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ソルバーはエクセルで何ができる?すぐ分かる簡単な操作と例

リケジョのおすすめ

Excelでソルバー使って計算しておいて~って言われも、私も最初は「ソルバーってなんすか」って感じでした。

でも使えるようになったら意外と出来るやつで・・・妙なところで活躍してくれることもあります。

そこで、Excelのソルバーは一体何が出来るやつなのか?

ゆるーく計算してみました。
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ソルバーとは何か?簡単ザックリ説明ソルバーについて

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Excelのソルバーとは?

ソルバーとはOfficeソフトのエクセルに付いているアドインです。

アドインとは、基本機能ではないけれど後からそっと機能を拡張してくれるような、後付ソフトみたいなものです。

後付ソフトって、もしかしてお金取るんじゃないの!?って思われた方、安心してください。

ExcelのソルバーはExcelに標準で付いていて、通常はオフになっているだけ。

特別な使用料を取られるようなことはありません。(アドインの中には有料でダウンロードしてくる物もあるそうですが・・・)

そのため安心して使って使って使い倒してあげてください。

ソルバーってどこにあるの?

通常状態のExcelではソルバーはオフになっているので見えませんし使うことができません。

使うためにはソルバーをオンにしてあげなければならないってわけなんですね。

 

ということで、どこにヤツが隠れているのか見ていきます
※申し訳ありませんが私のはOffice2007なので画面が少し違って見えるかもしれませんが、タブなどは同じ名称のところを探してみてください。順序や位置や色が少し変わっているかもしれませんが、必ずあるはずです。

まずはデータのタブで右端に何もないことを確認してください(ここにすでにソルバーが出ている場合にはもう使うことができます)


ファイルのところを押すとこんな感じの画面になるかと思います

ここでオプションをクリック

Excelのオプションが開くので、アドインをクリック

実はいろいろなアドインが非アクティブ状態になっているのが見えているわけですが、一番下の『管理』の部分にプルダウンと設定ボタンがあります。

ここでプルダウンの部分を「Excelアドイン」にして設定を押します

するとExcel上で使えるアドインソフトが出てくるので「ソルバーアドイン」にチェックボックスを入れてOKをクリック

元のデータのタブに戻って見ると、先ほど端っこの何もなかったところに「ソルバー」と出てきて使えるようになります。

 

ちなみにOffice2010からは開発タブが出ている場合には開発タブに「Excelアドイン」と書かれた歯車のマークが二つのボタンが表示されるようになり、チェックボックスのウィンドウが一発出てるようになっているらしいです。

またスペックの低いPCで使う場合、アドインを入れっぱなしにしていると重たくなるらしいので(私はなったことがないので入れっぱなしですが)、同じく先ほどのチェックボックスのウィンドウを開いてチェックを消してOKを押せばソルバーをオフに戻すことが可能です。

エクセルのソルバーは何が出来るやつなの?

これ、意外と説明するの難しいなぁと思うのです。

特に使おうと思ったことがない人、ソルバーが何なのかよく分かってない人には通じにくい。

それを実感したのは私は旦那相手だったのですが・・・

 

「パラメータを推定することができるよ」って言ったら、「パラメータ???」

「中学生の時にやった一次関数のxとyを計算してくれるよ!」といったら「xとy??」

「えーっと、つるかめ算の計算をやってくれる!!!」と言ったら「それが実生活の何に役立つの?」

 

とのことなのですが、例えば『おこづかい500円で駄菓子A50円と駄菓子B40円を一番多く買うには?」ってことができます・・・・が大人の世界で駄菓子ってのもちょっとアレですね。

置き換えるなら『売上100万円に到達するために商品A3万円と商品B1万円をどっちをどれだけ最低売ればよいのか』というのの計算をしてくれたりするというわけです。

 

・・・・と言うのは実はソルバーが出来ることの一つであって全部ではありません。

他に最少数を探したり、今後の伸び率を予想したり(意訳)、最適な組み合わせ方法を探してくれたり。

全て「パラメータを探し出す」ことで可能なものです。

 

が、まずは一番簡単なつるかめ算のやり方を通して、ソルバーをどう動かすと何が出てくるのかを見ていきたいと思います。

ソルバーの使い方

つるかめ算とは、鶴の脚が2本、亀の脚が4本、双方何匹いるか分からないけれど脚の合計本数は○本です。

さて、鶴と亀はそれぞれ何匹いる?ってやつですね。

今回は脚の合計本数は38本とします ※特に意味はないですが咄嗟に思いついた数字

 

