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オーブン陶芸の皿の作り方 模様や色付けはどうやればいい?

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オーブン陶芸は家庭用のオーブンで食器が作れるんです。
と言ってもやっぱり最初はやり方はよくわからん!分からんけどやってみよう!ということで初心者が実際にお皿を作ってみました。
模様のつけ方から色付けまで自己流ですが、とにかく形にはなりました。
専門的な道具は一切なし、手持ちor百均の物だけでやっちゃいます。
とりあえずやってみたい!という方向け、お手軽オーブン陶芸でのお皿の作り方です。

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オーブン陶芸の皿の作り方は?

私が使ってみた粘土はこちらの

ヤコのオーブン陶土工作用です。
他にも紅陶・黒木節・エコ・Milkの4種類があります。
エコ以外は混ぜることが出来て色を変えることができるようですが(エコは生分解性なので混ぜたらダメ?)とりあえず今回は一番スタンダードな色である工作用を選んでみました。

陶芸というとろくろを使ってシューッとカッコよく作るイメージがありますが、ろくろ自体が高いですしアレはちょっと難しそう・・・。
他に小学生のころにやった陶芸では紐造りや手びねりでやったことがありますが、今回はたたら造りでやってみることにしました。

たたら造りとは、二枚の板と麺棒を使って粘土を一定の均一な板状にして、そこから作りたい形を切りだして成形する方法(らしい)です。※専門家じゃないのでスイマセン
つまり円形に切り出して縁を持ち上げればお皿になる!というわけ。
これなら何とかなりそうかなと思って今回挑戦してみることにしました。
使った道具に関しては順を追って紹介していきますが、『オーブン陶芸の初心者にはどんな道具が必要?始め方は?』でまとめて紹介しているのでチェックしてみてください。

まずはじめに粘土を捏ねて丸めていきます。

パッケージには捏ねなくてもいいって書いてあるんですが、ちょっと硬い感じがしたのとそのままだとちょっと伸ばしづらそうだな~と思ったので親指の付け根らへんに体重をかけながら捏ねていきます。
本当は粘土板(できれば木の)があればよかったんですが、いらない雑誌で代用。
水分が取られてどんどん乾いていくので、必ず瓶に水をたっぷり準備しておいてください。

で、捏ねたままのでこぼこな状態で一度麺棒で伸ばしてみたら、全く表面が綺麗にならなかったので、手の平でコロコロして丸くして、それでも取れないひび割れみたいなものは水を付けた指でなぞるようにして表面を滑らかにしました。

この最初を綺麗にしないときれいに伸びず、結果お皿も綺麗に作れませんでした。
最初っから丁寧にやるのがコツみたいです。

丸くした粘土をたたら板の間において、じんわりと伸ばしていきます。
この時、下にはいらなくなった布を敷いておきます。
そうすると表面に布目の模様が移っていい感じになります。
また、粘土を一回で伸ばそうとすると楕円形になってしまいます。


そのため丸いお皿を作りたい場合には、何回か粘土の固まりを方向転換させながらちょっとずつ伸ばしていくのがいいみたいです。。

(本当は周囲がひび割れないほうがいいみたいです)

伸ばし切ったら切り取りたい型紙を置いてその周囲をカッターでサクサク切り落とします。

今回は丁度いいサイズの型紙を作るのもめんどくさかったので、ガムテープのサイズで切り取っています(Theズボラー)。
ちなみにこの後の乾燥と焼成で10%ほど縮むらしいので、もしきっかりサイズにしたい場合には収縮の度合いを測るために本番作品を作る前に一度練習した方がいいと思います。

オーブン陶芸で模様を描くにはどうすればいい?

粘土を切り取ったら乾燥する前に平らな状態のまま表面に模様を付けをしていきます。

表面に模様を描く方法としては、

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●爪楊枝で描く
●紐を転がす(実際に縄文土器はこうやって模様を付けていたらしいので・・・)
●板で跡を付ける

など、思いつく限りやってみました。
あとはハンコなどでスタンプしていっても多分模様を付けることが出来るかと思います。
ちなみに縄文土器を作ろうとしましたが、どうも上手くいかず(納得いく模様にならなかったw)今回は断念。
爪楊枝で模様を描くのは意外と難しく、なぜかと言うと筋を付けた部分がへこむんじゃなくって粘土が掻き出されて溝の周囲にダマになって汚くなってしまうんです・・・!(写真が無くてゴメンナサイ)
なので、爪楊枝で絵を描く場合には少し書いたら周囲のダマを取って、ちょっと書いてダマを取ってというけっこうメンドクサイ作業をしないと綺麗に行きませんでした。

