喪中の連絡をしなければならないけれど
年賀状を出していないのに喪中はがき?
と首を傾げる人、結構いるのではないでしょうか
年賀状がLINEになっているんだから
喪中はがきもLINEになっていいんじゃない?ダメ?
と考えるのは自然な発想だと思います
喪中の連絡をLINEでするのはアリかナシか
また、タイムラインでの連絡や
喪中はがきの代用となるものについて考えていきます
喪中の連絡をLINEでするのはあり?
喪中の連絡は主に12月上旬に喪中はがきでするとおおよそ決まっています
しかし昨今の年賀状離れで年賀状は出さないのに喪中はがきだけ出すの?
と、どこか違和感を覚えている人はいないでしょうか
これは喪中はがきの本来の役割と送る相手を考えて判断した方が良いと思われます
喪中はがきとは
「誰々が亡くなって喪中なので年始の挨拶を控えさせていただきます」
というのをお知らせするための手段です
そのため年賀状をやり取りしている相手に前もって知らせるのが普通です
また「年賀状をやり取りしている相手」というのにも
2.亡くなった方が年賀状をやり取りしていた相手
2.の相手には、あなたが喪主を務めた場合に喪中はがきを送りますが
基本的に喪中はがきは「あなたの関係者」に喪中を知らせるもので
「故人が亡くなったこと」をお知らせするものではありません
「故人が亡くなったこと」をお知らせするのは「死亡通知」と言います
「死亡通知」は故人が亡くなったことをお知らせするため
送る対象は「故人の関係者」となります
この「死亡通知」と「喪中はがき」がごちゃまぜになっていると
ではLINEはどっち?と混乱するもとになってしまうのです
このように本来の喪中はがきの役割を考えていくと
あなたが喪中をLINEでお知らせしたいがいいのか迷っている相手は
喪中はがきを送る相手でしょうか?
それとも死亡通知を送る相手でしょうか?
あなたがLINEを送るという観点から
あなた自身の年賀状(年賀メール・LINE)をやり取りする相手
つまり本来は喪中はがきを送るべき相手であると考えられます
さて、ここからは相手との関係が影響してきます
一般的にですが
年配の方ほど喪中はがきの方が好まれる場合が多いです
逆に言えばLINEやメールで喪中をお知らせすると
軽い・失礼と感じる方がいらっしゃいます
ですが逆に、若い方だと物理的なはがきが来る方が
仰々しいと感じる場合もあります
こればかりはあなたと送る相手との関係次第だと思います
日ごろの付き合いや毎年どのように年始の挨拶をしているのかを参考に
判断した方が良いと思われます
要は礼を欠かないようにお知らせできればよいのではないでしょうか?
私も実は祖父が亡くなった時
喪中はがきをどうするか考えました
結局、年賀状をやり取りする相手がいないので
喪中はがきを出す意味は無いと判断して出しませんでした
代わりと言ってはなんですが
毎年LINEで新年の挨拶をする友人にだけ
喪中のことをさらっと伝えるという方法を取りました
私の場合には年賀状をやり取りしている目上の方というのが
いなかったというのが大きいです
しかし会社の上司など、もしLINEであっさりお知らせするより
ちゃんと喪中はがきを出した方がいいと思う相手がいるのならば
その手間を惜しまない方がいいでしょう
喪中をタイムラインに載せるのはあり?
LINEには自分にあった出来事を
周囲の人にお知らせできるタイムラインという便利な機能があります
では、このタイムラインで喪中であることを知らせるのはありでしょうか?
これはナシだと思われます
というのも簡単な話、見ていない可能性を考えるべきだからです
確かに喪中はがきにしても、喪中LINEにしても
一人一人に送らなければならない手間を考えたら
タイムラインに載せれば簡単でいいじゃないかと考えるかもしれません
しかしタイムラインは流れてしまったらそれまでですし
何より相手が見てくれたかどうか
情報をちゃんと受け取ってくれたかどうかが分かりません
喪中をお知らせする以上
あなたは喪中であることを相手に伝えたいと思っているでしょうから
相手が本当に受け取ったかどうかわからない手段を用いるのは
あまり賢い方法だとは言えません
また賛否有りますが
タイムラインという連絡先が登録されている人であれば誰でも見られる場所に
誰かが亡くなったという情報を載せる・見てしまうことに
抵抗感を感じる方も少なからずいます
その情報をしっかり受け取ってもらいたいからこそ
元々は喪中はがきという形で個人から個人に送っていたことからも
喪中のお知らせをタイムラインで一括で済ませることはおすすめしません
喪中はがきの代用になるものは
喪中はがきの代用として
年賀状を送らない人で相手との関係次第では
LINEやメールもありではないかとは思います
ただし1点、喪中はがきが優れている点があります
それは情報が「埋もれない」ということです
一般的に、喪中はがきは年賀状を用意する前に届くようにするため
到着は12月の上旬です
では12月上旬にLINEやメールで喪中を送ったらどうなるでしょうか?
さてあけおめLINEを…と思った半月後の12月末
喪中がLINEを再確認したいけど、どこだっけ?となりかねません
喪中の連絡を相手に掘り出させる手間という意味では
喪中はがきは圧倒的に優れていると思われます
また、LINEやメールはある種の「返事をしなきゃ」
という感覚を相手に与えてしまいます
そのためただのお知らせとして送ったつもりが
喪中のお知らせをLINEで受け取った相手は返信に頭を悩ませている
・・・なんてことがあるかもしれません
LINEやメールでの年賀状・年始の挨拶が一般的になってきたものの
これ関連する風習の全てをそろえる必要はあるでしょうか?
本来の意味をちゃんと押えつつ
失礼の無いようにお知らせするのが一番大事だと思います
まとめ
●相手が自分の関係者なら一考の余地あり、故人の関係者なら×
●相手と日ごろどのような付き合いがあるか、年賀状は毎年どうなっているか確認
●LINEのタイムラインは使わない方がよい
●喪中はがきは代用できないメリットがある
あなたと、連絡をする相手にとって適切な方法を模索してみてくださいね
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