「今年はいい年になるといいな」と心新たに新年のお正月を迎えて、だったら何か新調しよう!って思いますよね。
新しい年だから新しい物を卸すのはよいことですが、じゃあどんなものを使い始めればいいんでしょうか?
また新調するのと同様に、新年を迎えたからやると開運アップになる行動もあり、逆にやってはダメ!というものもあります。
古くからの習わしというのは暗に様々な教えが含まれているモノですが、そういった背景を踏まえながら、新年に新調するといいもの・やるといい事・逆にやらない方がいい事を紹介していきます。
新年に新調するものといえば?
新しい年になって新調するものと言えば
●下着
●財布
●靴
●お箸
など、いわゆる日常品や日ごろから身に着ける物が多いです。
これは一年間使ったものをいたわるのと同時に、年の初めに新たなものを出してきて清める意味がありました。
なので古くはお鍋なんかも新調したらしいんですが、現在はそこまでの風習はあまり残っていません。
これらの中でちょっと特殊な位置にあるのがお箸。
実は日ごろから使っているお箸と、お正月に使いたい祝箸は少し違います。
祝箸は両端が細くなっている両口箸と言われており、片方が神様用でもう片方が人間用というちょっと特別な物なんです。
これを使っておせちをいただくのは、神人共食といって神様と食事を共にして恩恵にあやかる意味があります。
そのため無理にお箸を新調せずに、お正月だけでも祝箸を使うのもいいですね。
特に新調する予定はないし、気に入っているから変えたくないなと思ったら、オススメは髪型を変えること。
スッキリしますし、ヘアスタイルを変えると気持ちも一新されて前向きに一年を始めることができると思います。
昔は新たな年に替える物といってもそう多くなかったのではないかと思います。
なので、現代においてはこれ以外にも日ごろから使っているもので痛んでいるものがあれば、習わし通りの物でなくても新調していいのではないでしょうか。
要はいい年のスタートを切るための行動ってことなんですから。
新年にやるといいこと開運アップの行動は何?
同じように年が明けたらやっておきたいオススメの開運アップの行動があります。
それかよ!って思われるかもしれないんですが、初日の出を拝むこと、そして初詣と書き初めです。
元々、年神様は日の出とともにいらっしゃると信じられていました。
なので日の出は日の出でも初日の出がありがたがられるというわけなんですね。
元旦というのはお正月の朝、という意味。
そんな言葉があるぐらい初日の出にはパワーがあると信じられていたわけです。
もしよければ早起きして初日の出を拝んでみてはどうでしょうか。
また、初詣って神社に行ってお参りしておみくじ引いて・・・っていうイメージかと思うんですが、やっぱりちゃんと神様に今年の抱負を述べるのがベスト。
もちろん心の中でつぶやけば神様は聞き届けてくださるので、口に出す必要はありません。
なんとなく風習で行っているような初詣も、ちゃんと意味を調べてから行くと気持ちが引き締まるのでオススメですよ。
そして書初め。
小学校の時に冬休みの宿題で書かされたな、と思い出すアレです。
課題の言葉が決められている場合が多かったかと思いますが、本来は年の初めの抱負を書くものでした。
また、書くときに使う墨は若水といって一年の一番最初に井戸から汲む水ですったものを使います。
今は墨汁を使ってしまうことが多いですが、もし時間があるのなら一番最初の水道水(井戸はなかなかないですからw)で墨をすってみてはいかがでしょうか?
ちなみに邪気を払う力があると言われている若水は書き初めをする以外にも、お雑煮を作ったりお茶を入れたりする習わしがありました。
それだけ一番最初のお水には力があると信じられていたようです。
新年にやってはいけないことってあるの?
じゃあ逆に新年になってやると福が逃げていくような行動ってあるのかな?と思うと、実はあるんです。
●掃除・洗濯など
●喧嘩
これらのことを新年にすると、福が逃げると言われています。
喧嘩は分かりやすいですね。
一年の初めに喧嘩をすると一年間ずっと喧嘩ばかりの年になってしまうよ、ということです。
年の初めぐらい(?)はみんな仲良くやっていきましょう。
買い物や掃除洗濯とはどういうことかというと、元の情報を辿って行くと
⇒掃除をしてはいけない
⇒灰汁を出すのはダメ
⇒火を使ってはいけない
⇒出来るだけ水に触れないようにする
というところからきています。
これらの禁止されていることに共通するのは、日ごろからやっている行動ということですよね。
要は『お正月ぐらいみんな休ませてあげようよ』というところからきているわけです。
そのためにお正月にはおせちを準備しておくのであり、大掃除もしておくというわけ。
実は正月事始めと言って12/13からお正月に向けた準備をしていく習わしがあります。
年神様を迎えるために一年の汚れを祓い清める煤払いが後に大掃除になり、門松にする松やおせちを作るためのかまどの薪を取ってくるのが松迎え。
年の瀬に贈るお歳暮も、お正月用のお供え物の名残です。
こうして鏡餅やおせちの準備をしたりすることで、お正月にはかまどの火を落として全ての人が休める状態にしておくのです。
もし福を逃がさぬようにしたいということであれば、12月からちゃんとお正月の準備をしておくのがよさそうですね。
新年の開運行動・NG行動まとめ
●新年にやるといいことは、初日の出・初詣・書初めなどの心を新たに出来ること
●逆にやると福が逃げるNGな行動は、日ごろやっているような家事労働に準ずることなので、12月からおせち・大掃除などしっかり準備しておく
新年ってどこか心が晴れやかというか、わくわく力が湧いてくる感じがしますよね。
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