で、箸を持ち上げて形を作ります

丁度良く乾かす場所が無かったので、百均のワイヤーネットの上で乾かしてみました。
が、これ裏に圧がかかって少しワイヤーネットの跡がついてしまいました・・・orz
こういう時、やっぱり木の粘土板があるといいのかな~と思います。

パッケージには作品のサイズによって1~7日ほど乾燥とあって実際悩んだんですが、(作業できる日にちの関係で)5日間乾燥してみました。
おおよその条件は冬場・室温20度前後・直射日光なし窓際・湿度60%前後、作品サイズが厚さ7mm直径12㎝のお皿です。
結果は特にひび割れはなし。

温度や時間も幅があるのでどうしたらいいのかな~と思ったのですが、オーブンを予熱して170度で45分焼いてみました。
私の使ったオーブンはけっこう安物です(一万円ぐらいのオーブン電子レンジ)。
そのためお菓子を焼いた時とかに、庫内で温度が均一にならないことがよくあったので、中の回転する丸皿がちゃんと回るか確認しました。

焼成後は表面が白っぽくなっていますが、割れナシでした。
なお、丸皿はアルミホイルを巻きつけてガード。
なんでか分かりませんが、焼いたお皿とアルミホイルの接地面が少しくっついていたので、オーブン内の丸皿にそのまま乗せて焼かない方がいいと思います。

オーブン陶芸の色付けはどうやればいい?

高い温度で焼成したあと、オーブンから出して温度が下がるのを待ちます。
ちゃんと下がってから色付けした方がよさそうなので。

使ったのは百均のアクリル絵の具6色入り。
アクリル絵の具を少し水で溶いてペタペタ筆で塗って行きます。

専用の藍Yu~や化粧土「白」も欲しかったんですが、ちょっとお高いのでまた次回の挑戦の時に使用してみたいと思います。

ちなみにこれはお皿と一緒につくった三毛猫さんですが、これを見ていただければ分かるように白はかなりマットに塗らないと地の粘土の色が透けて見えます。

一方、お皿は白地に青と緑でグラデーションを作っています。
白はアクリル絵具を三毛猫と同じように筆で塗っています。
筆の跡が意外と残るので丁寧に泡立たないように塗るのが意外と大変。
次いで、白が乾いた上からキッチンペーパーを使って青と緑の絵具に白の残りを混ぜながらポンポンと叩く感じでグラデーションを作ってみました。

三毛猫さんをみてもらえば分かるかと思うんですが、アクリル絵の具はハッキリくっきりした色を出すのが得意で、グラデーションを特にオーブン陶土の上で作るのは難しそうかなと思ってました。
しかししっかり乾いてさえいれば、スポンジやキッチンペーパーを使えば何とかグラデーションを作ることは出来そうです。

この絵具で色付けしたのが乾燥したらさらに上からコート剤

を塗ります。
絵具が乾いていないと、コート剤で絵具が流れて行ってしまうので注意が必要です。
泡立てないように、出来るだけ薄く塗るように心がけました・・・が結構分厚く濡れてしまった・・・。
このコート剤かなりべとつくので、専用の筆があった方がいいです。
また、乾燥させるときにうっかりチラシの上に置いてしまったのですが、ちらしの文字が少し移ってしまい失敗したな~と。
コート剤を乾燥させるときも粘土板の上の方がいいかもしれません。

コート剤を一晩乾燥させたらもう一度、今度は100度15分オーブンで焼きました。
この温度と時間も作品の大きさやオーブンの性能によるところがあると思うので、プレゼントを作りたいという場合には一回練習してみた方がいいと思います。
完成したのがこちら

色々失敗したな!と思うところはありますが、初心者が始めてでも先生無しでこれぐらいは作れました。

オーブン陶芸での食器の作り方まとめ

●お皿を作る場合には二本の板とのし棒を使ったたたら造りで作るのが初心者には楽かも
●ヤコのオーブン陶土は捏ねなくても作れるけれど捏ねた方が綺麗に出来ると思う
●たたらを綺麗に作るのがお皿を綺麗に作るコツ
●模様を描くのには何か道具があるといいけど、専門的な物が無くても書くことは可能
●絵付けは専用の液体があるといいけれど、アクリル絵の具でも十分に可能。ただし白はマットに塗らないと地の粘土の色が透けるので注意
●アクリル絵の具がしっかり乾いたのを確認してからコート剤を塗る

今回、小学生ぶりぐらいに陶芸をやってみましたが、大人でも十分に楽しいです。
乾燥などもそこまで神経質にならなくても大丈夫そうなので、初心者でも気軽にできるかと思います。
道具や最初にどんなことをやったかについては『オーブン陶芸の初心者にはどんな道具が必要?始め方は?』で紹介していますので(失敗を含めてw)参考にしてみてください。

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