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アジの開きの食べ方 上手にキレイに食べるコツとマナー

リケジョのおすすめ

アジの開きは美味しいですが、上手に食べられる人と食べられない人がいます。

私は猫跨ぎと言われるぐらい食べ尽くすタイプ、対する旦那は身が残りすぎているタイプ。

結婚○年、私が魚食好きだったので何度も出しているうちに、「魚は骨があってめんどくさい」と言っていた旦那もそこそこ上手に食べられるようになってきました。

だから言いたい、魚は構造と手順を知っていれば大体きれいに食べられるはずー!

ということでマナー云々はさておき、綺麗に美味しくアジの開きをいただく手順です。

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アジの開きを上手にキレイに食べる方法

アジの開きを上手に食べるには、魚のどこに食べられる部分があるのかということと、骨がどこにあるのかというのを把握すればいいと私は考えています。

より簡単に言うならば「食べられる部分を見分け、食べられない剥ぎ取る部分を効率よく取り除く」ということ。

食べられる身の部分がよく分かっていないと焼き魚は身が崩れてボロボロになるし、骨の場所が分かっていないと細かく骨が散乱して汚く見えてしまいます。

 

ただそれだけ、しかしそれが大変。

それが分からないから魚苦手なんじゃ!という人多いと思います。

ですが、アジは魚の形としては一般的なタイプなので、アジの干物が分かれば応用が利くともいえます。

なのでまずはアジで練習してみるのがいいんじゃないかなと思って、アジの開きの食べ方です。

アジの開きを食べる手順

アジの開きには背開きと腹開きがあります。

東が背開き、西が腹開きと言われますが、鮮度が悪いと腹側の身が切れてしまうらしいので腹開きにしてあるものの方が流通としては多いような気がします。

スーパーでよく見かける腹開きを例にどうやって食べていくかの手順でが、簡単に図解すると以下の数字の番号の順に身を取って食べていく手順になります。

●背側から食べる・身側から食べる、どちらが正解というわけではないので、食べやすい方を上に向けていいと思います。

ただ、個人的には皮の処理を考えると魚が苦手な人は身を上にした方が楽かな?と思いますので、今回は身を上に向けた状態で食べ進む手順です。

①頭を左にして手前の身から食べます。ここには骨は無いので安心してください。

②次にもう一つ骨が無い手前側の半身の尻尾に近い部分を食べます。
(ごめんなさい写真撮り忘れたorz)

③手前半身をお箸で割った下半分にはあばら骨があるのでそれを取って食べてください

●上側の身は背骨の下にあるので、背骨を外します。
頭の付け根から背骨を折り、身を抑えつつ背骨を上に引っ張ってみてください。

背骨はお皿の奥の方へ

④奥の半身も手前と同じく、真ん中でお箸で割って食べやすい中央寄りの身からどうぞ。ここも骨はありません。

⑤上の身の尻尾がわを食べます。ここもあばら骨の手前までならば骨はありません。

⑥最後に奥半身のあばら骨を取り除いてから食べます
(ゴメンナサイココも写真撮り忘れ・・・orz)

皮は食べても食べなくても大丈夫ですが、私は好きなのでゼイゴに気を付けながら食べます。

また、黒っぽいお肉の部分は血合いと言って、筋肉の一種なので食べても全然問題はありません。

むしろ私は普通の白身の部分よりも美味しいとさえ感じています。

食べ終わったら背骨を二つ折りにして小骨・皮・頭と一緒にお皿の隅にまとめておくと片付けが簡単になります。

魚の構造を知るともっと楽になる?!

実は、この食べ方は魚の身と骨の位置を理解していれば、別の捌き方や他の魚でも応用が利きます。

まずはアジの開きで、どこに骨があるのかを注目してみます。

①背骨

②あばら骨

③カマの骨

④背びれの付け根の細かい骨

④は気が付かない可能性もありますが、その分間違って口に入れてしまうと「骨ッ」ってなって口から出す羽目になる部分です。

また、面倒なのはあばら骨の部分。

細くて細かい骨が何本も入っています。

私はもうこのあばら骨は先に抜いてしまい、身だけの状態にして骨を気にすることなく食べられるようにしてしまいます。

カマの部分には食べられる身があるのですが、皮の方にひれがあり、また複雑に骨が絡み合っているので魚が苦手であれば三角に折って食べずに置いておいても全然問題なしです。

実は美味しい場所、残していませんか?

