
小学生、下手したら幼稚園生でも簡単に獲れます。
有料休憩所やロッカー、更衣室などの施設も完備されていて、駐車場も広く取られているので家族で行っても楽しめること請け合いの潮干狩り場です。
少々料金はお高めになっていますが、それを差し引いても満足できると思うのでぜひ楽しんできてください。
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