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中学受験だけど親が教えられない 親の口出しや関わり方

中学受験

中学受験の特に算数の問題は非常に難解で、そして解き方も特殊です。
そのため6年生ぐらいになると理系の大学を出ているお父さんでも頭をひねる問題が続出します。
そして教え方も相手が小学生なのを考えるとこれまた難しい。
両親そろって教えられない家庭が普通にあっておかしくない事態なんです。
親が教えられないと家庭学習がままならないのか?口出しは本当に必要なのか?
中学受験に対する親の関わり方と考え方を紹介します。

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中学受験なんだけど親が教えられないと家庭学習が難しい?

中学受験の問題集を見て、親御さんが全く解き方が分からないと思うのは仕方がないことです。
教えられないのを苦にされるお母さんや、母親が勉強を見ているのに解説できないと怒るお父さんも時折いらっしゃるようですが、全然恥ずかしい事でも何でもなく普通なので安心してください。
ただ、回答を見れば解き方も載っていると思うのでそれを参考に教えるというのはありです。
特に四谷大塚の予習シリーズは解き方・考え方もかなり丁寧に載っているので、中学受験を経験していないパパママでも意外と教えられるようにできています。

で、何ですが。
教えられるよ、と言っておいてなんなんですが、まず「親だから(大人だから)子供に教えよう・教えなければ」というスタンスから一度脱却してみてください。
教えるんじゃなくって「一緒に考える・勉強する」スタンスに変えるんです。

というのも、確かに教えられるには教えられるんですが、親が教えると色々と弊害が起こることもあるんです。
塾によっては親御さんは教えないでくださいというところもあるそうです。
親子だから先生よりも距離が近い分、感情的になってしまって結局上手くいかなかったり、元々教えるのが苦手で解き方や正解は分かっているけれど上手く教えられなかったり。
色々あるんですが、初めに自覚してほしいのはあなたは親であって先生じゃないってところなんです。

確かに先ほども述べた通り、小学校四年生~小学校5年生の前半ぐらいまでならば、経験がない親御さんでも解き方も正解も分かると思います。
しかし小学校5年生の後半ぐらいからは内容も比較的難しくなっていきますし、また中学受験独特の解き方をしなければならないことがあります。
具体的に例を挙げるとつるかめ算です。
中高生でxとyを使って求める問題を、小学生では習っていないのでつるかめ算の形で解いているんです。
なので、始めて習うつるかめ算を、お父さんお母さんも一緒に勉強してみてください。
それで分からない問題を一緒に解くんです。

とはいえ、それでもやっぱり分からない問題って出てくると思います。
そういう時は塾の先生に質問しちゃってください
何のために塾に通っているのか?宿題を出してもらって丸をもらうためじゃないですよね。
分からないことを教えてもらうために通っているんです。
だから、どうしてわからないのか、どこまでなら分かるのかをはっきりさせたうえで、塾の先生に質問するようにお子さんに伝えてみてください。
お父さんお母さんと一緒に考えてみたけどどうしても分からなかった、それを聞いても塾の先生は怒るわけありませんよね。
塾は正直言って使い方次第でお得にも損にもなります。
高い月謝を払っているんですから、こうなったらとことん使い倒しましょうよ・・・!(笑)

ちなみに、大手の進学塾では質問しづらい・質問できずに理解できないまま終わるという場合には、塾が合っていない可能性があります。
お子さんの性格や気質の問題なのであまり責めないであげてくださいね。
個別の家庭教師や地元の個人塾、あるいは大手でも栄光ゼミナールのような少人数制の体制を取っているところの方が先生との接点が増えるので自然と質問もしやすくなります。
大手には大手の強みがありますが塾はお子さんに合う合わないが一番大事なので、親が分からない教えられないがお子さんの質問できない→理解が遅れるに繋がる様子があれば、転塾も視野に勉強の方針を考えてみてください。

中学受験に親の口出しは必要?どこまで言っていい?

親はどこまで口出ししていいのか、迷ったことは一度や二度じゃないと思います。
でも多分結局口出ししてその時は直るけどいつの間にか元に戻ってて・・・ってため息をついていらっしゃるのではないかと。

まず、勉強の内容については口出しはしない方がいいです。
こっちのページがいいわよ、あの参考書がいいわよって言ってるのって、要は塾の先生のポジションの人が言うことなんですよね。
それでお子さんの成績が伸びればそれはそれでいいんですが、伸びないのであればその口出しは的外れと言うこと。
スパッと口を出すのをやめて、塾の先生の勉強内容はお任せしちゃいましょう。

また、勉強の方法や態度についてですが、これも相性ってものがあります。
ソファーで理科社会の暗記をよくやっているけれど、本当に大丈夫なの?ちゃんと書いて覚えないとダメじゃない・・・って注意するけど本人はこの方がいいの~の一点張りとか。
中には読んで映像記憶として記憶している子もいるので一概にダメとも言いづらいんですよね。
また、普段暗記物は寝っころがってやっているけれど、書かないと分からないような物は実は座って書いて考えている・・・とか、本人なりに工夫していることはあります。
よく観察して、もし工夫しているようであればほっといてもいいんじゃないかと思います。
ただしそれで点数が芳しくない状態になったら、「工夫して勉強しないと、これまでと同じようにやってたらだめだよね?」と言う方向性に話を持って行ってみてください。