まずはExcelに表を作ります。

それぞれの匹数は分からないので空欄にしてありますが、Excelは空欄を自動で0として計算しているので、足の合計本数は現時点ではまだそれぞれ0本になっています(この時点で適当な匹数を入れておいても大丈夫)

ということでこれをソルバーに放り込みます。

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目的セル:鶴と亀の脚の合計の本数

目標値:今回は脚の合計本数なので「指定値」にして38を入力(求めたいものによって最大・最小値を使う場合もあります)

変化セルの変更:変化セルとは今回の場合には鶴と亀の匹数です。いわばここが「パラメータ」となります

とりあえずこれだけの情報で動かしてみましょう

そいや!解決!!ぽちっとな

結果が出たそうなのでOKを押してみます

おうふ・・・鶴も亀も、0.8匹と0.6匹の無残な状態の子がいることになってしまいました・・・w可哀そうに・・・。

コレはアカン!!ちゃんと丸々一匹来てもらわないと!ということで「匹数は整数である」という条件を付けてみます。

その条件付けが「制約条件の対象」というヤツで、何も指定していなければこのように空白になっているので追加を押して条件を入れ込んでいきます

今回は鶴と亀の匹数を整数にするので、セル参照を「鶴と亀の何匹?」のセルにして、制約条件を整数にするための関数である「int」にします。※今回はそういう条件

右端の制約条件に自動で「整数」と入力されますが、例えば「=」を選ぶ場合には制約条件のところに目的の数字を手入力したりセルを参照させたりします

条件を入力したら追加!・・・とすると入力していた内容が消えますが、それで大丈夫。

OKで元の画面に戻ればちゃんと反映されています。何度も入力しなくて大丈夫ですよ落ち着いてください。

この状態でもう一度解決~!ぽちっとな

はい!出ました!

ちゃんと整数です。無残に引き裂かれた個体はいませんでした!!ヨカッタ。

 

 

・・・・って別に手で計算すりゃいいだろ?って思われる方絶対にいると思うんです。(旦那にも言われた)

が、これは鶴と亀の二種類だから手の方が速いと思うんであって・・・

例えばこんなの出はどうでしょうか( ^ω^)

海洋生物なのは私の趣味ですが、脚の本数がそれぞれ異なる動物を5種類取り揃えてみました。

目的の脚の本数は今回は1220本とします!

さあ計算!!!って、コレはしたくないですよね!!!!!

こういう時こそソルバーの出番。

先ほどと同じように、整数の条件付けをして解決をぽちっと押せばほぼノータイムで

それぞれの匹数を出してくれました。

一番多いのはダイオウグソクムシさんだそうです。ちょっと恐ろしい個体数ですな。

ソルバーは何に使うのか

というように、鶴亀算→海洋生物算を見てお分かりいただけたかと思いますが、ソルバーを使うと変数(動物の数)は200まで指定することができます。

これが実際の現場などでは商品の数になったり、顧客の種類になったり、色々と利用の幅があろうかと思います。

 

また、合計の脚の本数の部分は今回は簡単に「足の本数×匹数」としていましたが、ココも数式は自由自在。

四則演算全て入れて大丈夫だし、二乗やLogやルートの計算、微分積分なんかも受け付けてくれます。

 

・・・・っていつ実生活の中で二次関数とか三次関数とかLogとか微積なんか使うよ??って突っ込みが来るかと思いますが、新幹線が出発するときに加速度感じませんかね!? だめ?

トンネルも少し二次関数的な形になっていた方が効率がいいんじゃありませんでしたっけ?(物理苦手マン)

 

とかって、多分生活のありとあらゆるところで意外とソルバーは活躍してくれるんじゃないのかなと思っています(しないだろうな~)

最後に

真面目な話(?)、仕事の場面ではないのですが、ネットゲームをしていた時には自分のステータス計算にソルバーを使っていました。

というのも、基礎ステータスから算出される攻撃力やダメージ数の数式が公開されていない上に難解だったため、どれだけ強化したらどれだけダメージが減るのか分からなかったんですよね

だから攻撃力とダメージの関係のデータを取って、そこから数式とパラメータをはじき出すためにソルバーを使ったところ、意外と精度の良い数式が出せました。

こんな使い方もあるのねぇと思いながらずっぽりとネトゲ沼にはまっていたのですが、実用的と言えば実用的・・・なのかな?(多分違うと思うけど)

 

基本的には『変化する数字の要素が多すぎて計算が上手くできない』という場合に有効な手段となるので、もしそういう場面に出くわしたらソルバーにお任せしてみてください。

大抵の計算はサクッと一瞬でやってくれるかと思います。

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