お菓子を作ろうと思ったら「天板の上にクッキングシートを敷いて」という記述を見つけて天板なかったどうしよう・・・?そんな経験ありませんか。
元から天板が付いていないオーブンもありますし、引っ越しなどで天板を無くしてしまうことも多いようです。
クッキー、ロールケーキなど、天板が無ければ作れないオーブンを使った料理やお菓子は色々あります。
オーブン機能はあるのにもう作れない?天板を買うしかないの?
でも天板って結構高い。
買うか諦めるしかないのか・・・いいえ、その前に一回ぐらいなら代用品を使えばできます。
代わりに使える物や、代わりの物を天板の形に作り替えたりと方法はいくつかあります。
でも本当に使えるのか、燃えたりしないか、火の通りが悪くなったりしないか心配なので、実際にお菓子を作るまでやってみました。
オーブンの天板の代用品になるものは?
そもそも論なんですが、天板(鉄板)が使えるオーブンなのかは要確認です。
元から天板が付いていなかった場合には、もしかしたら天板が使えない機種かもしれないので、ご自宅にあるオーブン・オーブンレンジがどういうものなのかは確認してみてくださいね。
天板が使えるけれども天板が無い場合、代用になるものはいくつかあります。
●耐熱皿
●ターンテーブル
●牛乳パックで作る
私がいつもやっているのはターンテーブルを使う方法です。
と言っても、これも天板と同じくオーブンレンジの機種によって入れていいものと入れてはいけないものがあります・・・うーんメンドクサイ。
もう一つの手としては耐熱皿を使うという方法です。
ココットやグラタン皿などはオーブンは使えるけど形がちょっと微妙ですよね。
そこで利用したいのがパイ皿です。
浅く広いのでパイを焼くのはもちろん鉄板代わりにクッキーを焼くのにも一応使えます。
しかしターンテーブルやパイ皿では形が丸いのでどうしても角型が必要なロールケーキなどは焼くことができません。
そこで登場するのがステンレスバット。
こちらはオーブン対応しているものと、対応していないものがあるので注意して選んでください。
百均などに売っているものは大抵オーブン対応していませんので使えません。
ただしダイソーには200円ですがオーブン対応のステンレス角型バットがあるとの情報が!
(見つけ次第、紹介したいと思います)
しかしここでもう一つ問題が。
角型のバット、角なのはいいのですが長方形なのがちょっと問題。
ロールケーキは出来れば正方形がいいですよね・・・。
そうなると作るか、ちゃんとした物を買うかのどっちかしかないわけです。
一回ロールケーキを焼くためだけに何千円もする正方形の天板を買うのはもったいないと思ってしまう貧乏性・・・。
でもロールケーキを作りたかったので、牛乳パックを使って正方形の天板を作ってみました。
オーブンの天板の代用として牛乳パックで自作する方法
今回は私が自宅で使っているオーブンレンジに入る大きさの天板を作ろうと思うので、大きさは25㎝×25㎝で高さ1.5㎝の設計です。
使っているオーブンレンジは電響のZEPEAL DO-M1614です。(正直言ってそんなに性能が良いオーブンではありません)
材料は綺麗に洗って乾かした牛乳パック2つとホッチキスです。
まず牛乳パックを継ぎ目に沿って二つとも切ります。
底の部分は使わないのでカット。
両端を1.5㎝ずつ折り曲げます。
牛乳パックのつなぎ目(紙が二重になっている部分)が約1.5㎝なので片方は折り目が付けやすいです。
もう片方は定規などを添えて折るか、あるいは折り目にしたい場所にカッターで薄く切れ込みを入れておくと綺麗に折れます。
底側の辺の角に1.5㎝の切れ込みを入れます。
これを折り込んでホッチキスで止めます。
一枚に付き二か所、合計四カ所、これが鉄板の四隅になります。
二枚の牛乳パックを重ね合わせて、2㎝ずらして側面と底面をホチキスで止めます。
こうすると約25㎝の正方形になると同時に、二枚重ねで厚みが出て丈夫になります。
完成!