ちょっとアジの開きに慣れてきたかな~と思ったら、実は美味しいのに気が付かず残してしまっている部分にも手を付けるのはどうかな~と魚好きからは提案したいところです。

●背骨をはがしたところについている身
難易度:★☆☆
背骨についている茶色く香ばしい部分・・・あれは身ですが、薄いので干している間に水分が抜けて特に味が濃縮している部分です。
歯でこそぎ取ってもいいですが、お箸で端っこを掴んで引っ張れば皮の様に剥けます

●頭の付け根にある身
難易度:★☆☆
実は背骨を折ったところから頭側に皮をめくると、身が三つ並んでいる場所があります。
コレは頭の身。
簡単にスルッと取れて、骨が無いのですぐに食べられます。

●皮
難易度:★★☆
何で背骨についた身よりも難易度が高いのかというと、ゼイゴ(鱗が変化した固い棘のようなもの)があるからです。
これを誤って口の中に入れてしまうと、固いし痛いし、口の中でバラバラになって出すのも大変だし、厄介。
先にゼイゴを取り除いてから口に入れた方が安全です。

●目玉
難易度:★★★
目玉を繰り出して口に入れれば済む話なのですが、真ん丸の白い水晶体と目の周囲を覆う強膜骨という薄い骨の層があります(ほぼ軟骨みたいにやわらかいですが)
これを口から出さないといけないのでめんどくさいかな~と思うし、私は塩焼きの目玉は食べますが干物では食べません。
鮮度的に良い物ならいいんですが、加工品なのでうーんどうなんでしょう?

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アジの開きを食べるマナー

ぶっちゃけアジの開きにマナーなんてなくていい、最も気軽に食べていい魚だと思っているんですが、時に気にする場面があるかもしれないので・・・(ホテルでの朝食とか?)一応心得ておきたいと思います。

●魚をひっくり返すのはダメ
アジの開きだけではなく、魚全般に共通していわれているマナーです。
食べるのは一方向からということですが、家なら気にしなくていいと思います。
魚が苦手な場合には皮を残した方が楽なので、最初に身を上に向けてから食べ始めた方がいいかなぁと個人的には考えています。

●左手で抑えてもOK
抑えないと背骨を抜くのが難しい場合もあるので手は使っても大丈夫です。
ただ紙ナプキンがあれば手が汚れないですし(でも紙が混ざる可能性があるから私は好きじゃないなぁ)、左手で抑えた場合には指は舐めないでおしぼりなどでふき取ってくださいね。
舐めちゃだめですよ(と言いながら自宅では舐める派)

●最後に小骨・背骨・皮・頭など食べなかった部分をお皿の一か所に集めておく
これはお皿を下げてくださる人や洗い物をする方への配慮という意味のマナーと考えています。
お皿に左に集めるらしいのですが、正直料理屋で皿洗いをしていた身からするとどこでも一か所に集めて置いてくれれば御の字というか大助かり。
食べ散らかしている人よりもずっといい印象です。

魚が上手に食べられないと「育ちが悪い」とか言われるらしいですが(マジですか?知らんかった・言うの不粋じゃないですかね)、別にそういうわけじゃなくって多分得手不得手なだけだと思います。

だからマナーは一応覚えておいて、一緒に食事をしている人やお膳を下げたり洗ってくれる人に対して不快に思うようなことさえしなければ、後は美味しく食べればいいんじゃないかな~と思っています。

あじの干物の食べ方アレンジ

アジの開き上手に食べたいけど難しい、ならば別の食べ方にしてしまえば?と思ったり思わなかったりします。

ようは食べながら骨と身に分けるのが大変だから難しいんですよね。

そしたら食べる時点で、つまり調理の段階で骨と身に分けてしまえばいいんじゃないのかしら~と思うんです。

そんな都合のいい料理あるの?ありますよ~。

二つほどご紹介します。

あじの冷や汁
アジの開きを使った冷や汁です。
夏バテの時とか、重宝する美味しい料理です。

あじの干物と青じその混ぜご飯
簡単に言えば、アジの干物の身の部分と青しそとご飯を混ぜるだけ!(もうチョイ薬味が入りますがw)
ご飯と鯵が合うのは間違いがないので、アジの開きを骨とりながら食べるのめんどいなーと思ったらコレかなと思います。

どちらのレシピも焼いた後に身をほぐしてからご飯と合わせるので、入念に骨を取ることができます。

また食べながら骨を取るのではなく、骨を取った後に食べることが出来るので、小さい子がいる場合にも楽かなと。

ちなみに骨を取るのは焼きたて熱い状態の方が取りやすいので、お箸を駆使しして冷める前にやってみてください。

アジの開きが美味しい季節

アレンジも利くし、スーパーにいったら大体どの時期でも手に入るアジの開きですが、一応美味しい季節というものがあります。

アジも魚、生き物なので、年間通して漁獲は出来るものの旬というものがあるんですね。

鯵が美味しいのは春から夏にかけて。

脂が乗っているのでジューシーに焼けます。

 

見分けるポイントとしては、アジの開きのプロポーション(縦横比)を見ます。

脂が乗っている魚は太っているので、長さに対して体が太くなります。

つまり大きくても細長いアジの開きより、丸くて厚みがある方が美味!

大きいからと言って美味しいわけではないので、是非美味しいアジの開きを見つけたら今夜の晩ごはんにしてみてくださいね。

最後に

私が魚好き過ぎて、何度も何度も安いアジの開きをヘビロテし、旦那も「これしかないんじゃ食べるしかない」と下手なりに研究しながら食べてみたところ、数年かけて食べる技術が向上してきました。

当人曰く「食べやすい順序と場所が分かった」とのこと。

上手になったとはいえ、別に目玉や皮は食べません残しています。それでも食べられる。

だから魚食べるのが下手だなぁ上手になりたいなと思ったら、試しに練習してみるのがいいんじゃないかな?って思います。

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