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あとは単純に勉強しない子。
これはある程度怒ってもいいと思うんですが、正直小学校高学年にもなると自発的にやろうと思わない限り効果が無いんですよね。
そのためにはその都度口出しをして「勉強しなさい」と言うよりは、一発ガツンと何か衝撃的な体験をさせるのが手っ取り早いです。
例えば模試で酷い点数をとったり、あるいはいつも怒らないお父さんに思いっきり怒られたり。
ショッキングであればあるほど「ああ、やらないとダメだ」って思えてくるので、チクチク口出しするのが続きすぎると麻痺して何も聞かなくなったりすることもあるので注意が必要です。

中学受験に対する親の関わり方

勉強も教えるのではなくて一緒に考える、口出しもあまりしないとなると、中学受験で親は何をしたらいいの?って。
大事なことありますよ!!
それは親にしかできないことで、子供のペースメーカーになることと環境を整備してあげることです。

早い子だと小学校4年生ぐらいから中学受験の進学塾へ通い出します。
そこから3年間、瞬間的にがんばるのではなく、一定のペースで徐々にアクセルを踏み込んで行って最後6年生の2月にエンジン全開にしなければならないのが中学受験です。
そのためには体調管理はもちろん、精神的な安定も必要ですし、モチベーションの維持だって難しいところです。
これらは塾の先生も関わってくれる場合もありますが、多くはお子さん自身と両親がサポートしていくべき事柄なんです。

まず体調管理、受験となると勉強するペースに目がいきがちですが、大事なのは睡眠時間の確保の方です。
4年生ならば約10時間、受験生の6年になったとしても8~9時間ぐらいは確保してあげてください。
そうでなければ昼間起きている間のパフォーマンスが落ちて、それが授業時間に響いて結果的に成績が落ちるなんて悪循環に陥ることもあります。
次いで勉強のペースを管理するのであれば、リビング学習の方がいいですね。
リビングで一緒に宿題に取り掛かったり、予習復習をしてみてください。
また、塾の宿題にかまけて小学校の方をおろそかにするのは絶対にダメ。
そちらもしっかりとやる時間を確保(むしろ小学校の宿題を終わらせてから塾の宿題に取り掛かるように)してみてください。

精神的な安定と言うのは、ストレス発散が主にその役割を果たします。
両親ともに受験で張り詰めているとお子さんはどこでストレスを発散させればいいんでしょうか?
そうなるとピリピリチクチクして、体を壊す子もいるそうです。
なので体を動かして遊ぶタイミングを作ってあげたり、また好きなものを食べに行ったり、何でもいいので勉強と発散のメリハリをつけるようにしてあげてください。
真面目な子ほど受験勉強にのめり込みすぎて、張り詰めた状態になってしまうことが多いです。

最後にモチベーションの維持管理です。
モチベーションを管理するのは大人でも難しいことで子供ならなおさら、でも3年間走りきるには必要なことです。
成績が下がってクラスが落ちてしまったり、逆に運よく点数が取れて有頂天になってしまったり。
モチベーションが下がってしまったら気分転換にどこかへ遊びに行ったり、調子に乗っていたらたしなめたり(こっちはあまりないかもしれませんがw)、どちらも息切れしないために必要なテクニックです。
また、モチベーションを維持するにはちょっとしたコツがあります。
それは夢を語ることです。
「この学校に合格したら○○部に入りたい」とかそういう些細なことでもいいので、お子さんが話をしたらよく聞いてあげてください。
本来はそういった希望を語り合えるお友達がいるのが一番なんですが、同じ塾だからと言って同じ志望校とは限らないですし、ましてやライバル同士になることもあります。
なので夢の話は親が聞いてあげる、そしてその希望をエネルギーにして次を頑張る。
上手くモチベーションをコントロールしてじっくり腰を据えて受験勉強に取り組めるような環境を整備してあげることが親の一番の役割です。

中学受験における親の役割まとめ

●中学受験の経験がない親が教えられないのは普通で全然おかしいことではない
●教えるのは先生の仕事、親はこどもと一緒に考える側として子供によりそう
●口出しが必要かどうかはその瞬間を見るのではなく全体を見て考える
●勉強内容に関しては口出しするのは先生の仕事
●親の役割は受験のペースメーカになることと勉強環境の整備

中学受験の過去問を見てみると学校によっては、理系大学を出たお父さんでも全然解けないような難しい問題が並んでいることがあります。
それを親子で取り組んでいくと、ある瞬間からお子さんの方が先に解けるようになってしまいます。
その時は思いっきり誉めてあげてください。
そういう積み重ねが自信になって、さらに勉強を頑張れる力に繋がって行きます。

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