小学生の工作レベルですが・・・・!
さて、本当にこれで焼けるんでしょうか?次は実験です!
オーブンの天板の代用でロールケーキは本当に焼ける?
鉄板を自作するのはいいですが、紙だから燃えたり、逆に火の通りが悪かったりしたら元も子もありませんよね。
となれば実験あるのみ。
角型の鉄板が無ければ作れないものと言えばロールケーキ!
ということでロールケーキを作ってみました。
※牛乳パック容器での調理は基本的には推奨されていません。事故につながる可能性もありますのでご自身の判断でお願いします。
参考にしたレシピはこちらです⇒⁂ふわふわロールケーキ⁂別立て
使うときはクッキングシートをちゃんと敷いてください。
そのまま突っ込んだらダメです・・・!←中学生の頃クッキーをそのまま天板に焼き付けたことがある人
で、どうなったかと言いますと・・・。
ごめんなさい、生地はコゲました・・・w
でもちゃんと中まで焼けています。
しっかりロールケーキになりました!
表面が焦げたのは少し温度が高すぎたのかもしれません。
次回リベンジする際には調整した方がよさそう。
角はクッキングシートのおかげでほぼほぼ90度になったので形としては問題ありません。
また、作ってみて分かったのですが、牛乳パック天板は重さが無いことと平らではないので生地を流し込んだ後にトントンと気泡を抜くために底を叩くのが難しいです。
(レンジの機種や性能によって温度や時間は左右されますので、私がつかったオーブンと同じことが起こるとは限りません)
では鉄板代わりに使用した牛乳パックはどうなったのかと言いますと
このように表面が部分的にざらざらになっており、一部の印刷が擦れたのか?ゆがんだ状態になっています。
しかしコゲなどは見当たりませんし、ホッチキスで止めた部分にも損傷は認められませんでした。
牛乳パック自体はケーキを焼く温度では燃えないようですが、表面の防水加工の層が若干溶けかかっている様子。
防水加工が溶けてケーキの中に入ってしまってはいけないのでクッキングシートは必須ですし、もしかしたらレンジの庫内に印刷がついてしまう可能性も考えられます。
そのため今回は牛乳パックだけでやってみましたが、出来ればアルミホイルで全体を包む方がいいかもしれません。
また、今回は無事成功?しましたが、別の機種のオーブンで同じように成功するかどうかは保証できません。
そしてこの牛乳パック製の天板は何度も使えるような丈夫さはもちろんありません。
なので使って1,2回、洗って何度も再利用するようなものではありませんので、何度も何度も天板を使う用であればちゃんとした天板を買うことをオススメします。
《追記》
後日、同じ牛乳パック天板でクッキーを焼いてみたところ、牛乳パックの表面にうっすらとコゲが見えてきました。
クッキー自体は無事に焼けましたが、もう危ないので廃棄した方がよさそうです。
やはり1,2回が限度のようなので、何度も使う用であればちゃんとした鉄板を買った方が安全ですね!
オーブンの天板の代わりになるものまとめ
●牛乳パックで天板を自作する場合には良く洗って乾かした牛乳パック二個とホチキスで作る
●本当に焼けるのかロールケーキを作ってみたところ、一応焼くことに成功!
●ただし一回使ってみると牛乳パックの表面が溶けだしてざらざらになっているので、何度も使用することは無理だと思われる
●また、溶け出したものが食べ物に混ざるといけないのでクッキングシートは必須+溶けた印刷が庫内に着く可能性もあるのでできれば周りをアルミホイルで包む方が良い
貧乏性なので一枚2000円もするちゃんとした天板を買い渋っていましたが、一回ロールケーキを焼くぐらいなら牛乳パックでも十分にできます!
しかし何度もやるなら確かにちゃんとした天板は欲しいかも・・・。
いずれ買う!と思って居ますが果たして・・・・?!
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